格闘技徒然草

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UFC on ESPN+86:第1試合・タミレス・ビダル vs. モンツェラート・レンドン

女子バンタム級

ブラジルのビダルは昨年11月にUFCデビュー。UFC0勝2敗のパスクアルに鋭い打撃を打ち込み、最後はボディへの飛び膝で嫌倒れさせてのKO勝ち。LFAではタックルでテイクダウンを奪い、そこから引き込んでのギロチンや、ハーフから引き込んでの内ヒールなど思い切った極めも狙いに行っている。25歳。

メキシコ独立記念日に行われたノーチェUFCから1週間遅れのUFCデビューとなるメキシコのレンドン。2020年にプロデビューし、ここまで5戦全勝。バックボーンは柔術(紫帯)。30歳になる直前にアマチュアMMAでデビューし、4年半でUFCまでたどり着いた。34歳と若くなく、キャリアも5戦のみで、本来ならコンテンダーシリーズ出場も難しいところだが、いきなりの本戦デビュー。

レンドンがガードを固めて打撃を出していくが、スピードがない。ビダル様子見しつつロー、右オーバーハンドを入れる。ビダルがプレッシャーをかける。左右のパンチを連打しタックルに入ったビダルだが、両脇を差したレンドンが入れ替えてケージに押し込む。ケージで耐えたビダルは肘を入れて離れた。右を打ち込んだビダルがタックルに。シングルレッグに入るが、今度はレンドンがケージを使って耐えながらパンチを入れる。差し返したレンドンがテイクダウンを狙うが、ケージに寄りかかってこらえた。ホーン。

1Rは僅差だが、打撃の手数でややビダル

2R。レンドンが蹴り足をキャッチしながらパンチを打ち込みテイクダウン。下になったビダルだが足関を仕掛ける。アンクルホールドからヒールホールドへ。足を引き抜いて立ち上がったレンドン。スタンドに戻る。レンドンのパンチが心臓付近にヒットするが、なぜかレフェリーブレイク。再開後カーフを蹴るビダル。効いている。カーフ連打。明らかに効いているレンドンだが、蹴り足を蹴ってテイクダウンし上に。インサイドから体を起こしてパウンドを落とすレンドン。下から手首を使って防ぐビダル。ホーン。

2Rは終盤の攻めでレンドン。

3Rもカーフキックを入れていくビダル。嫌がる様子を見せるレンドン。組み付いていくビダルだが組ませないビダル。またカーフキックを入れたが、レンドンにキャッチされる。引き剥がしたビダル。パンチで出ていくレンドン。レンドンが距離を取りながらパンチを出す。またカーフキックを入れるビダルだが、パンチは距離が遠く空振り。またローを掴まれて倒されたビダル。すぐに足をすくって足関節を狙うが、足を引いて防いだレンドンがパウンドを落とす。レンドンが下からの仕掛けを警戒しながらパウンドで削っていく。ビダル下から十字を狙おうとするが入ることが出来ない。タイムアップ。

2Rは割れる可能性があるが…。

29-28レンドン、29-28ビダル、29-28レンドン。スプリットでレンドン勝利。

2Rはカーフを効かせたビダルと、終盤テイクダウンからパウンドを入れていったレンドンで割れたが、レンドンがUFCデビュー戦勝利。

ビダルはカーフキックが強烈だったが、簡単に掴まれてテイクダウンを許すのと、下になると下から仕掛けていくものの、防がれた場合に立つ動きがなかった。