格闘技徒然草

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UFC on ESPN+86:第2試合・魅津希 vs. ハンナ・ゴールディ

女子ストロー級

3年ぶりの復帰となる魅津希。膝の負傷の治療後、試合できる状況となってからも、試合が組まれるまで1年ほど待つことに。ニューヨークのセラロンゴ・ファイトチームに所属していたが、治療にともない帰国。現在は新宿Me,Weで村田夏南子らとトレーニングしている。女子でトップレベルとも評されるボクシング技術を持つが、アマンダ・レモスにはキャリアで初めてダウンを奪われての判定負け。29歳。

ゴールディはここまでUFC1勝3敗。4戦のうち3戦がフライ級での試合で、フィジカルが強いが、反面ストロー級への減量には苦しんでおり、今回もかなり消耗しての計量クリアだった。MMAの前にはボクシング・ムエタイの試合にも出場しているが、前戦はモリー・マッキャンにパンチで攻め込まれ、ラッシュに嫌倒れしたところでパウンドラッシュされ1RKO負けした。夫のアレックス・ニコルソンには、かつてニコルソンがUFCファイターだった当時に計量会場でプロポーズされており、その3年後にニコルソンはリリースされ、ゴールディはUFCデビューを果たしている。31歳。

打撃の打ち合いから首相撲を仕掛けた魅津希。四つに組み止めたゴールディ。四つで力負けせずケージに押し込む魅津希だが、ゴールディも入れ替えようとする。互角の攻防から離れた。右をヒットさせたゴールディ。カーフキックを入れる。魅津希はやや手数が少ない。パンチで出た魅津希に組み付こうとするゴールディ。魅津希首相撲に捕らえると膝を連打していく。その膝をキャッチしたゴールディがシングルレッグでテイクダウンを取りかけるがこらえて四つに組む魅津希。投げを狙うがホーン。

1Rは大きな差はないが、手数で魅津希

2R。シングルレッグに入ったゴールディだが、魅津希はこらえると逆に首を足をホールドして切る。四つになりテイクダウンを狙ったゴールディを切り替えして上を取った魅津希。ハーフガードからフルガードに戻すゴールディ。魅津希がパスを狙っていくが、足で阻まれてゴールディに立たれる。立った瞬間にタックルを仕掛けたががぶったゴールディ。魅津希が立ち上がりケージ際で四つに。四つでがっぷり組んだゴールディが大内刈りでテイクダウン。下になった魅津希はすぐに足で距離を作って立ち上がることに成功。しかしゴールディは放さずケージに押し込む。肘で押して引き剥がそうとする魅津希だが、四つの強さはゴールディ。またテイクダウンを狙ったが、倒され際に切り返した魅津希。すぐ起き上がるゴールディをがぶると脇腹に膝を入れる。ホーン。

2Rは僅差。

3R。ワンツーを入れる魅津希。打撃にリズムが出てきた。ゴールディのパンチはかわすが、タックルに入ったゴールディ。差し返した魅津希が引き剥がして離れた。ジャブを連続で切れる魅津希。さらにワンツーがヒット。打撃の攻防では差が出てきた。しかしパンチで出たタイミングでゴールディがタックル。四つに組まれたが、魅津希差し返してケージに寄りかかってこらえると、差し返して離れた。また組まれた魅津希だが、すぐに両脇を差す。肘を入れて離れた。ゴールディのタックルを切ってパンチを入れる魅津希。膝を入れるゴールディ。離れた。すぐにダブルレッグを狙うゴールディだが切った魅津希が左ボディを入れる。ケージに押し込みながらパンチを入れる。ゴールディのタックルを切った。タイムアップ。

2Rは微妙だが、1R・3Rは魅津希。解説の宇野は1・2Rゴールディとしているが…。

三者29-28で魅津希勝利!

ゴールディのフィジカル、テイクダウンに思ったよりも苦戦した魅津希だったが、3Rには本来の動きも戻ってきて勝利。