格闘技徒然草

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UFC on ESPN54:第9試合・ビル・アルジオ vs. カイル・ネルソン

フェザー級。ベテラン中堅ファイター同士の対戦。

アルジオはUFC5勝3敗。負けた相手はアンドレ・フィリ、ヒカルド・ラモス、リカルド・ラマスと全員ノーランカー。14歳からレスリングを始め、大学では柔術のプログラムを担当。グラップラーだが、大学時代はボクシングチームのメンバーでもあり、ムエタイの試合にも出場していて打撃も出来る。隣のペンシルベニア州出身・在住。34歳。

カナダのネルソンはUFC3勝4敗1分け。デビューから5戦は1勝4敗だが、そこから2勝0敗1分けと持ち直し生き残っている。ドローとなった試合はチェ・ドゥホ相手に劣勢だったが、ドゥホのヘッドバッドによる減点があったため。2連勝した試合も、勝ちが明確でない3Rに勝負に行かず、物足りなさが残った。32歳。

積極的にパンチ・ミドルで出るアルジオ。ネルソンも右フックを返した。アルジオ左ミドルを入れたが、ネルソンの右フックが側頭部にヒットし効いた。膝を着いたが立つ。ネルソン四つに組んでケージに押し込みダブルアンダーフック。離れたアルジオ。カーフ、前蹴り。ネルソンもローを返す。アルジオダメージは抜けたか。パンチで出る。前蹴り・カーフキック。左ミドル。しかしネルソンの右フックが入りまた効いた!ふらついているアルジオにパンチのラッシュ。アルジオふらつきながらも打ってこいとアピール。が、またパンチを貰ってぐらついたところでレフェリーストップ。

ネルソンこれで3連勝。打撃はフック系のパンチが多くけっして上手くないが、当たれば一発がある。右フックを効かせて畳み掛けKO勝利。試合後にはプレリムで同じく1RKO勝ちしたネイト・ランドワーとの対戦をアピール。

ダウン前に止められたアルジオは納得行かない表情だが、足元がふらついている状態だったので仕方がない。