格闘技徒然草

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UFC on ESPN58:第1試合・ヨセフィン・ノットソン vs. ジュリア・ポラストリ

女子ストロー級

K-1ではKANAと3戦して1勝2敗。最後の対戦は初代女子フライ級王座決定トーナメントの決勝戦で判定負けした。コロナ禍で試合がなくなったのを機にMMAのに転向。Road To UFCでのワンマッチを経て、昨年8月にコンテンダーシリーズで勝利もUFCと契約はできなかったが、翌月に欠場選手の代役でUFCデビュー。相手も当初が欠場して、マーニック・マンとW代役対決となったが、組み・打撃とすべてで圧倒して判定勝ち。しかしまだMMAのトレーニングを始めてから4年で、伸びしろは多い。28歳。

当初、ポラストリ戦は3月に組まれていたが、ノットソンが負傷欠場。ポラストリは3週間後に別の相手との試合が組まれたものの、その試合も流れて、結局3ヶ月後に再度ノットソン戦が組まれている。

ブラジルのポラストリはこれがUFCデビュー戦。2021年にコンテンダーシリーズに出場したが判定負けでUFCとの契約ならず。その後、LFAで女子ストロー級タイトルを獲得すると、昨年9月にコンテンダーシリーズに再登場し、2Rチョークで勝利してUFCとの契約を決めた。12勝中、4KO・3一本勝ちと、ストライカーだが組みも強い。26歳。

両者オーソドックス。ノットソンが詰めてヒジ・首相撲からのヒザを入れる。ケージを背負ったポラストリに左右のパンチをヒット。前蹴り。ワンツーから左ハイ。またケージに詰められたポラストリ。パンチを打ち込みケージ際から逃さないノットソン。飛び膝。さらに前蹴り。ポラストリは手が出せない。残り1分。ポラストリが打撃を出しても、それ以上の手数で反撃するノットソン。残り30秒で首相撲を狙うノットソンだが、ポラストリボディロックからテイクダウン。マウント!パウンドラッシュ!ノットソンシザースで返そうとするが、足がかけられずパウンド・ヒジの連打を打ち込む。ホーン。

1Rポラストリは最後の攻めのみだったので、ノットソンのラウンド。しかし2R以降の展開が変わりそう。

2R。ノットソン前蹴り・ハイ。入ってくるところにパンチを合わせる。組みの距離に入らせない。ポラストリタックルへ。切りきれず倒されたノットソン。ガードを取る。パウンドを落とすポラストリ。ノットソンは下からヒジを入れる。蹴り上げで距離を取ろうとするノットソン。しかしポラストリ上をキープ。さらに下から蹴りを入れるが、顔面にヒットし反則。ノットソンも反則は認識していて、顔は蹴らないようにしていたが当たってしまった。グラウンドで再開。足をサバいてサイドに出たポラストリ。ノットソン、やはりグラウンドはまだまだか。下から足でポラストリの頭を四の字クラッチする。腕が入っていないので特に苦しくはないようだが、ポラストリ動けず。ノットソンも悪い体勢から抜け出せないまま。そのままホーン。

2Rポラストリ。ノットソン、テイクダウンされた後は下から脱出できず。

3R。打撃の手数をさらに増やしてきたノットソン。前蹴り、左右のパンチのラッシュ。ポラストリは首相撲からヒザ。ノットソンかかと落とし。ポラストリタックル。ノットソン切ったが、脇を差して足を外から掛ける。ノットソンが小手投げで投げてテイクダウン。そこからバックを雑に取りに行ったところで下になってしまう。ポラストリハーフから肩固めをセット。マウント。リバーサルして外したノットソン。残り30秒。ポラストリは下からホールディング。タイムアップ。

1R~3Rまですべて割れてもおかしくない。

三者29-28でノットソン勝利。

しかし今回はグラウンドの穴を露呈。3Rテイクダウンを防いだ際に、雑な動きで上を取り返されてしまったのはもったいなかった。

ジャッジは三者とも1,2Rノットソン、3Rポラストリ。