格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFN133:第11試合・デニス・バミューデス vs. リック・グレン

フェザー級

TUF後に7連勝していたバミューデスだが、現在は3連敗。ジョン・チャンソン復帰戦でKO負けしてからはダレン・エルキンスとアンドレ・フィリにいずれもスプリット判定負け。ランク外に落ちている。ここで負けたらリリースの可能性もある。D-1レスラーで川尻からも塩漬けにして判定勝ちしている。

元WSOFフェザー級王者だが特に鳴り物入りではなくUFCと契約したグレン。UFCではここまで2勝2敗(うち1敗はライト級)。ボクシングバックボーンのストライカー。

飛び込んでパンチ・肘を入れるバミューデス。タックルに入るがちょっと遠く切られる。飛び込むバミューデスだがグレンのパンチをもらう。バミューデスタックル。また倒せず。またタックル。懐には入ったが倒せず。グレンのハイ、左ストレートをもらう。パンチで出ていくがグレンの左ハイがヒット。ホーン。

1Rグレン。

2R。バミューデス前に出てパンチを出していく。グレンの左をもらったがなおも出る。レッグダイブ。倒した。足で阻むグレン。がぶりになったバミューデスだが振りほどいて立つグレン。グレンのワンツーをもらったバミューデスだが、またタックルに入りテイクダウン成功。蹴り離して立ったグレン。グレンがスタンドでパンチを打ち込むがバミューデスタックルでこのラウンド3度目のテイクダウン。グレン長い手足で距離を作り立つ。バミューデステンカオ。バミューデスまたレッグダイブ。また倒した。パウンド。ホーン。

3R。バミューデスがパンチで出る。左がヒット。ボディロック。投げを狙ったグレンのバックに飛び乗ったが前に落ちた。しかしすぐ立つバミューデス。またタックル。倒した。足関から立つが、立ち際に膝。そしてまたタックル。なんとか切ったグレン。また倒したが、グレン瞬時に立つ。またタックル。また倒した。今度は寝かされたグレン。グレンガードから肘を入れるがバミューデスパウンド。足をさばいてパス狙い。ガードに戻すグレンだが立たせない。残り50秒で立ったグレン。バミューデスタックル。グレン尻もちからキムラで後方に投げた。両者立ったところでホーン。

判定30-27グレン、29-28バミューデス、29-28グレン。スプリットでグレン勝利。

2R・3Rにテイクダウンを何度も取ったバミューデスだが全く評価しなかったジャッジが1人。ただ倒すだけでは評価されないか。

 

UFN133:第10試合・ランディ・ブラウン vs. ニコ・プライス

ウェルター級。

Lookin' for a Fight出身のブラウン。UFC4勝2敗。前回は同じLookin' for a Fight出身のミッキー・ガルにテイクダウンで上をキープして判定勝ち。

プライスはUFC4勝1敗で、4勝はすべてフィニッシュしての勝利(うち1勝は試合後にマリファナが検出されノーコンテストに)。唯一の敗戦はヴィセンテ・ルケ戦。

勝った方がランカーとの対戦に進めるか。

ブラウンがパンチで出る。右を打ち込んだ。プライス出られない。組んで四つに。ブラウンが首相撲に組んだが、プライスタックルでテイクダウン。ハーフにしてパウンド。ブラウン立った。逆にタックル。スタンドでバックに回り背中に乗る。プライス前転して叩きつけたがバックマウント。しかし反転して上になるとプライスパウンド。ブラウン立つと膝を入れるさらにパンチで攻めたがホーン。

2R。プライスパンチからタックルに。しかし倒せず下になる。蹴って距離を作りスクートに。下から蹴り上げたがパウンドを打ち込むブラウン。プライス下から鉄槌連打。顎に入ってブラウンの意識が飛んだ!KO!

下から足でブラウンの頭を固定して顎に鉄槌連打でKO。これは初めて見た。

UFN133:第9試合・マイルス・ジュリー vs. チャド・メンデス

フェザー級

ランキング12位ジュリー。フェザー級初戦では体重オーバーのシャーウス・オリヴェイラに一本負けしたジュリーだが、キャッチウェイトではないフェザー級の試合では2連勝中。前回は元WSOFフェザー級王者リック・グレンからテイクダウンを奪い判定勝ち。

メンデスは禁止薬物使用による2年の出場停止開け。出場停止前はランキング4位だった。負けた相手はジョゼ・アルドコナー・マクレガー、フランク・エドガーと元王者のみ。D-1レスラーで力強いパウンドも武器だったが、ブランクがどう影響するか。

離れた間合いでフットワークを踏むメンデス。ジュリーは蹴りで牽制。なかなか間合いに入れないメンデス。パンチで飛び込んだがかわされた。ジュリーの牽制が続くがメンデスの飛び込んでの左でもんどりうってダウン!メンデスパウンド連打!バックに回って右のラッシュ!メンデス腕でガードしているが殴られ続けて動けない。レフェリー止めた!

メンデス、衝撃の復活勝利。

UFN133:第8試合・キャット・ジンガーノ vs. マリオン・ルノー

女子バンタム級。ジンガーノ6位、ルノー7位。

現王者ヌネスにUFC唯一の黒星をつけているジンガーノ。9勝のうち8フィニッシュだが、現在3連敗中で約4年勝ち星なし。レスリングとフィジカルが武器。

女子UFCファイター最年長の戦う女教師・ルノー41歳。前回はレスリング五輪銀メダリストのサラ・マクマンに1Rテイクダウンからのパウンドで圧倒されたが、2Rに下からの三角で逆転一本勝ち。ここ4戦は3勝0敗1分け。

前に出てパンチを入れるルノー。ジンガーノはカウンターのタックル。テイクダウン。下で足を効かせるルノー。ジンガーノ立って離れてスタンドに。ルノーがパンチで出てケージに押し込むと肘。ダブルアンダーフックになったジンガーノだが、ルノー飛びつき引き込みで下に。が、ジンガーノ下からの攻めを警戒して自ら立ってスタンドを選択。距離を取り蹴りで攻めるジンガーノ。ジンガーノのパンチをもらいちょっとぐらついたルノーだがまたケージに押し込み。残りわずかでジンガーノ投げてテイクダウン。ホーン。

2R。ジンガーノシングルレッグ。ルノーは引き込み気味に下になる。密着したまま肘を入れるジンガーノ。三角を狙ったルノーだが抜けて立ったジンガーノ。スタンドに。ジンガーノのローでバランスを崩したルノー。ケージに押し込むジンガーノ。テイクダウン。また密着したまま肘。足で引き剥がしたルノー。スタンドに。ジンガーノまた四つに組むが引き剥がしたルノー。ジンガーノまた胴タックル。倒した。また密着したまま殴り続けるジンガーノ。ホーン。

3R。ジンガーノシングルレッグ。ルノーはギロチンで飛びつくがテイクダウンされた。サイド。亀になるルノー。回転してガードに戻したが、また密着したまま殴られる。肘。ルノー何もできない。三角をセットしたいルノーだが密着されていてできない。そのままタイムアップ。

判定30-27×2、30-26の3-0でジンガーノがドミネイトしての勝利。

UFN133:第7試合・エディ・ワインランド vs. アレハンドロ・ペレス

バンタム級。ワインランド15位、ペレス13位。ランキング下位が赤コーナーなのは珍しい。

12年前にWECデビュー戦でバンタム級王座を獲得したワインランド。UFCではヘナン・バラォンのタイトルに挑戦したこともある。WECからの通算で9勝8敗。常にランキングを維持してきたが、じわじわ下がってついに最下位に。打撃が武器のレスラーだが、前回はジョン・ダドソン相手に消極的な展開で判定負け。

TUFラテンアメリカウィナーのペレスはTUF後の初戦で23秒一本負けしたものの、その後は5勝0敗1分け。5勝のうちKOが3つあるストライカー。

パンチを打ち込むワインランド。タックルに入り倒したが、倒された勢いのまま立ち上がったペレス。ボクシングで打ち合う両者。プレスしていくワインランド。狙いすました右。しかしペレスのパンチももらった。ペレスフルスイングの右。しかし浅い。ペレスのパンチをもらっているように見えたワインランドだが、ペレスのローに右を合わせてダウン奪取。すぐ立ったペレスだが追い打ちでパンチを打ち込む。ペレス下がって凌いだ。飛び込んでワンツーを入れたペレス。ワインランドも前に出てパンチを打ち込む。ホーン。

真剣での斬り合いのようなスリリングな試合。

2R。左ハイを入れたペレスだが浅い。ペレスボディストレートからアッパー。間合いを詰めるワインランド。距離がつまりパンチが交錯。アッパーを入れたペレス。ワインランドは右ボディ。両者のパンチが当たりそうで当たらない。ペレスがハイを放ったがバランスを崩し尻もち。間合いを詰めて蹴りを入れたワインランドだが、タイミング的に反則か微妙。ホーン。

3R。また出ていくワインランド。ペレスロー。ワンツー。ボディを入れるワインランド。ペレスのタックルは切る。出ていくワインランドに対しペレス下がり続ける。ただヒット数では差がない。ワインランド出ていくがそこまでヒット数がない。下がっていたペレスだが、最後の10秒はお約束の打ち合いに応じる。ややペレスが攻勢になったところでタイムアップ。

三者29-28でペレス勝利。

UFN133:第6試合・ダレン・エルキンス vs. アレクサンダー・ヴォルカノフスキー

フェザー級。エルキンス10位。

地味な中堅選手だったエルキンスが突如覚醒して6連勝中。ランカーのバミューデスや、ライト級で上位ランカーだったマイケル・ジョンソンにも勝利。しかし今回もノーランカーの地味強が相手と、扱いは相変わらず良くない。

矢地・粕谷・廣田に勝っているヴォルカノフスキーは強力なテイクダウンとパウンドを武器にUFC4戦全勝でランカーとの対戦にたどり着いた。MMAキャリアでの負けもウェルター級時代の1敗のみ。

パンチからミドルを打ち込んだエルキンス。ヴォルカノフスキーもミドルを返す。ガードを固めて前に出てまたミドルを入れるエルキンス。タックルに。しかし切られた上になったヴォルカノフスキーはギロチン。エルキンスタックル。テイクダウン。が、ギロチンを離さないヴォルカノフスキー。けっこうタイト。なんとか外したエルキンスだが、その瞬間に立ったヴォルカノフスキー。前に出たエルキンスにヴォルカノフスキーがカウンターの右を入れる。パンチ連打からケージに押し込んだヴォルカノフスキー。入れ替えるエルキンス。ボディロックしたがヴォルカノフスキーがダブルアンダーフックで引き剥がすと離れ際に肘を入れた。ヴォルカノフスキー右を撃ち抜くとエルキンスダウン!すかさずギロチンにかかえたヴォルカノフスキー。癖?離したヴォルカノフスキーは立ち際にパンチを打ち込む。凌いで打ち返すエルキンスだがスピードがない。効いているか。また右を打ち抜きエルキンスダウン!で、またギロチン。スタンディングで絞めるがエルキンステイクダウンして外した。ホーン。

2R。ニックネームのダメージを十分負っているエルキンスだが自らパンチで攻める。が、ヴォルカノフスキーの右をもらい後退。ヴォルカノフスキー肘。離れるとタックル。倒せず離れる。左ハイ。若干攻め疲れした感のあるヴォルカノフスキーだがエルキンスは自ら手を出していく。ヴォルカノフスキータックル。受け止めたエルキンス。ケージに押し込まれる。離れ際のバックブローは空振り。パンチを打ち込むエルキンス。負ったダメージは明らかに大きいが手を出していく。右ボディを打ち込むヴォルカノフスキー。タックル。しかし自ら離れてパンチを打ち込む。エルキンスが元気になってきた。ヴォルカノフスキーのパンチをもらい明らかにふらついているが、手を出し続ける。ヴォルカノフスキーのバックブローをかわそうとして足がもつれて倒れたがホーン。

2Rもヴォルカノフスキー。

3R。ジャブを入れるヴォルカノフスキー。さらに右、左ハイ。エルキンスタックルに。まーたギロチンを狙ったヴォルカノフスキーだが解除して切る。ヴォルカノフスキーの左フックがビッグヒット。それでも手を出すエルキンス。ヴォルカノフスキーの連打をもらっている。ヴォルカノフスキータックル。テイクダウン。しかしエルキンス立った。またパンチを打ち込みタックルに入るヴォルカノフスキー。離れた。明らかにヒットの数でもダメージでも上回っているヴォルカノフスキーだがなかなか倒せない。残り1分。クリンチしたヴォルカノフスキーにエルキンスがパンチ連打し会場沸く。が、足をかけられ倒された。すぐ立つ。残り10秒の合図で離れてパンチを打ち込み、さらにホーン直前に右を打ち込んだヴォルカノフスキー。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でヴォルカノフスキー勝利。しかしエルキンスもゾンビっぷりは見せつけた。

UFN133:第5試合・ジャスティン・スコッギンズ vs. サイード・ヌルマゴメドフ

フライ級。
計量失敗で階級を上げたスコッギンズだが、バンタムでは1試合のみでまたフライに戻したものの、初戦で佐々木憂流迦に逆転一本負け。ランキング4位のレイ・ボーグにも勝っているが、現在はランク外。

相手はフランク・エドガーのスパーリングパートナーでもあるサイード・ヌルマゴメドフ。これがUFCデビュー戦。ローカル時代はバンタム級だったが、UFC参戦と同時にフライに落としている。

スコッギンズは空手っぽい構え。両者蹴りの間合いで打ち合い。サイードバックスピンキック空振り。スコッギンズもバックスピンキックを見せる。サイードプレスしてケージに追い込むと飛び膝。バックブローを狙ったサイードだがそのタイミングでスコッギンズのパンチをもらいちょっとぐらつく。タックルでごまかした。サイードまたタックルに。四つでこらえるスコッギンズ。離れる。サイードタックルで押し込むとシングルレッグに。片足でこらえたスコッギンズ。スイッチを繰り返すスコッギンズ。サイード飛び込んでパンチを打っていくがかわされる。ホーン。

2R。パンチで出るサイード。投げを狙うスコッギンズだがサイードこらえた。またパンチで出るサイードだがそこにスコッギンズのパンチをもらいフラッシュ気味にダウン。すぐ立った。それでもパンチで出ていくサイード。スコッギンズ頭を振ってかわす。タックルに入るサイードだが切られる。アグレッシブに攻めているがスコッギンズにかわされ続ける。ホーン。

2Rはスコッギンズ。

3R。スコッギンズがパンチで踏み込んだ瞬間にタイミングよくタックルに入りテイクダウンしたサイードリカバリーさせない。上をキープしインサイドから肘。さらに鉄槌を落とすサイードだが、見慣れないレフェリーがブレイクをかける。会場はブーイング。またパンチにタックルを合わせたサイードだが切られた。スイッチを繰り返す両者。スコッギンズは離れた間合いで蹴りを繰り返す。サイードパンチからタックルに入るも切られる。両者決定的なポイントのないまま時間が過ぎていく。どんどん出るサイードだがスコッギンズに距離を取られる。タックルも切られた。タイムアップ。

3Rの手数は五分。テイクダウンしたのはサイードだが…。

29-28スコッギンズ、29-28サイード、29-28サイード。スプリットでサイードUFCデビュー戦勝利。ブーイングも出ていたが、僅差なのでしょうがない。

UFN133:第4試合・カート・ホロボウ vs. ラオーニ・バルセロス

フェザー級

2013年にStrikeforceからUFCに参戦したホロボウだが、1試合でリリース。しかし昨年コンテンダーシリーズに出場しKO勝ちして再契約を勝ち取った(ただし、試合後に禁止されていた点滴の使用が発覚してノーコンテストになっている)。

ブラジルのバルセロスは、RFAフェザー級王者からUFCの契約を果たしたが、昨年10月の試合は相手の負傷欠場により消滅。約9ヶ月越しのUFCデビュー戦となる。柔術七段でレスリングの経験もある父の影響で物心ついた時から柔術を始め、2010年までは柔術・ノーギ・レスリングでブラジル国内トップの戦績を残していた。2012年にプロMMAデビューし11勝1敗。マルコ・ファスのファスVT所属。今回はフェザー級での試合だが、今後はバンタムに落とすことを検討している。

首相撲に捕らえたホロボウだがバルセロスがパンチで引き剥がす。激しいボクシングでの打ち合い。バルセロスがタックルのフェイントからアッパー。打撃戦でややバルセロス優勢。パンチからダブルレッグに切り替えテイクダウン成功。ホロボウ下から腕十字。外してパスするバルセロス。ホロボウうつぶせになり立つ。離れ際にパンチを打ち込むバルセロス。残り10秒でホロボウのタックルにギロチンを合わせるバルセロスだが入ってない。ホーン。

2R。パンチで出るバルセロス。ホロボウもジャブを打ち込む。バルセロスの連打がヒット。シングルレッグでバルセロステイクダウン成功。ホロボウ下から仕掛けるが足をさばいてパスを狙うバルセロス。ホロボウ立つ。立ち際に膝を入れたバルセロス。1Rから動きっぱなしの両者。バルセロスのアッパーがヒット。柔道経験もあるバルセロス、大外刈りでテイクダウンした。ガードから立ったホロボウ。残り1分。バックキックを放つバルセロスだがホロボウに組み付かれスタンドでバックを取られる。自ら膝をついたバルセロス。スイッチを狙うがホロボウを引き剥がせない。股の間から足を取り膝十字を狙ったものの、ホロボウ防いで後ろから殴る。

2Rバルセロス。

3R。バルセロスまたアッパーで出る。左フックが入った。バルセロス前に出てパンチを打ち込む。下がったホロボウの顔面に右アッパー・右ストレート・右アッパーの三連打を打ち込みホロボウダウン!バルセロス追い打ちに行かず勝利をアピール。レフェリー止めた。

ホロボウ納得いかない表情だがストップは妥当。バルセロス、インパクトあるUFCデビューを飾る。

UFN133:第3試合・リズ・カモーシェ vs. ジェニファー・マイア

女子フライ級。
5年前、ロンダ戦でUFC初の女子戦を行ったカモーシェ。昨年12月から階級をフライに落としたものの、同じくバンタムから落としてきたアレクシス・デイヴィスに判定負け。現在ランキング7位。
ブラジルのマイアはInvictaフライ級王者でこの試合がUFCデビュー戦。Invictaではロクサン・モダフェリを王座防衛戦で破っている。ブラジル人でなければTUFの初代フライ級王者決定トーナメントに出場していた可能性は高い。シュートボクセ所属のストライカー。
昔のヴァンダレイのように肩をいかれせてアップライトに構えるマイア。パンチを打ち込むカモーシェ。飛び込んでボディロックから投げを狙う。こらえたマイアの顔面に膝!そこから流れるように外掛けテイクダウン。サイド。カモーシェが肘を打ち込むと亀になりタックルを仕掛けて立つマイア。ダブルアンダーフックでケージに押し込む。ボディに膝を入れるマイアだが動きがなくブレイクがかかる。カモーシェ飛び込んでパンチを打ち込む。マイアも右を放つ。スライディングのようなローキックを入れたカモーシェ。飛び込んでパンチを狙うマイアにカウンターを入れるカモーシェ。ホーン。
1Rカモーシェ。
2R。プレッシャーを掛けるマイア。カモーシェはワンツーからロー。マイアのワンツーがヒット。組み付くとまたダブルアンダーフックで押し込むマイア。しかしテイクダウンを狙うわけでもなく押し込んでボディに膝を入れるだけ。またブレイク。残り1分でテイクダウンしたカモーシェ。サイド。脇腹に膝を入れるとマウントへ。ハイマウントから肘。腕十字を仕掛けたがホーン。
2Rもカモーシェ。
3R。パンチを打ち込んだマイアがコスチュームのずれを気にしたタイミングでカモーシェがタックル。テイクダウン。ガードから腕十字を仕掛けたマイア。カモーシェ立ち上がり腕を抜くと、マイアが立った瞬間にまた倒した。パスしてサイド。すぐマウントに。亀になるマイア。ディープハーフで潜ろうとするが、カモーシェ潜らせずに肘。フルガードに戻すマイア。亀から立ったマイアだが残り50秒。パンチで出るがカモーシェ無理に打ち合わずカウンター狙い。タイムアップ。
30-27×2、29-28の3-0でカモーシェ勝利。

UFN133:第2試合・マーク・デ・ラ・ロサ vs. イライアス・ガルシア

フライ級。

初の夫婦UFCファイターとなったデ・ラ・ロサだが、昨年12月のUFCデビュー戦はティム・エリオット相手に下になり仕掛ける展開も最後は逆に一本負け。嫁のモンタナは先週TUFフィナーレで勝利してUFC2連勝としている。

これがUFCデビュー戦となるガルシアは25歳でMMA5戦全勝。Lookin’ for a Fightで発掘された選手。

四つに組んだ体勢で飛びついて引き込もうとしたガルシア。そのままスタンドで足を昇らせてハイガードを狙うが、デ・ラ・ロサはぐるぐる回って振りほどく。ケージに押し込んだデ・ラ・ロサがテイクダウンするとガルシアはクローズドガード。下から腕十字。デ・ラ・ロサが担ぎ上げてスラムを狙うと解除したガルシア。スタンドに。打撃戦。プレスするデ・ラ・ロサにボディを打ち込むガルシア。ホーン。

打撃の手数ではガルシア、上になっていた時間の長さではデ・ラ・ロサ

2R。ミドルを蹴るガルシア。デ・ラ・ロサがパンチラッシュで出た。ケージに詰めるとボディロック。脇をくぐってスタンドでバックを取る。バックを取られたガルシアは自ら膝をつくが、仰向けにj寝かされバックマウントを取られる。デ・ラ・ロサチョーク。体を伸ばして絞めるとガルシアタップ。

嫁の8日後に一本勝ちでUFC初勝利。

UFN133:第1試合・ジェシカ・アギラー vs. ジュディ・エスキベル

女子ストロー級

6月のUFN131で組まれていたカードだが、ニューヨーク州アスレチックコミッションがアギラーの唇が荒れていたことが原因で試合の許可を出さず直前で中止に。今大会にスライドとなった。

藤井惠引退試合の相手も務めたWSOF女子ストロー級王者のアギラーはUFCではここまで0勝2敗。今年に入ってから2度も試合が消滅しており、UFC3年でまだ3試合目。36歳はUFC女子ストロー級3番目に年長。

エスキベルはTUF23で一回戦負けした後、Invictaでの試合を経て、昨年10月のUFCデビュー戦でいきなりランキング3位のカロリーナ・コバケビッチとの試合が組まれたが、いいところなく判定負け。プロボクシングのキャリアがあるが7勝7敗。

飛び込んでパンチを打ち込むエスキベル。アギラーが首相撲にとらえて膝連打。シングルレッグにつないだ。尻クラッチして倒そうとするがこらえるエスキベル。再度両足を畳んで倒したが、寝かされずに立ち上がったエスキベル。押し込むがアギラーがまた首相撲から膝を入れると離れた。また首相撲から膝を入れたアギラー。エスキベルちょっと見すぎ。最後にパンチ連打で出ていったがホーン。

1Rアギラー。

2Rはエスキベルが飛び込んでパンチ連打を繰り返す。飛び込み際にタックルを合わせるアギラーだがそれは反応して切るエスキベル。アギラーは出てきたところに膝を合わせようとするが、エスキベルが手数で上回る展開に。

2Rややエスキベル。

3R。アギラーが前に出てパンチを入れるが、そこからタックルにつなげると切られる。アギラーが組みに行く展開が増えるがテイクダウンはできずアギラーもパンチ勝負になってきた。手数でほぼ互角の展開のまま残り1分。ダメージ的には両者ほぼないが、アギラーは時折入れる首相撲からの膝が効果的。タイムアップ。

3Rかなり僅差だが…。

29-28×2、30-27の3-0でアギラーがUFC初勝利。しかし内容は僅差だった。