http://www.ufc.com/news/Whittaker-vs-Rockhold-set-for-UFC-221-main-event
11月にマイケル・ビスピンを破りミドル級王座を獲得したGSPだが、体調不良のためにしばらく試合ができないとして王座を返上。暫定王者のウィテカーが正王者に昇格となった。GSPは現在大腸炎を患っているとのこと。復帰時期は未定。
ビスピン vs. GSPはどちらが勝ってももう試合をしないんじゃないかという不安があったが、案の定。誰もGSPをミドル級最強だとは思っていないのと、早めに返上してくれたのは良かった。ウェルターでも現王者ウッドリーや上位ランカーと対戦する期待はあまりない。トップ争いとは無縁の場所でビッグネーム同士の対戦をしてくれたらいい。
正王者に昇格したウィテカーは地元であるオセアニアで初防衛戦。相手はビスピンの前の王者であるロックホールド。ビスピンに敗れた後、負傷もあり1年3ヶ月のブランクが開いたが、今年9月にはWSOF二冠王のデヴィッド・ブランチにTKO勝利して再起戦を飾っている。UFCでは勝っても負けても判定なし。左ミドルを中心とした打撃で弱らせ、柔術でフィニッシュする。負けた2試合はいずれも打撃を貰ってのKO負け。「アンラッキー」「打たれ弱い」のどちらの評価も正しくない気がするが、ウィテカー相手の打撃戦が危険なことには違いはない。
ようやく正常化するミドル級戦線。この2人の勝者には、ビスピンを破ったガステラムや、1月にブランソンと対戦するジャカレイが絡んでくるか。
