フライ級。
廃止決定の情報があるフライ級。前戦で負けた選手はバンタムに上げるチャンスもなくリリース濃厚であると言われ、いつも以上に負けられない試合となる。
モラレスはアルファメールの期待の新星。まだ24歳で、無敗でUFCと契約しデビュー戦も勝利したが、2戦目は現ランキング5位のデーヴィソン・フィゲイレイドにパンチでダウンを奪われパウンドでKO負け。
シェルトンはUFC1勝3敗。すでにUFCからリリースされたことを発表しているジャレッド・ブルックスにも敗れており、戦績的にはフライ級廃止がなくてもリリースの可能性が非常に高い。高速タックルからのテイクダウンが武器だが、一方で被テイクダウンも4試合で12回と多い。
前に出ていくモラレス。両者警戒して手数が少ない。モラレスの右ハイに右ストレートを合わせたシェルトン。モラレスバランスを崩したが、すぐにまた間合いを詰めていく。プレスされケージを背負ったシェルトン。タックルに。切りきれず下になったモラレス。立ったがバックを取られている。後方に引き込んだシェルトン。モラレスは足のフックは防ぐと立って振りほどいた。残り1分。シェルトンまたタックル。テイクダウン。モラレスギロチンに。全力で絞めているが抜かれた。密着したまま細かいパウンドを入れるシェルトン。ホーン。
両者手数が少なく微妙。テイクダウンを2度奪ったシェルトンだがそこからの攻めが少ない。モラレスのギロチンもどれだけ評価されるかで変わってきそう。
2R。シェルトンがモラレスの蹴りに合わせてのタックルでテイクダウン成功。ケージで立ったモラレス。バックを取られているが引き剥がす。スタンドでパンチで出るモラレス。シェルトンタックル。これはこらえたモラレスだがシェルトンが投げてテイクダウン。モラレスすぐに起き上がるとギロチンに捕らえる。引き込んで全力で絞めたが首を抜かれた。シェルトンまたコツコツパウンド。ケージまで移動して立とうとするモラレス。立つとパンチで引き剥がした。残り30秒。モラレスの右ハイがヒット。シェルトンのタックルをがぶると一気にバックマウントを狙う。正対しようとするシェルトンに三角。クラッチしたが時間がないので肘を入れるモラレス。ホーン。
このラウンドも微妙。上になっていた時間はシェルトンだが。
3R。パンチで出るモラレス。逆にタックルに入りテイクダウン。ガードから後転して立ったシェルトン。シェルトンまたタックル。モラレスまたギロチンに入るが、これは苦し紛れ。すぐ抜かれる。ガードからキムラを狙うモラレスだがこれも防がれた。ケージを使って立つ。シェルトンは立ち際に膝を入れた。タックルからドライブしてテイクダウンしたシェルトン。タックルだけは素晴らしい。これで6回目のテイクダウン。立ち際にバックに回ったシェルトン。正対されてもまた倒す。バックを狙ったが立たれた。なおもタックル。モラレスもスイッチから上を狙い、スクランブルの攻防でタイムアップ。
3Rはシェルトンか。
29-28シェルトン、30-27モラレス、30-27シェルトン。スプリットでシェルトン勝利。
僅差とはいえ、30-27と27-30の真逆に割れるとは。
メディアのジャッジではモラレスに入れたジャッジはゼロ。
Eric Shelton def. Joseph Morales :: UFC Fight Night 139 :: MMA Decisions