格闘技徒然草

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UFN142:第10試合・マーク・ハント vs. ジャスティン・ウィリス

ヘビー級。ハント10位、ウィリス15位。

ハントはこれがUFCとの現契約の最終試合。再契約はしないが、引退せず他団体で戦うことを明言している。UFC最年長の44歳で、最近5戦は1勝4敗とさすがに衰えが見えるものの、前回のオレイニク戦はずっと打撃で優勢で、バックを取ったオレイニクがワンチャンスで決めて勝利したもので、前々回のカーティス・ブレイズ戦も、1Rはパンチでダウンを奪う場面があった。

“ビッグ・プリティ”ことウィリスはアメフトからの転向組で、ノーランカーに3連勝してランキング入り。IGFでも2戦して2勝している。勝利はすべてパンチでのKO勝ちだが、大味で、後半はスタミナ切れすることもある典型的メガトンファイター。

左ミドルを入れたウィリス。ハントはロー。ウィリス間合いを詰めてワンツーを入れた。ハントロー。距離を詰めてきた。ハントの右ミドルがヒットするが、ウィリスが左を合わせる。ハント右フック。またミドルを入れたハント。右。ウィリスも打撃勝負か。飛び込んで左を入れたウィリス。ウィリス前蹴り。ミドルを入れるハント。残り30秒。ハントが飛び込んで右を入れた。ジャブを返すウィリス。ホーン。

1Rは手数でハントだが、まだ両者とも様子見。ハントは右のスネをカットした模様。

2R。じわじわ出ていくハントに対し距離を取るウィリス。飛び込んで左を入れた。ジャブを1発入れたウィリス。ハントが距離を詰めてウィリスが下がる展開が続く。下がりながらジャブ。ウィリスワンツー。ハントはじわじわ出てジャブをもらうだけの展開が続く。またワンツーを入れたウィリス。ケージまで下がったウィリスだがサークリングで脱出。ハントも飛び込むがウィリスのステップにかわされる。ハントがパンチを出したところで自分のマウスピースが飛ぶ。はめ直して再開。しかしなおもウィリスの間合いでパンチを貰い続ける展開。ホーン。

2Rウィリス。ハントはダメージはないもののジャブをもらい続けている。ペースを変えないと厳しいが、変えられるか。

3R。右ミドルを入れたハントだが、ウィリスのジャブをまたもらう。前よりも強い一発。ジャブ連打。左ハイ。ハントのミドルはかわされる。ジャブをもらい続けるハント。右オーバーハンドをふるったが届かない。ウィリス左アッパーから右。ハント圧を強めていくが距離がつまらない。ウィリスボディに膝。ハントのパンチは空振り。残り1分。前に出ていくがジャブをもらうだけ。ウィリス最後まで接近戦には付き合わない。タイムアップ。

判定三者29-28でウィリス勝利。

ハントの右スネの出血がどれほど影響があったかわからないが、ウィリスがサークリングしながらのアウトボクシング、鋭い蹴りで、意外に器用に戦って2R以降は完封。