格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC220:オッズ/予想と展望

スティーペ・ミオシッチ 2.30
フランシス・ガヌー 1.63

ダニエル・コーミエ 1.26
ヴォルカン・オズデミア 3.60

カルヴィン・ケイター 2.85
シェイン・バーゴス 1.38

ジャン・ヴィラン1.47
フランシマール・バローゾ 2.65

トーマス・アルメイダ 1.57
ロブ・フォント 2.35

カイル・ボクニエク 2.45
ブランドン・デイヴィス 1.54

アブドゥル・ラザク 1.32
サボウ・ホマシ 3.35

ダスティン・オーティス 2.10
アレクサンドレ・パントージャ 1.67

ダン・イゲ 2.10
フリオ・アルセ 1.67

エンリケ・バルゾラ 1.47
マット・べセット 2.65

マリーナ・モロズ 1.71
ジェイミー・モーイル 2.00

イスラム・マカチェフ 1.37
グレイソン・チバウ 2.90

5回目のボストン大会で、ナンバーシリーズは初回の2010年以来。その時のメインはフランク・エドガー vs. BJ・ペンの再戦。ナンバーシリーズではないが、2年前のUFNではTJ・ディラショー vs. ドミニク・クルーズのバンタム級タイトルマッチが組まれていた。
メインはヘビー級タイトルマッチ。ライジングスターのガヌーが幻想を持ったまま王者ミオシッチに挑戦する一戦。ガヌーが勝てばアフリカ出身選手としては初のUFC王者となる。ヘビー級王座はクートゥア・シルビア・レスナー・ヴェラスケスの2度防衛が最多記録で、ミオシッチも現在それに並んでおり、ガヌーに勝てば新記録。
打撃ではガヌーの破壊力が上か。ミオシッチはタックルを混ぜて撹乱したいところ。D-1レスラーのミオシッチだが、テイクダウン成功率は3割ちょっととあまり高くない。ガヌーはキャリア序盤は割りとテイクダウンを許すことが多かったが、最近はまず打撃のプレッシャーでテイクダウンを仕掛けられることすらなくなっている。
ガヌー優位は動かないと見てガヌーKO勝ち。
セミはライトヘビー級タイトルマッチ。王者コーミエは、前回JJに完敗したが、試合後にJJの禁止薬物使用によりノーコンテストになり王座に返り咲いた。JJの実力にどれくらい薬物の影響があったかは分からないが、試合で圧倒されたのは事実。コーミエに一切罪はないが、最強のイメージのない王者になってしまった。
挑戦者はスイス人として唯一のUFCファイター・オズデミア。当然、勝てば初のスイス人UFC王者となる。UFCデビュー戦のOSP戦では、OSPのタックルを切り打撃を入れる展開で勝ったがインパクトを残せなかったものの、2戦目のサークノフ戦、3戦目のマヌワ戦はともに1分かからない秒殺KO。あまりにも短時間過ぎて実力がまだわからない部分がある。試合が決まってから暴行の疑いで逮捕されるなど、今後に不安が残る部分もある。しかし一発の重さのある打撃を持っており、勝つチャンスは十分ある。
OSP相手にはタックルを切れていたオズデミアだが、コーミエ相手にスタンドを維持できるかは未知数。テイクダウンからコーミエが削る展開になると予想しコーミエ判定勝ち。
メインカードでもセミ前以下のカードは地元マサチューセッツ勢が組まれるなど、ナンバーシリーズにしては弱めのラインナップ。
同日に行われるBellator192はAbemaで生中継されるが、メインカード開始は21日11時から。UFCは第1試合開始は8時半、メインカードは12時開始。UFCの中継をするDAZN(ファイトパスのPPVの場合も)では一時停止などが可能なので、セミ前の時間帯にちょうどBellatorのセミ・メインをやるようならうまくはしごして見たいが、結局セミとメインがかぶりそうなので、Bellatorは全試合終了後に見逃し視聴予定。