ファイト・オブ・ザ・ナイト:ダレン・ティル vs. ホルヘ・マスヴィダル
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ホルヘ・マスヴィダル、ダン・イゲ
ティルが最初のパンチでダウンを奪った時はそのまま終わると思ったし、マスヴィダルが凌いだ後も左がたびたびクリーンヒットしていたので、楽な試合になると思っていた。しかし2Rに入ると左が見切られ、パンチを貰う場面も。それでもまだアップセットの予感はしていなかったが、結末は突然に。
面白い試合ではあったが、もともとティル勝利のお膳立てが出来ているカード。それだけに、逆の目が出た時の会場の盛り下がりっぷりはすごかった。セラーニ戦といい、たまにこういう勝利をするからマスヴィダルと戦う相手はリスキー。それでも、ティルとしてはレスラーとやるよりストライカー同士の方がやりやすかったのかもしれないが。ティルは次はミドル級でやり直したほうがいいかもしれない。
勝ったマスヴィダルはセミで勝ったエドワーズと試合後に乱闘騒ぎを起こした模様。ランキング的にも二人の対戦は釣り合っているが、あまりリアルの揉め事をケージ内に持ち込まないほうがいい気もする。
他にはメインカードに抜擢された25歳のナザニエル・ウッドも今後期待できそう。ここまでは前座~中堅の相手ばかりだったが、3連続一本勝ち。会場人気も高かったので、ロンドン大会の新たなエースになるかもしれない。