格闘技徒然草

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UFC on ESPN+7:第5試合・スルタン・アリエフ vs. 中村K太郎

ウェルター級。

アリエフはヌルマゴメドフの父からサンボを学び、2014年に千葉で行われたコンバットサンボ世界選手権で優勝しているが、UFCではここまで1勝2敗。ローカル時代はほとんどがKO勝ちだったが、UFCでは負けはいずれもKOで、勝った試合もスプリット判定勝ちと力を出せていない。

K太郎はUFC再デビュー後ここまで4勝3敗だが、勝ちと負けを繰り返していて連勝がない。最初の2試合は必殺裸絞めによる一本勝ちだったが、ここ2戦はいずれもスプリット判定勝ちで、内容も消極的になっているのが気がかり。

ミドルを入れるK太郎。アリエフはいきなり右を打ち込んでくる。K太郎はジャブ。K太郎が逆ワンツーで出る。アリエフ単発で強い右を打ち込んでくる。もらったらやばそうな感じ。なんとかクリーンヒットはもらっていないK太郎。前に出て右をヒットさせたK太郎。アリエフ右。下がったK太郎にさらに右を打ち込みK太郎ちょっと効いた。アリエフタックルへ。投げるが押さえ込まれる前に立つK太郎。逆に上を狙ったが立たれる。押し込んだアリエフがテイクダウン。尻もちをつくK太郎だがここでも押さえ込まれる前にケージを使って立った。ダブルアンダーフックに捕らえたK太郎。入れ替えて膝。離れ際に肘を入れたK太郎。間合いを詰めたがアリエフがタックルで押し込む。K太郎両脇を差しているが押し込まれたままホーン。

1Rアリエフ。K太郎の打撃もヒットしているが一発の重さが違う。

2R。慎重なK太郎。じわじわ出るがアリエフに先に打撃を打たれる。アリエフのオーバーハンドの右はかわしたK太郎。なかなか出ていけない。アリエフが前に出てきた。K太郎カウンターを当てるがアリエフタックルで押し込む。両脇を差しているK太郎が入れ替えて離れた。K太郎のパンチにシングルレッグをあわせたアリエフ。K太郎切れずにテイクダウンを許す。スイッチでこらえるK太郎。残り1分。パンチ・肘を入れて抵抗するK太郎。立ったがなおもボディロックしているアリエフ。こらえるK太郎。ホーン。

2Rは微妙だがやはりアリエフか。

3R。間合いを詰めてきたアリエフにパンチを入れるK太郎だがタックルに入られ両足を束ねられる。肘・パウンドで抵抗するK太郎。だが手を離してもらえない。K太郎キムラに捕らえたが逆にバックを許す。フェイスロックを狙うアリエフ。K太郎正対し立った。押し込んでタックルを狙うアリエフ。K太郎脱出して離れたが残り90秒。K太郎先に手を出すがKOを狙う感じではない。逆にアリエフの右をもらう。じわじわ間合いを詰めるが手が出ていないK太郎。タイムアップ。

三者フルマークでアリエフ勝利。

組みで脇もさせていたし、全局面で勝てないとは思えなかったが、アリエフが自分が勝てるポイントで勝負し続けて勝利。K太郎は1,2Rの劣勢から戦法を修正しないまま3Rも落とした。自分の打撃で倒せると信じていたのか。