格闘技徒然草

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UFC on ESPN+7:第6試合・モフサル・エフロエフ vs. チェ・スンウ

フェザー級

UFCデビュー戦対決。ロシアのエフロエフは25歳で10戦全勝。M-1チャレンジではバンタム級王座を獲得しているが、UFCデビューではフェザー級に戻している。同じM-1チャレンジ王者のダミア・イスマグロフは先にUFCデビューし現在前座戦線で2連勝中。グラップリングとテイクダウンが武器。

当初はONE参戦経験のあるムイン・ガフロフと対戦予定だったが、ガフロフがONEとの契約問題のため出場できなくなり、代役としてTOP FCフェザー級王者のチェ・スンウがUFCデビュー。UFCが今年行われる韓国大会に向けて、コリアンファイターの獲得を進めていることもあっての抜擢か。

スンウはストライカー。TOP FCではほぼ韓国人としか試合しておらず、7勝中5KOしているが、世界的なレベルでの実力は不明。

長身で手足が長いスンウ。アッパーで飛び込んだエフロエフ。スンウカウンター。エフロエフ飛び込んでタックル。テイクダウン。サイド。引き剥がそうとするスンウ。ガードに戻した。密着したままパンチを入れるエフロエフ。パスを狙うエフロエフにスンウはクローズドガードへ。パスは防げるがこのままでは1Rを落とす。後転して立ったスンウだが、エフロエフは膝。ケージ際でまたタックルで倒した。立つスンウの頭部に膝を入れる。ホーン。

1Rエフロエフ。

2R。ワンツーを入れたスンウ。右を打ち合うが、バランスを崩してケージまで下がるスンウ。エフロエフすかさずタックル。ケージに押し込み倒しに行く。なんとかこらえるスンウ。倒した。スンウバックを取らせて立とうとするが、エフロエフがスタンドでバックから殴っていく。エフロエフのタックルにブラウン肘を入れるスンウだが後頭部でレフェリーが注意をするも、エフロエフがテイクダウンしたのでそのまま流す。スンウガードから三角。しかし外れると後転してスンウ亀に。左膝をついているスンウの頭部に膝を入れるエフロエフ。反則で注意されるがルールを勘違いしているのかさらにもう1発入れてしまう。エフロエフ減点1。再開。エフロエフが間合いを詰めるとタックルに。スタンドでバックを取られたスンウ。バックから殴っていくエフロエフ。ホーン。

2Rはエフロエフだが反則膝の減点があり9-9。

3R。打撃を入れるスンウだがエフロエフすぐタックル。オクタゴン中央でテイクダウン成功。スンウガードを取るが、もう勝つよりフィニッシュされないことが目的になっているか。背中を向けて立とうとするスンウ。バックを取られるが、スンウ投げを放って引き剥がす。が、すぐにまたエフロエフのタックル。しつこい。引き剥がしてもすぐにタックル。ようやくクリーンに切って離れたスンウだが、すぐに間合いを詰めてくるエフロエフ。スンウがバック肘を狙ったところにタックル。ケージでこらえて肘を入れるスンウ。エフロエフシングルレッグから持ち上げてテイクダウン。スンウすぐにバックを見せて立つが、エフロエフがバックから攻め続ける。タイムアップ。

判定29-27×2、29-26の3-0でエフロエフ勝利。

お互いUFCデビュー戦なのでレベルは不明だが、エフロエフは往年の石田光洋のようなダイナモタックラーぶりを見せて勝利。