格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC234:第7試合・ジム・クルート vs. サム・アルヴィー

ライトヘビー級。

地元オーストラリアのクルートはまだ22歳でK-1ファイターサム・グレコの弟子。前回のUFCデビュー戦はいいポジションをとっても返されるやや大味な試合だったものの、1R残り9秒でキムラでの一本勝ち。デビュー以来の連勝を9に伸ばしている。

ハードパンチャーのアルヴィーはミドル級で体重オーバーしてライトヘビーに上げると2連勝。しかし前回は42歳のホジェリオ・ノゲイラのパンチをもらってダウンしパウンドでKO負け。

ロー、ハイを出していくクルート。いつもどおり腹回りが緩めのアルヴィー、なかなか手が出ない。ワンツー。クルートは距離をキープし右ミドル。距離がつまって右を撃ち抜いたクルート。アルヴィーダウン!完全に効いているが、追撃に行かず勝利アピールするクルート。しかしレフェリー止めずに続行。アルヴィー立つがクルートが右ハイ。キャッチしてテイクダウンしたアルヴィーだがクルートがスイープして上に。パウンド連打。アルヴィー立とうとしたがパウンドを連打し続けたクルート。レフェリー止めた。

アルヴィーはストップに抗議するが後の祭り。

UFC234:第6試合・デボンテ・スミス vs. マ・ドンヒョン

ライト級。

25歳のスミスは昨年コンテンダーシリーズでブラウン肘連打でKO勝ちしてUFCと契約。UFCデビュー戦は、同じくコンテンダーシリーズの勝ち上がりで本来フェザー級のジュリアン・エロサにワンツーを打ち込みダウンを奪うとパウンドでKO勝ちした。

エストロ・キム・ドンヒョンは同姓同名のドンヒョン1号と区別するために今回からリングネームをマ・ドンヒョンとしている。マはマエストロのマ。UFCデビューから2戦は正直UFCのレベルについていけないように見えたが、負けた試合でも無謀な打ち合いで根性を見せると、そこから3連勝。連勝の中には五味やRIZIN参戦中のダミアン・ブラウンもいる。

警戒して手が出ないドンヒョン。スミスもなかなか間合いに入らないが、牽制の打撃をヒットさせていく。それすら出ないドンヒョン。異様に手数が少ない。3分経過し、ようやくローや前蹴りを出し始めたドンヒョン。スミスの右をもらい効いた。下がるドンヒョン。追いかけて連打を入れると前のめりにダウン。スミスが鉄槌を入れるとレフェリー止めた。

消極的な上に何もできなかったドンヒョン。完敗。

UFC234:第5試合・シェーン・ヤング vs. オースチン・アーネット

フェザー級

ニュージーランドのヤングはここまで1勝1敗。代役で出場したデビュー戦はヴォルカノフスキーにドミネイトされ判定負け。2戦目はUFC1勝2敗のロランド・ディにKO勝ち。バックボーンはレスリング。

アーネットはコンテンダーシリーズで負けたにもかかわらずUFCデビューしたが、そこでもKO負け。2戦目も消極的な戦いで判定負け。3戦目は相手のスタミナ切れでようやく判定勝ち。松濤館空手の黒帯。

ヤングが間合いを詰めてパンチを打ち込む。ワンツー。アーネットも打ち返しているが手数で負けてる。ジャブを入れるアーネット。ヤングが前に出てパンチを出しているがヒットが少ない。右ミドルを入れたヤング。ケージに詰めたヤングが連打をヒットさせた。タックルに入ったがホーン。

1Rヤング。

2R。またプレスしていくヤング。パンチ、ローで攻める。アーネットは1R同様距離を取りつつパンチを返す。ミドルをボディにもらったアーネット。若干前かがみ。間合いを詰めるヤングだが捕まえきれない。アーネットの右をもらう。間合いを詰めてヤングがパンチ連打。距離を取るアーネットだが連続でヒットしている。残り30秒でアーネットが逆に出ていくも、ヤングのカウンターをもらう展開に。もっと打ってこいと挑発するアーネット。ホーン。

2Rヤング。

3R。ジャブを突いていくアーネット。ヤングが間合いを詰めてパンチを出していくと後退。ヤングがまた距離を詰めて連打をヒット。手数で負けているのに相変わらず距離を取り続けているアーネット。ヤングの連打をもらい下がる。アーネットも打ち返しているが、KOが必要という認識はない模様。足を止めて打ち合うが、タイムアップ直前に右を撃ち抜かれ貰いアーネットダウン。試合終了。

三者フルマークでヤング勝利。

UFC234:第4試合・カイ・カラフランス vs. ハウリアン・パイバ

フライ級。なぜかまだ組まれるフライ級の試合。カラフランスはRIZINで体重オーバーしてたし、その後はバンタムでやっていたので階級を上げればいい気がするが。

地元のカラフランスは11月のオーストラリア大会でデビューし、同じくUFCデビュー戦の相手に判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。RIZINでは体重オーバーの末に和田竜光に判定負け。

和田に負けているカラフランスに対し、パイバはRIZINで元谷に敗れたアラン・ナシメントとコンテンダーシリーズ・ブラジルで対戦し勝利してUFCと契約。まだ23歳でMMA18勝1敗。ただし、KOと一本勝ちが3回ずつで、判定勝ちが12回もある。

両者間合いに入らず牽制していたが、カラフランスが飛び込んで右をヒットさせる。また右。パイバがタックルに入ったが切られた。パイバまたタックル。ケージに押し込んだが倒せず離れる。距離を取り飛び込んでパンチを入れるカラフランス。パイバは重そうなローを入れる。距離を詰めてパンチを入れたパイバ。両者ちょっと一発を狙いすぎているか。パイバが飛び膝。ホーン。

僅差。手数も五分。ややカラフランスの方が良さそうに見えたが逆もありうる。

2R。間合いを詰めるパイバにカラフランスがシングルレッグ。しかしパイバが潰して上に。サイド。押さえながらパウンド。シングルレッグからのスクランブルで立ったカラフランス。パンチを打ち込むと再びタックル。倒せず離れる。またシングルレッグ。潰され下になったカラフランスに立ったままパウンドを落としていくパイバ。カラフランスは下から蹴りを入れると後転して立つ。飛び込んで右を入れたカラフランス。しかし再びパイバがプレッシャーをかけていく。前に出ようとしたカラフランスにラッシュ。ジャブを入れたカラフランス。パイバ飛び込み右ミドル。打ち合いからまたシングルレッグに入るカラフランスだが、受け止めたパイバがギロチン。後方に回転して上になり絞めたがホーン。

会場はカラフランスの攻撃が入るたびに沸いているが、ヒット数はパイバ。

3R。間合いを詰めてラッシュするパイバ。カラフランスも打ち返す。カラフランスのローをキャッチしてパンチを入れたパイバ。距離を取ろうとするカラフランスを追いかけるようにミドルを出したがローブロー。タイムストップ。再開。カラフランスがパンチで出ていくとボディ打ち。嫌がって下がるカラフランス。パイバが距離を詰めるとタックルに。パイバギロチン。テイクダウンしたカラフランスだが自ら立った。間合いを詰めるパイバだがカラフランスがサークリング。間合いを詰めていくパイバだが下がりながらパンチを入れていくカラフランス。残り10秒でタックル。倒したがすぐ立たれた。タイムアップ。

ケージの上に上がって勝利をアピールするカラフランス。3Rも手数では負けているが…。

29-28、28-29、29-28のスプリットでカラフランス勝利。ホームでなければ…という内容だったが。

UFC234:第3試合・石原夜叉坊 vs. カン・ギョンホ

バンタム級

最近5戦で1勝4敗。前回はピョートル・ヤンに初のKO負けを喫した夜叉坊。日本人UFCファイターとしては唯一の20代だが、これがUFCとの契約最終試合。力を出しきれない試合が続いていたが、今回は負けたら引退の覚悟で臨んでいる。

ギョンホは日本大会で田中路教にスプリット判定勝ちしてから兵役で長期のブランク。その後の復帰戦は打撃戦でブランクを感じさせたものの、ガードからの三角絞めで一本勝ち。しかし、前戦はヒカルド・ハモスに判定負けしている。

ガードを下げた構えでジャブ、蹴りを出していく夜叉坊。ギョンホがプレッシャーを掛けてくる。蹴り合い。出てきたギョンホにカウンターの右がヒット!ギョンホのパンチをもらってぐらついた夜叉坊。追い打ちに来たギョンホにオーバーハンドの左が入りギョンホダウン!明らかに効いているがパウンドに行くとタックルで凌ぐ。放して殴ろうとした夜叉坊だがガードを取ってかわしたギョンホ。ギョンホ立つ。スタンドに。またパンチをもらった夜叉坊。ギョンホが出ると首相撲から膝。一瞬崩れた夜叉坊だが起き上がりパンチの打ち合いに。もらっている夜叉坊は打ち負けているが打ち返していく。しかしギョンホタックル。テイクダウンを許した夜叉坊。寝かされず座った体勢に。バックについたギョンホを前に落とそうとするが、ギョンホはバックから夜叉坊の足をホールドして防ぐ。バックマウントに。チョーク。ギョンホのシザースに左腕も捕らえられている夜叉坊。パームトゥパームで絞められ落ちた。

パンチが入ったところはビッグチャンスだったが、ギョンホにガードで凌がれてしまった。あそこで試合を決められなかったのが結果的に敗着に。

さっぱりとした表情でギョンホの勝利を称える夜叉坊。

UFC234:第2試合・カラン・ポッター vs. ジェイリン・ターナー

ライト級。

ポッターは地元オーストラリア。アレックス・ジョージーズが2週間前に負傷欠場したため、代役としてUFCデビュー戦が決まった。32歳でMMA17勝7敗だが、ここ10戦は9勝1敗。負けた相手は元UFCのマーチン・ヘルド。

ターナーは昨年UFCデビューしたがヴィセンテ・ルケにいいところなくKO負け。まだ23歳。

パンチからタックルに入ったポッターだがターナーが切って逆に上に。ポッターがオモプラッタ。腕を引き抜くターナーだが今度は足関。しかし抜かれた。スタンドに。パンチを貰い動きが止まったポッター。さらにアッパーを貰いダウン。倒れたポッターにターナーがパウンド連打。レフェリーストップ。

初戦はまったくいいところを見せられなかったターナーだが、今度は圧勝。

UFC234:第1試合・ウリジ・ブレン vs. ジョナサン・マルチネス

バンタム級

2017年の上海大会でUFCデビューした中国のブレンだが、前座でも下の方のレベルのロランド・ディに判定負け。続く2戦目はマルロン・ヴェラにKO負けで2連敗。今のところ、UFCでは場違い感が漂っている。バックボーンはレスリングで、タックルだけはそこそこ強いが、テイクダウンしてもそこからがない。

昨年10月に負傷選手の代役としてUFCデビューしたマルチネス。ローカルでは反則負け以外は全勝だったが、1勝3敗のアンドレ・スークムタズ相手に打撃で攻め込まれ判定負けした。バックボーンはテコンドー。

散打っぽい蹴りを放つブレン。打撃で距離を詰め、ケージに詰めるとタックルに。テイクダウン。パウンド。パスしていくブレン。一本超えてハーフに。しかしマルチネスが起き上がりぎゃくにタックルに入って脱出。ブレンがギロチンに抱えるがサイドに出たマルチネス。ブレン亀に。バックから足を一本絡めるマルチネスだが両足のフックは許さないブレン。立って正対に成功。残り1分。ボディに膝を入れて離れたマルチネスだが、蹴りでバランスを崩して下に。ブレンパウンド。ガードを取ったマルチネス。下からの腕十字を捌いてパウンド。ホーン。

1R僅差だがブレン?

2R。ジャブ、ミドルを打ち込んだブレンだがマルチネスも蹴りを返す。マルチネスが左ミドル。両者警戒している。ブレンちょっと出られない。オクタゴン中央でタックルに。切れずに倒されたマルチネス。しかしスイープで返した。ブレンもスイープ仕返して上を取り返す。ハーフ。亀になったマルチネス。ブレンチョーク。しかし若干ずれていて入らず。無理せず放して立ったブレン。バックを取ったマルチネスが鉄槌。逆にチョークを狙っていく。ブレンは亀のまま防御に徹している。ホーン。

このラウンドも僅差だが、最後亀で守ったままのブレンの印象が悪く見える。

3R。ブレンまたタックル。腕を一本差し返したマルチネスだがサバ折りで倒したブレン。マルチネスがケージを蹴って返そうとしたところに腕十字!腕が伸びたが回転して脱出したマルチネス。逆にバックに回るが、ブレンが亀のまま止まっていてバックマウントを取られる。仰向け・うつ伏せと体勢を変えるブレンだがマルチネスがしっかりと上をキープ。パウンド。ブレン反転してようやくマウントから脱出。パウンドを一発落とすとパス。マルチネスがタックルに入るとアナコンダで引き込む。決まらず。残り30秒で引き込むように下になったブレン。マルチネスパウンド連打。嫌がって亀になったブレン。さらに追撃するがタイムアップ。

最後の印象が悪すぎたブレン。腕十字はニアフィニッシュだったが…。

30-27×2、29-28の3-0でマルチネス勝利。

ブレンは3連敗でリリースか。ところどころ悪くない動きは見せていたが、下になって防御に徹し攻めを許すのが印象悪かった。

UFC234:ロバート・ウィテカーがヘルニアの緊急手術のためUFC234を当日欠場。メインが消滅。

本日のUFC234のメインでケルヴィン・ガステラムとミドル級王座防衛戦を行う予定だったロバート・ウィテカーがヘルニアのため欠場に。試合前日の夜に突然腹部の痛みと嘔吐があり、現在手術中とのこと。

メインのタイトルマッチは消滅し、セミに予定されていたイスラエル・アデサニャ vs. アンデウソン・シウバがメインとして行われる。また、第3試合で予定されていたランド・バンナータ vs. マルコス・ロサの試合がセミとして行われる。

 

RIZIN.15:北岡悟 vs. ホベルト・サトシ・ソウザ、伊藤盛一郎 vs. マネル・ケイプ、武田光司 vs. ダミアン・ブラウン決定。

ホベルト・サトシ・ソウザはREALのスーパーライト級(72.5kg)のトーナメントを制して王者となった。トーナメントでは上山龍紀、金子優太(エドモンド金子)、ZUZUに勝利して優勝。柔術では2017年に世界選手権で準優勝している。昨年はMMAの試合よりも柔術グラップリングでの試合が中心となり、11月にホームリングのArzaletで試合が決まったものの、ほぼ無名の韓国人相手に完勝。ここまで6戦全勝ですべてフィニッシュしての勝利だが、ビッグネームとの対戦はこれが初めて。

DEEP王者武田は大晦日ダロン・クルックシャンクにギロチンで一本勝ちしたダミアン・ブラウンと対戦。あの試合はクルックシャンクのポカという気もしたが、欧米の選手との対戦・大会場での試合が初めてとなる武田にとっては楽な相手ではない。

契約体重が71kgなのは、GPを71kgでやるつもりだからとのこと。これまでずっと70kgでやってきたのになぜ?五味が70kgに落とせないからか?71kgにも落とせないのではないかという気がするが。

伊藤は2017年4月に紀左衛門に勝って以来のRIZIN出場。2017年12月に朝倉海戦が組まれていたが負傷欠場。昨年10月の復帰戦でZSTの王座防衛戦に臨んだが、竿本樹生に敗れて王座から陥落している。

UFC234:オッズ/予想と展望

ロバート・ウィテカー 1.41
ケルヴィン・ガステラム 3.05
イスラエル・アデサニャ 1.15
アンデウソン・シウバ 5.75
ハニ・ヤヒーラ 2.05
リッキー・シモン 1.80
モンタナ・デラロサ 1.40
ナディア・カセム 3.10
ジム・クルート 1.74
サム・アルヴィー 2.15
デボンテ・スミス 1.43
マ・ドンヒョン 2.95
シェーン・ヤング 1.34
オースチン・アーネット 3.48
カイ・カラフランス 1.33
ハウリアン・パイバ 3.50
石原夜叉坊 4.35
カン・ギョンホ 1.24
ランド・バンナータ 1.29
マルコス・マリアーノ 3.80
ジェイリン・ターナー 1.39
カラン・ポッター 3.15
ウリジ・ブレン 2.60
ジョナサン・マルチネス 1.54

オーストラリア大会のメインは現状最後のTUFであるTUF28のコーチ対決。例年、TUF終了後の12月に行われるのが恒例だったが、今回はウィテカーの負傷もあり2月に行われる。王者ウィテカーも挑戦者ガステラムもTUFで優勝した選手。

ミドル級復帰以来負け無しのウィテカー。王座決定戦も初防衛戦も相手はロメロで、ロメロ以外の選手との対戦は2017年4月のジャカレイ戦以来。各階級大型化しているMMAだが、両者とも元ウェルター級の選手ということもあり、階級の平均より小さい。特にガステラムは175cmしかなく、ウェルター級としても小柄。

お互いにレスリングのキャリアがあるものの、武器は打撃というところも共通している。レスリングはテイクダウンディフェンスが主体で、自ら寝技に持ち込むことは少ない。10th Planetの黒帯も持っているガステラムだが、まず打撃でダメージを与えない限りはウィテカーからテイクダウンを奪うのは難しいだろう。

打撃ではパンチ主体のガステラムに対してウィテカーは蹴りもある。ウィテカーにとっては前回・前々回対戦したロメロと体格が近く、飛び込んでのパンチを警戒するという意味では共通する上に、テイクダウンにそこまで驚異がないという部分では楽に戦えるか。

ウィテカーKO勝ち。

セミはレジェンドのアンデウソンが2年ぶりの復帰戦。2017年2月にデレク・ブランソンに勝ち4年半ぶりの勝利を手にしたが、5月のガステラム戦はガステラムがマリファナ検出の出場停止によりキャンセル。11月に組まれた再戦は、アンデウソンが汚染されたサプリメントによるドラッグテスト失格でキャンセル。

ビスピン相手にKO寸前のダウンは奪ったものの全体的に手数が少なく判定負け。前回勝利したブランソン戦も同様で、勝ったがメディアのジャッジではほとんどがブランソンを支持する内容だった。2年のブランクで43歳。果たしてどれだけ動けるのか。

相手はハイレベルキックボクサーのアデサニャ。まだトップグラップラー相手に寝かされた時の対処には不安が残る部分もあるが、アンデウソン相手にはその心配はいらないだろう。

今大会一番の大差のオッズになっているのも仕方なしか。アデサニャKO勝ち。

プレリムでは夜叉坊がUFC生き残りを賭けた試合に臨む。27歳の夜叉坊は現日本人UFCファイター6人のうち、唯一の20代(朱里は8日に30歳)。連敗中で、この試合がUFCとの契約最終試合となる。ここ5戦で1勝4敗なので、負けたら再契約はまずない。以前はUFCからリリースされたらRIZINに出ると言っていたこともあるが、今回は「負けたら引退」を公言している。

相手は盟友の田中路教にスプリット判定勝ちしているカン・ギョンホ。ギョンホは兵役による3年3ヶ月のブランク後は1勝1敗。前回スプリット判定で敗れた相手も田中路教を破っているヒカルド・ハモス。フィジカルが強くアグレッシブ。グラップラーだが打撃もできる。正直、カットファイトの相手としては厳しすぎる。オッズもアンデウソンに次ぐアンダードッグ。

UFCデビューから2戦は実力以上のものが出ていた夜叉坊だが、最近の負けは、1RKOされたヤン戦を除けば、実力を出し切れていなかった。楽な展開になることはないと思うが、なんとか生き残って欲しい。

第1試合開始は10日朝8時半。メインカードはWOWOWで生中継される。速報します。

2019年2月のMMAイベント&視聴環境まとめ

日時はすべて日本時間。基本的に、「日本のどこでもリアルタイムで見られる」ものを優先して紹介。
※2.7Update

3日 UFC on ESPN+2

開催地:ブラジル・フォルタレザ
第1試合開始時間:7時 メインカード開始時間:10時
放送媒体:ファイトパス、DAZN(メインカードのみ)
主な対戦カード

10日 UFC234

開催地:オーストラリア・メルボルン
第1試合開始時間:8時30分 メインカード開始時間:12時
放送媒体:ファイトパス(プレリムのみ)、WOWOWUFC.tv・Amazon(メインカードのみ)
主な対戦カード

16日 Bellator215

開催地:アメリカ・コネティカット
第1試合開始時間:9時 メインカード開始時間:11時
放送媒体:公式サイト(プレリムのみ)、DAZN(メインカードのみ・予定)
主な対戦カード

16日 InvictaFC34

開催地:アメリカ・カンザス
第1試合開始時間:10時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:ファイトパス
主な対戦カード

  • フライ級王座決定戦:ヴァネッサ・ポルト vs. パール・ゴンザレス

16日 ONE Championship:CLASH OF LEGENDS

開催地:タイ・バンコク
第1試合開始時間:21時 メインカード開始時間:22時30分
放送媒体:twitter(プレリムのみ)、AbemaTV、ONEアプリ
主な対戦カード

17日 Bellator216

開催地:アメリカ・コネティカット
第1試合開始時間:9時30分 メインカード開始時間:12時
放送媒体:公式サイト(プレリムのみ)、DAZN(メインカードのみ)
主な対戦カード

18日 UFC on ESPN1

開催地:アメリカ・アリゾナ
第1試合開始時間:7時30分 メインカード開始時間:11時
放送媒体:ファイトパス、DAZN(メインカードのみ)
主な対戦カード

22日 ONE Championship:CALL TO GREATNESS

開催地:シンガポール・インドアスタジアム
第1試合開始時間:19時 メインカード開始時間:21時30分
放送媒体:twitter(プレリムのみ)、AbemaTV、ONEアプリ
主な対戦カード

  • キックルール女子アトム級タイトルマッチ:スタンプ・フェアテックス vs. ジャネット・トッド
  • キックルールフライ級:ペッダム・ガイヤーンハーダオ vs. 工藤政英
  • 女子アトム級:V.V Mei vs. メン・ボー
  • 女子ストロー級:ローラ・バリン vs. 三浦彩佳
  • バンタム級:今成正和 vs. ムハマド・アイマン

23日 ROAD FC 052

開催地:韓国・ソウル
第1試合開始時間:16時30分 メインカード開始時間:未定
放送媒体:YouTube
主な対戦カード

  • 100万ドルライト級トーナメント決勝戦:シャミール・ザフロフ vs. マンスール・ベルナウイ
  • バンタム級タイトルマッチ:キム・ミンウ vs. ムン・ジェフン

24日 UFC on ESPN+3

開催地:チェコプラハ
第1試合開始時間:1時(予定) メインカード開始時間:4時(予定)
放送媒体:ファイトパス、DAZN(メインカードのみ・予定)
主な対戦カード

  • ライトヘビー級:ヤン・ブラホヴィッチ vs. チアゴ・サントス
  • ヘビー級:ステファン・シュトルーフ vs. マーカス・ホジェリオ・デ・リマ

24日 Bellator217

開催地:アイルランド・ダブリン
第1試合開始時間:未定 メインカード開始時間:未定
放送媒体:公式サイト(プレリムのみ)、DAZN(メインカードのみ・11時からのディレイ中継)
主な対戦カード

・その他(MMA以外の格闘技や当日中継未定のものなど)

3日 QUINTET FIGHT NIGHT2 in TOKYO

開催地:東京・アリーナ立川立飛
第1試合開始時間:15時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:UFCファイトパス、UFC日本語サイト(無料)
主な対戦カード

10日 Bellator NEWCASTLE

開催地:イギリス・ニューキャッスル
第1試合開始時間:5時 メインカード開始時間:7時
放送媒体:未定
主な対戦カード

  • ライト級:パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ vs. ライアン・スコープ

11日 KNOCK OUT:THE ANSWER IS IN THE RING

開催地:東京・大田区総合体育館
第1試合開始時間:16時30分 メインカード開始時間:未定
放送媒体:twitter(Periscope)
主な対戦カード

  • 61.5kgアジアトーナメント準決勝:森井洋介 vs. チャンヒョン・リー
  • 61.5kgアジアトーナメント準決勝:ヨードレックペット・オー・ピティサック vs. ボルドバートル・アルタンドルグーン
  • 65kg契約:不可思 vs. チャド・コリンズ
  • 70kg契約:緑川創 vs. 北斗拳太郎

11日 シュートボクシング 2019 act.1

開催地:東京・後楽園ホール
第1試合開始時間:17時30分 メインカード開始時間:未定
放送媒体:AbemaTV
主な対戦カード

  • 65.0kg契約:海人 vs. ポンシリー・ポーシリポン
  • 62.0kg契約:村田聖明 vs. ヒンチャイ・オー.センスックジム
  • 女子48.0kg級:MIO vs. 寺山日葵

16日 Krush.98

開催地:東京・後楽園ホール
第1試合開始時間:18時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:AbemaTV、GAORA
主な対戦カード

  • 55kg王座決定トーナメント決勝3分3R・延長1R:軍司泰斗 vs. 玖村将史
  • 90kg級王座決定トーナメント一回戦3分3R・延長1R:愛鷹亮 vs. RUI
  • 90kg級王座決定トーナメント一回戦3分3R・延長1R:OD・KEN vs. 植村真弥

17日 PANCRASE REBELS RING.1

開催地:東京・スタジオコースト
第1試合開始時間:第1部11時15分・第2部17時30分 メインカード開始時間:19時
放送媒体:ファイトパス・エムキャス、TOKYO MX(第2部)
主な対戦カード

  • 70kg級タイトルマッチ:日菜太 vs. シップムーン・シットシェフブンタム