格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN TRIGGER 1st:第6試合・釜谷真 vs. ダイキ・ライトイヤー

61kg契約。

釜谷タックル。ダイキギロチンに抱えるがテイクダウンされる。ハーフ。スイープしたダイキ。釜谷の立ち際にバックにつこうとするが、ケージ際を背にバックに回らせない。レフェリー早めのブレイク。ジャブの刺し合い。ダイキのワンツージャブを返す釜谷。ダイキまたワンツー。ゴング。

2R。ダイキが出るところに左フックを引っ掛けた釜谷。バランスを崩したダイキにパンチで攻め込む釜谷。タックルに入るが切られた。ジャブを入れるダイキ。カーフキックを入れる釜谷だが、タックルにダイキがカウンターの膝。ダウン!KO。

釜谷は膝をもらってダウンした際に右足を負傷したとのこと。

RIZIN TRIGGER 1st:第2試合・加藤ケンジ vs. 藤原克也

61kg契約。

加藤の左がヒットしダウン気味に倒れた藤原。加藤パウンド。藤原立って四つになるが、離れ際のパンチで加藤の腰が落ちる。しかしすぐにパンチを返しまたぐらついた藤原。やや落ち着いて打撃を入れていく可能。藤原は鼻血。左がヒット。前蹴り。ジャブ、前蹴り。藤原の鼻血がひどくタイムストップ。ドクターチェック。再開。組んだ加藤。藤原ケージに押し込む。加藤テイクダウンしパウンド。藤原立つが、また外掛けテイクダウン。残り35秒だがマウント。しかしすぐ亀になり立つと加藤降りる。パンチを入れた加藤。藤原飛び蹴りを放つがゴング。

2R。パンチで出る加藤。ジャブがヒットしている。もらっている加藤。スタンディングで打たれる藤原を見てダウンなどはないがレフェリー止めた。

ONE NEXTGEN3:メインイベント・アレックス・リト・アディワン vs. ジャレッド・ブルックス

ストロー級。アディワン5位。ブルックスはONE初参戦。

ブルックスタックル。テイクダウン。アディワン下からブルックスの左腕を小手に巻く。ブルックス持ち上げて歩くとスラムで背中から落とす。ケージ際。ケージに押し付けながら至近距離で肘を入れるブルックス。一本またいでハーフにして肘。ガードに戻すアディワンだがケージに押し込まれ続けて身動きが取れず。距離を作りケージで立ったアディワン。前蹴りを入れた。ブルックスはステップして距離を取る。アッパーを入れるアディワン。売ってこいとアピールするブルックスだが、残りわずかでステップして距離を取る。ゴング。

2R。ミドルを入れたアディワンだがパンチを返すブルックス。ダブルレッグで飛び込んだ。テイクダウン。ケージを背負いながら立とうとするアディワンだがブルックスは寝かせて肘。アディワンがケージを使って立とうとしたが、その瞬間にブルックスが飛びつきギロチン。ぶら下がって絞めるブルックスだが耐えるアディワン。ブルックス降りた。四つから膝を入れるアディワンだがローブローに。同じ体勢から再開。ブルックスすぐダブルレッグに入りテイクダウン。マウント。肩固め。アディワンタップ!

ストロー級世界ランキング1位のブルックス、ONEデビュー戦でランカーに完勝。

ONE NEXTGEN3:アレックス・シウバ vs. レネ・カタラン

ストロー級。シウバ4位。

シウバタックル。カタラン下からハーフネルソン。しかしシウバハーフからパスしてニーオンに。じわじわ移動し上四方に。カタランは下から殴って抵抗。ブリッジで一気に返したカタラン。シウバ腕十字。下から抱え十字で極めてタップアウト!

UFC on ESPN+56:メインイベント・ケトレン・ヴィエイラ vs. ミーシャ・テイト

女子バンタム級ヴィエイラ7位、テイト8位。

ランキング最高2位まで行ったヴィエイラだがこれがUFC初メイン。押さえ込みで勝つスタイルのためになかなか評価が上がらない。アイリーン・アルダナに1RKO負けでMMA初黒星を喫すると、2月の前戦はヤナ・クニツカヤを得意の押さえ込みで攻めたものの、押さえ込むだけでその先の攻めがなかったためにジャッジからは評価されず、メディアのジャッジの過半数ヴィエイラを支持する内容での判定負け(ただ、ありえない判定ではなかった)。ランキングも大きく後退した。

5年前、29歳で一度引退してから7月に現役復帰した元王者のテイト。初戦でいきなりランカーのマリオン・ルノーに完勝したが、ルノーが4連敗中の44歳で、その試合で引退を宣言していたことを考えると、割り引いて見る必要がある。しかし動きは引退前と遜色なかった。今回が本当の実力を試される試合となる。

ワンツーを入れたヴィエイラ。テイトじわじわ間合いを詰める。ヴィエイラのジャブがヒット。リーチに勝るヴィエイラに対し、パンチの間合いまで入れないテイト。パンチを出したがヴィエイラのジャブをもらう。テイト飛び込んだが、またヴィエイラのパンチをもらう。また飛び込んだテイト。左右のパンチを打ち込みながらケージまで詰めて組み付いたが、ヴィエイラ引き剥がし離れる。残り1分。また組んでケージに押し込むテイト。しかし引き剥がしたヴィエイラ。残り30秒でヴィエイラシングルレッグ。こらえるテイト。がぶって切った。ホーン。

1R微妙。打撃のヒット数だけならテイトだが。

2R。ヴィエイラ出てきた。パンチがテイトの顔面にヒット。踏み込んで右をヒットさせたテイト。カーフキックを一発入れたヴィエイラ。テイト間合いを詰めて打ち合いに。ヒット数は五分だがややヴィエイラが上か。テイト出た。ヴィエイラのパンチを貰いながらも右をヒットさせる。またパンチを貰いタックルに入ったテイトだが切られた。ヴィエイラのローに合わせたタックルも切られる。ヴィエイラは出ずに待ちの構え。テイトが出るところにパンチを合わせていく。ホーン。

2Rも僅差。ややヴィエイラか。

3R。ワンツーを入れたヴィエイラ。ジャブ。飛び込むテイトだがヒットせず。テイトのアイポークがありタイムストップ。再開。出ていくテイト。しかしパンチがヒットする間合いよりも遠い。ヴィエイラもテイトを待って、入ってくるところにパンチを合わせようとする。ヴィエイラワンツー。テイトのタックルを切ってパンチを入れた。間合いを詰めてきたテイトだが、ジャブを放ったところにワンツーを返される。またパンチで出たテイトに右を当てた。テイトタックルへ。ケージで耐えるヴィエイラ。切って離れた。テイト残りわずかでケージに押し込む。ホーン。

3R、手数ならテイト。

4R。テイト飛び込み右をヒット。また右。さらに飛び込みタックルへ。テイクダウン。すぐに背中を向けて立つヴィエイラ。テイトがバックからクラッチして倒そうとするがクラッチを切るヴィエイラ。正対されるがケージに押し込みながら殴るテイト。離れた。テイト飛び込んでワンツー。テイト首相撲に捕らえるが、ヴィエイラがパンチ連打で抵抗し引き剥がした。また右を狙うテイト。テイトのローにワンツーを合わせたヴィエイラ。さらに右。テイト組み付くが肘で引き剥がしたヴィエイラ。押し込んでいくテイト。ホーン。

このラウンドはヴィエイラ

5R。両者ようやく手数を増やしてきた。テイトタックル。止められ離れる。打撃からまたタックル。止められた。ヴィエラ間合いを詰める。出てきたテイトのボディに膝を入れると右。ヒットしテイト鼻血。それでも先に飛び込むのはテイト。ヴィエイラ待ち構えて打ち返す。出てくるテイトにジャブを合わせるヴィエイラ。残り10秒でヴィエイラは距離を取り逃げる。タイムストップ。

48-47×2、49-46の3-0でヴィエイラ勝利。

先に仕掛けていたのはテイトで、単純なヒット数もテイトだったが、強打を入れていたのはヴィエイラ。どのラウンドも僅差だった。

UFC on ESPN+56:セミファイナル・マイケル・キエサ vs. ショーン・ブラディ

ウェルター級。キエサ6位、ブラディ14位。

ライト級でTUFを制したキエサだが、体格的にライト級への減量は無理があり、計量失敗を機にウェルター級に転向すると4連勝。ウェルター級が本来の階級だったようで、動きも格段に良くなっている。今年8月、ヴィセンテ・ルケに勝って5連勝としていればタイトル挑戦のチャンスもあったかもしれないが、得意のチョークを凌がれたところでダースチョークに捕まって一本負け。一本勝ちのほとんどが絞め技で、KO勝ちがキャリアで一回もないという生粋のグラップラー

ブラディは初のランカー挑戦がいきなり上位のキエサとの対戦に。ムエタイ柔術がバックボーンで、ここまでキャリア14戦・UFC4戦全勝。前回はジェイク・マシューズをテイクダウンして攻め、最後は肩固めで一本勝ち。8月にケビン・リーと対戦予定だったが負傷欠場している。最近のUFCはランキングが近い者同士がマッチアップされることが多いので、ここまで下位と上位の対戦が組まれるのは珍しい。

ジャブで牽制するキエサだが、前に出した手がアイポークになりタイムストップ。再開。右のダブルを打ち込むブラディ。が、またキエサのアイポーク。再開。キエサのミドルをキャッチしたブラディがタックルへ。テイクダウン。バックに回る。ケージ際で立ったキエサ。正対。すぐにまたタックルに入り倒したブラディ。ハーフバック。しかしまたケージ際で立つと正対したキエサ。離れる。キエサの左がヒット。両者スタンドでは間合いに入らないままホーン。

1Rブラディ。

2R。詰めていくブラディ。キエサのワンツーがヒット。ブラディ組み付いて四つに。テイクダウンすると背中を向けたキエサからバックマウント。仰向けの体勢。回転して逃れようとするが着いていくブラディ。キエサが逃れられないままホーン。

2Rブラディ。キエサはフィニッシュするしかない。

3R。キエサ飛び膝。受け止めたブラディがケージに押し込もうとするがキエサ離れた。距離を詰めたキエサ。パンチ連打がヒット!キエサまさかのパンチで形勢逆転。連打がヒットし効いたブラディ。アッパーから膝。ブラディタックルへ。スイッチを狙ったキエサだがテイクダウンされる。ブラディバックを狙う。立ったキエサだがブラディシングルレッグでテイクダウン。バックマウント。四の字バックに。足のロックが外れず逃げられないキエサだが、残り1分でケージを蹴って脱出。スタンドへ。パンチで攻めるキエサ。効いているがブラディタックルで凌ぐ。キエサ払腰でテイクダウン。ニアマウントからパウンド連打。ブラディ耐える。タイムアップ。

三者29-28でブラディが逃げ切り。

3Rにキエサのパンチで攻め込まれてピンチに陥ったブラディだが、なんとか逃げ切った。これで無敗のままUFC5連勝。ランキングも一気に向上する。しかしキエサの打撃にあそこまで苦戦するのを見ると、すぐタイトル戦線に向かうのは厳しいか。

UFC on ESPN+56:第9試合・ジョアン・ウッド vs. タイラ・サントス

女子フライ級。ウッド5位、サントス10位。

ジョアン・カルダーウッド改めジョアン・ウッド。所属するシンジケートMMAのジョン・ウッドヘッドコーチと今月結婚した。UFC初戦ではストロー級でハム・ソヒと対戦し判定勝ちしている。計量失敗を機にフライ級転向。転向後は4勝3敗。ここ3戦はジェニファー・マイア(一本負け)、ジェシカ・アイ(判定勝ち)、ローレン・マーフィー(判定負け)と、3戦続けてタイトル挑戦経験者・またはその後にタイトルに挑戦した選手と戦っており、タイトルまであと一歩のところまで来ている。MMAの前にはキックで19勝2敗の戦績を残している。相手のサントスは前戦で同じシンジケートMMAロクサン・モダフェリを下しており、リベンジに燃えている。

サントスはUFC3勝1敗。コンテンダーシリーズブラジルで勝利しUFCと契約し、初戦でランカーのマラ・ロメロ・ボレラにスプリット判定負けでMMAに初黒星。しかし2戦目ではまたもランカーのモリー・マッキャンと対戦し判定ながら圧勝。父がムエタイのコーチで16歳からムエタイを学んでいるが、UFCではテイクダウンし上を取りパウンドで削っていくスタイル。

じわじわ詰めたサントスが飛び込んでワンツー。ウッドはローや前蹴りで牽制。ウッドワンツー。サントス詰めてきてケージに押し込むと首相撲。引き剥がしたウッド。サントス前に出て右を打ち込むとウッドダウン!そのまま上になりパンチを入れる。ケージを使って立ったウッド。離れたサントスだがまたケージに詰めてパンチを打ち込みダウン奪取。パウンド。バックに回りチョーク。アゴの上。残り30秒。逆のチョークで取り直すサントス。喉元に入りタップアウト!

サントス、UFCで初のフィニッシュ勝利でこれで4連勝。ランキング5位を下したことで一気にタイトル挑戦者候補に浮上した。

ウッドは結婚後の初戦で一本負けし、直近4戦で1勝3敗となった。タイトル戦線からは脱落か。