対戦相手は元プロボクシングの世界チャンピオン。第2代WBO世界ヘビー級王者レイ・マーサー（米国）である。マーサーは32勝（24KO）5敗1分の戦績を誇るハードパンチャーで、ラリー・ホームズ、イベンダー・ホリフィールド、レノックス・ルイス、ティム・ウィザスプーン、ウラジミール・クリチコら歴戦の勇者たちと対戦してきた強豪。
WBF現王者よりはずっとマシなのを連れてきた。「強豪と対戦」しただけで、全部負けてるし、全然有名ではないけど。41歳と高齢だが、今年に入ってからも2試合してる、一応は現役選手。
とはいえ、まったく練習してないであろう総合ルールでやるのは無理がある。そこで浮上したのが「猪木VSアリ戦と同じようなルール」（by川又社長）。いわばルールハンデ。ルールは以下のものらしい。
グローブ着用、3分×5R（インターバル90秒）
有効技＝バックハンド・ブローを含む全てのパンチ（グローブの手首が折れ曲がる部分より先のみを有効打撃部とする）、ヒザ蹴りを含む全ての蹴り、20秒を限定としての全ての寝技。以上のルールを基本として最終調整に入る。
3分5R、グラウンド20秒では、極めがない藤田だと時間切れドローになってしまうのでは。時間内に極めきれず「あ〜あ」っていうことになりはしないか。そんな興味しか持てない試合だ。
他に天田ヒロミの参戦も決定。ヒョードルクラスならともかく、天田レベルなら、参戦が決まっただけで発表されても、なんの興味も沸かない。カードが決まるまで出さなくていいのに。こんなところも間が抜けている猪木祭り。
今からでも遅くない、猪木祭りはテレ東で放送するべきだ。いや遅いけど。
