格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ヒカルド・アルメイダ引退

パンクラスミドル級王者のヒカルド・アルメイダ総合格闘技を引退し、柔術の練習と指導に専念すると13日発表した。アルメイダは師匠のヘンゾ・グレイシーのホームページ、ADCC NEWSに「今後はエリオ、カリンホス、ヘンゾのような偉大な指導者になることを目指したい」という内容のコメントを寄せ、パンクラスのベルトの返上も表明している。

パンクラスミドル級王者アルメイダが、絶頂期に突然の引退表明。
まだ27歳、限界を感じたわけでもない。この引退は早すぎる。
アルメイダのMMAデビューはPRIDE12の小路戦。アラン・ゴエス欠場のため、ハイアンのセコンドとして日本に来ていたアルメイダに、突然ヘンゾから「出ろ」との命を受け、わずか1週間の準備でデビュー戦に臨み、ヘンゾと引き分けた小路を破る。UFCでは1勝2敗とパッとしなかったが、一昨年から上がったパンクラスでは無敵。上位ランカーを総なめにし、あとは菊田・近藤との対戦を待つのみだったが、ちょうど菊田vs近藤2連戦の時だったため、挑戦は実現せず(菊田に8月の両国大会でオファーは行ったが、これは菊田が断っている)。やむを得ず、無理な減量を敢行して一つ下のミドル級に挑戦、あっさりとベルトを奪った。
もともと、デビューが突然だったし、総合にはそれほど魅力を感じていなかったのかもしれない。しかし、指導者になるには早すぎる。武士道にも参戦し、これから世界のトップとの対戦が待たれる所だったのに、残念だ。