この試合だけはちゃんと決着が付いて欲しい。
煽りＶでは、ミドル級GPでのブレイクを「不可解」と表現。さらに「よい子は見るな・世界最悪のタイトルマッチ」とナレーション。ジャクソンの改心は無視。
ジャクソン、ニコニコしてファンに手を挙げながら入場。続いてシウバ入場。シウバが花道を歩く間、ジャクソン、リング上で電話してる・・・。話し込んでるよ。
国歌斉唱。そっちのけで電話してたジャクソンだが、さすがに国歌が鳴り始めたら電話をセコンドに渡した。しかしブラジル国歌の間にまた電話してたらしい。本当に改心したのか。
高田がタイトルマッチ宣言。
ジャクソン185cm、92,9kg。シウバ182cm、92.5kg。
いきなり距離を詰めて組むジャクソン。両者四つで接近したままパンチ・膝を入れ合う。ジャクソンの膝が金的に入り、ブレイクの後再開。距離を取ったパンチの撃ち合いから、組み付いたジャクソンは首投げでテイクダウンを奪う。シウバのガード。ジャクソンは上からパウンド。シウバの三角はパワーボム狙いではずさせる。シウバにとって苦しい展開。残り1分半で、またしても膠着ブレイク。これはいらなかった気が。しかし、今度のブレイクはジャクソンに味方した。残り1分、ジャクソンの右ストレートがシウバのあごをヒット。腰から崩れ落ちるシウバ。場内騒然。上を取り殴るジャクソン。パスしつつ殴る。シウバも必死にガードに戻すが、効いている。シウバは下から足を利かせてディフェンスするが、何発かいいのも入った。1R残りわずか。ジャクソンが一瞬、マウントも奪う。ハーフガードからパンチを落としたところでゴング。
2R。ジャクソンの王座交代劇に期待がかかる雰囲気。ジャクソン、投げでテイクダウン。しかし、シウバは下から足を利かせてジャクソンの股をくぐる形で立ち上がる。ジャクソンのガードに。しかし、そこからシウバは攻められない。膠着。がっちりホールドされて、シウバはパウンドを落とせない。イエローが出るか、というところで、立ち上がって踏みつけをするシウバ。2発踏みつけるが空振り、それをつかんで立ち上がるジャクソン。スタンド。両者、かなり消耗している。遠い間合いでシウバのロー。ジャクソン、前に出られないか。2R残り2分、シウバのパンチがヒット。効いたジャクソンにすかさず首相撲からの膝連打。5発入ったところで崩れ落ちたジャクソン。シウバ、苦しみながらも王座防衛。
セミの落胆を補ってあまりある・・・とまでは行かないが、いい試合だった。やっぱりシウバもこのクラスと対戦するといっぱいいっぱい。今後はどんどん強豪との対戦を組んで欲しい。
