格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★武士道カード感想

カードは前日のエントリを参照のこと。
はばかることなく、この階級のトップレベルを集めたと断言できるメンツだが、全体的にマッチメークのセンスを感じない。4番だけ集めた巨人の打線みたいというか。そう感じるのは、全体的にテーマが読みとれないからか。それでも過去のカードに比べたら2万倍は良いが。
特にテーマ不在と感じるのはTAISHOvsパルバー、前田vsクレージーホースの、佐伯人脈カード。二人ともいい選手なのに、この相手では魅力を出し切れない。年末にはDEEPでフェザー級のトーナメントをやるプランがあるようだが、だったら二人とも武士道GPには不参加なのだろうから、無理に出す意味があるようには見えない。当初、佐伯さんはDEEPの掲示板で「武士道には65kg級はない」ことを理由に、前田vsクレージーホースが73kg級で行われることを示唆していたが、紙プロによれば70kg契約らしい(川尻vsインソクも契約体重とのこと)。それなら65kg契約でもいいのでは?
一方、良いカードはメインの五味vsアゼレード。ブスカペを破ったアゼレードが五味と、というのはカードが単発でなく線になっているので、見ている方もわかりやすい。
川尻は相手が金魚すぎて不評のようだが、試合間隔やカード決定の遅れから今回は金魚マッチになるのがわかっていたので、自分としてはあまり不満はない。しかしこういう使い方をするなら、次回以降定期的な参戦ができることが条件となるが。
三島はちょっと気の毒。川尻以上に五味への挑戦権を持っているはずの三島だが、五味に嫌われて完全無視されているためか、あまり話題にならない。今回のイーブスも強豪だが、勝っても五味戦を待ち望む声が出てくるかどうか微妙。アウレリオ戦は現在までの武士道ベストバウトと言っていい内容だったし、もっとプッシュしていい選手だと思うのだが。
郷野については後述。
リニューアルと言うことで、メイン以外は過去の貯金も全部チャラにしてまっさらな状態から始めたという印象があるが、それならてっとり早くトーナメントにして、わかりやすい序列を作った方が良かったのではないか。ワンデイトーナメントをやらない理由が選手の安全面を考慮した結果なのだとしたら仕方がないが。