“ＺＳＴのエース”がＰＲＩＤＥ武士道に殴り込みだ。ＰＲＩＤＥを主催するドリームステージエンターテインメント（ＤＳＥ）は２０日、都内の事務所で会見し、７月に開催される「ＰＲＩＤＥ武士道―其の八―」に“ＺＳＴのエース”小谷直之が参戦することを発表した。この日の会見に出席した小谷は「五味（隆典）選手と川尻（達也）選手が武士道に参戦を決めて、戦いたいと思って自分も参戦を決めた。武士道には戦いたい相手が多くいる」と参戦理由を説明。「武士道のリングでもＺＳＴ同様、一本、ＫＯにこだわった試合をしたい」と抱負を述べた。
先日のZSTにおいてマイクでHERO'S参戦を宣言したはずの小谷が逆転ホームランで武士道参戦決定。会見で「ZSTの小谷です」と挨拶したが、ZSTとは専属で契約を結んでいるわけではないだろうし、立場的にはフリーと同じだろう。榊原社長は「今後もZSTと提携していく」というようなことを言っていたが、今回の会見にZSTの上原広報が出席していないことからも、ZST経由で参戦が決まったのわけではない様子（訂正・下記参照）。一度表明したはずのHERO'S参戦を覆しての武士道出場の陰には、さまざまな事情や本人の決断があったと思われるが・・・この辺はオフィシャルサイトに掲載される本人インタビューを待つしかない。
しかし小谷は総合ルールにおいては70kg級の強豪に完敗しており、五味・川尻の相手としてはやや荷が重いだろう。ただ、トップレベルではなくても、まだ実力測定が済んでおらず、どれくらい強いか幻想に包まれた選手であることも確か。修斗のウェルター級ランキング下位の日本人選手（村浜やタクミあたり）と対戦したら面白くなりそうだ。武士道にはこのレベルの選手はいない（参戦できない）が・・・。
追記：PRIDEオフィシャルによれば、小谷参戦はZSTの申し出により送り込まれたものとのことらしい。
