格闘技徒然草

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★第6試合 郷野聡寛vsクラウスレイ・グレイシー

けっこう大きいクラウスレイ。体格的には同じくらい。
序盤、クラウスレイがパンチで攻め込み、郷野がやややりづらいのかディフェンスに回る展開。しかし、カウンターの右が顔面にキレイにヒットし、クラウスレイダウン。ダメージはなく、郷野は追い打ちせずにスタンドを要求。その後、クラウスレイはグラウンドの展開に。タックルから3度テイクダウンを奪う。郷野は攻めさせないがディフェンスするのみ。スタンドではプレッシャーはかけるものの、ダウン以外に有効打無し。
2R。クラウスレイがタックルでテイクダウン。時間をかけてパスからマウントを奪うクラウスレイだが、郷野はすぐさまブリッジで反転、上に。上から細かいパンチを入れる郷野。残り2分、郷野は立ち上がりスタンド勝負へ。クラウスレイはスタミナ切れか、タックルに勢いがない。引き込むように倒れたクラウスレイに、郷野はパンチのラッシュ、踏みつけ。クラウスレイは鼻血。そのまま上を譲らずタイムアップ。
判定3-0で郷野勝利。最後のラッシュがなければ、上を取られていた時間が長かったので微妙だったが、郷野らしさを出した上での勝利。何より大舞台で勝ったと言うことだけでも郷野にとっては画期的。
郷野マイク。「使ってもらえなくなるかもしれないけど、自分の信じるスタイルでこのまま行く、また上がる機会があれば俺の素晴らしいディフェンシブなファイトと口で楽しませてやる、その時までごきげんよう
テイクダウン取られすぎなのがやや気にかかったが、今回ベストコンディションではない中で「勝ち」という結果を出すことを目標としていたので、郷野的には100点だろう。クラウスレイは打撃で攻められなくなると何の攻め手もない選手になってしまった。テイクダウンしても強烈なパウンドがあるわけでもなく。スタミナもなかった。郷野とは相性が悪かったか。