ヒクソンが現在の格闘技界に苦言、という内容。
相変わらず現在のトップ選手に対してエラソーなことを言っているのはスルー推奨。ヒクソンは、現在の総合の選手がみんな「総合格闘家」になってしまい、自らの格闘技のバックボーンを見失って、単に個人として誰が強いかしか見せられないことを危惧しているようだ。つまり、ヒクソンが言っているのは競技化することによって総合がつまらないものになってしまう、ということだろう。これはよく言われていることではあるが、やる側の人間からこういう言葉が出てくるのは珍しい。「みんなまだ気が付いていないだけで、本当は格闘技に飽きてきているのでは」という発言も。
まあヒクソンが疑問を呈した試合というのが、曙vsサップとか、曙vsホイスとか、元気vsバタービーンなど、競技化とは全く違う方向性のものばかりなので、現在の総合についてファンの気持ちを良く理解しているというよりは、総合＝VT＝流派の強さを証明するものという、古い考えに基づいてのものかもしれないが。
あと、インタビューの最後で「このまま試合をせずに引退するかもしれない」というようなことを言っていたのに驚いた。今までヒクソンは生涯現役でいるような発言をしていたので。
