格闘技徒然草

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★青木、王者菊池に挑戦表明も、来年3月に総合撤退

昨日の修斗で弘中を下した青木が王者の菊池に挑戦を表明。

試合後、青木はリング上で同級世界王者の菊地昭へ対戦要求。バックステージでは来年の3月で総合格闘技からの撤退の意志を明らかにし、改めて2月の代々木大会で菊地とのタイトルマッチをアピールした。

青木は以前から近い将来に総合を辞めると言っていた。しかし、辞めると決めているのに王者に挑戦というのはどうなのか?TAISHOの時も思ったが、勝っても辞めると公言している選手を応援するのはちょっと抵抗がある。勝ってもすぐベルトを返上するのだろう。修斗にとっては迷惑この上ないような・・・。青木は7月に岩瀬に反則勝ちしたものの、その後ランク外のマッハに敗れている。下位ランカーの弘中に勝っただけで、他のランカーを差し置いてタイトルに挑戦出来るほどの実績とは思えない。3月に辞めるからというのは青木個人の都合に過ぎない。来月・再来月にもう一度ランカーとやる気があるのかもしれないが。
王者挑戦はともかくとして、引退はもったいなさすぎる。最近ではアルメイダ・塩沢・TAISHOらがトップクラスのままリングを去っている。青木も含め、みんな柔術をやっている(引退後も続けている)というのは偶然だろうか・・・。青木が総合から撤退する理由は知らないが、プロの総合格闘家として生きていく道が非常に険しいのはわかる。普通に大学を卒業して人並みに仕事をしながら平行してやったとしてもトップに絡むのは難しいだろう。これから格闘技ブームが続くかどうかは10年後ですら定かではない。家族も心配するだろう。しかし、完全燃焼しきったTAISHOに比べ、青木はまだ総合格闘家として未完成。まだまだ伸びしろがある選手だ。それだけにもったいない。だからこそ、完全燃焼して総合に悔いを残さないための王者戦を望んでいるのかもしれないが・・・。