格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★3/15HERO'Sカード発表

秋山成勲vsカラム・イブラヒム
須藤元気vsオーレ・ローセン
宇野薫vsリッチ・クレメンティ
宮田和幸vsイヴァン・メンジヴァー
山本宜久vsキム・ミンス
大山峻護vsメルヴィン・マンフーフ
國奥麒樹真vsアントニオ・マッキー
所英男vsX

まあHERO'Sらしいカードだなと。秋山の相手は1年3ヶ月ぶりの参戦となるレスリング金メダリスト。しかし、前回の藤田戦もろくに対応出来ないまま出てきていたし、それから1年3ヶ月の間ちゃんと総合のトレーニングをしてきたのか、大いに疑問。秋山はそろそろ実力測定ができる選手と当ててもいいころだが。
元気の相手はまーた総合未デビューのキックボクサーらしい。ゴールデンで放送する以上、こういう試合は必要悪なのか。
宇野は、ZSTで小谷を破るなど地味に実績を挙げてきたクレメンティと。この試合が中継に乗るかどうかは宇野の頑張り次第だろう。
宮田の相手にイワン・メンジヴァー。パンクラス志田幹を破った後、来日が途絶えていたが、一気にメジャーデビュー。しかし65kg級の選手だけに体格差が厳しいか?HERO'Sならそんなに体格が変わらない相手も多いが、地味な宮田相手に結果とインパクトを残せないと次回参戦は難しくなる。派手な動きをする選手なので、どうせなら所との対戦が見たかった。
HERO'S旗揚げにあわせたように高田道場を離脱したヤマヨシが1年間の沈黙を経てようやく再デビュー。この1年、プロレスでも格闘技でも一切音沙汰がなかったのが謎。別にいいけど。(追記:オフィシャルサイトによると、交通事故で全治6ヶ月の重傷を負っていたとか)相手のミンスも結構崖っぷちだが、昨年11月の韓国大会ではようやく総合での戦い方を身につけていた感じなので、ブランクのあるヤマヨシは油断出来ないだろう。
未知の強豪・メルヴィン・マンフーフが初来日。相手の大山は去年の大晦日にはK-1スリータイムスチャンピオンのアーツに勝っているにもかかわらず試合はダイジェスト放送で、今度は無名の強豪と対戦。HERO'Sが大山をどうしたいのか良くわからない。まあ今までの試合は勝ってもインパクトがなかったので、本当の強豪と当たる今回が正念場か。
國奥の相手は「前田が発掘した男」マッキーで、依然HERO'Sでは地味な強豪との対戦が続く。國奥は無理しても70kgまでは落とせないのだろうか。國奥の「オンエアに乗らない記録」がどこまで伸びるかに注目。
所の相手はXとなっているが、永田弟戦は拒否したのだろうか。とりあえず所のZSTでの結果待ちかもしれないが、大晦日でも低視聴率を記録した永田とはもうやる意味がないだろう。永田の参戦自体が微妙。派手な相手と組んでもらわないと輝けそうにないだけに、銀メダリストとはいえ立場は苦しい。
KIDは今回不参加(「KID明言 今季初戦は5月 」スポーツ報知)。年初には、「ケガがない限り全戦出場する」(http://www.yomiuri.co.jp/hochi/battle/jan/o20060130_10.htm)と言っていたので、あるいはその通りケガなのか。
藤田やサップが出場する可能性もありそうだが、全体に「知名度がある選手の金魚マッチ」と「地味な強豪同士の試合」という相反するカードが混在しているあたり、去年からのHERO'Sの体質は変わっていない。とりあえずヘビー級や85kg級でやると噂されているトーナメントの概要は早めに発表して欲しい。秋山や大山あたりが漠然と試合をしているだけではもったいない。去年は中量級のトーナメントで所をブレイクさせたのが、HERO'S最高の仕事だった。今年もそれにつづけて欲しい。秋山や大山・岡見ではブレイクも難しいだろうが・・・。