格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★2/17代々木大会感想

かいつまんで。
藤井恵vs瀧本美咲
フジメグ相手に足関の取り合いで一歩も引かないなど、瀧本が健闘。全体的には攻められていたが。最後の腕十字はまあ止められてもしょうがないか。
ところでこの瀧本、昨年の7月にはパンクラス横浜大会に出場してWINDY智美と対戦している。この日の郷野発言(修斗にベルトを取りに来るかもと示唆)と合わせ、ひそかにパンクラス出場選手のプロ修斗参戦が解禁になったのか。まあなってないと思うし、瀧本は昨年12月のG-SHOOTOにも参戦しているので、今さらだが。
佐藤ルミナvsアントニオ・カルバーリョ
序盤、打撃から引き込み足関に行ったルミナがアメージングなグラウンドの動きで観客を魅了する。スタンドに戻るが、得意の反り投げでテイクダウン。しかしガードの中から有効なパウンドを落とせず攻めあぐねる。終盤、グラウンドでもつれてカルバーリョが上に。あっさりパスされマウントを許すと、カルバーリョの強烈なパンチ連打を浴びる。ガードを固めていたがその上から鉄槌を落とされ大ピンチのところでゴング。2R、打撃の撃ち合いから押されたルミナがまた引き込み足関に行くが潰されてまたマウント。パンチラッシュでレフェリーストップ。
オールドスタイルと言われたルミナが再起出来たのは打撃が向上したから。序盤の撃ち合いでも勝っていたのに、なんですぐ引き込んでしまったんだろう。そこから色々極めに行って確かに沸いたけど、冷静に見ればポジションを取らないままの極めで、極まるはずがない。打撃勝負で行っても良かったのでは?2R開始時には、すでにマウントパンチのダメージからか、スタミナ切れからか、もう余力がなかった。
ルミナの試合は外国人相手の方がスイングして面白い試合になるが、個人的には日本人対決の方が見たい。
菊地昭vs青木真也
2Rロープ際でバックを取られていた青木が、後ろ向きに菊地にパンチを入れていたら菊地がまぶたをカット。かなり深く見えた。3Rにバックに着いた青木はその目の傷を狙ってパンチを打っていた。えげつない。スタンドで青木がおぶさった状態が続く。普通はすぐグラウンドに倒れるものだが、菊地は青木の極めを警戒してか、立ったまま。かといってそのポジションから抜け出すこともできず。前転して青木の頭をマットに打ち付けようとするが失敗。グラウンドになるが菊地はバックから抜け出せない。キープし続ける青木。菊地は再び立ち上がるも、青木を引きはがせず。実力差じゃないんだろうけど、展開は一方的に見えた。3Rの攻勢で青木が判定勝利。
菊地は3Rにおんぶしている青木にもらったパンチで鼻血が酷かったが、肉体的なダメージはそれほどでもなさそう。青木が引退ならこれでもいいけど、現役を続行するならもう一度見てみたい。菊地も出しきった内容ではなかったので。
川尻達也vsヨアキム・ハンセン
ファーストコンタクトで金的反則決着。前も書いたけど、蹴りが急所に入るのは、序盤まだ両者の呼吸が合わない状態の時が多く、「金的→戦闘不能→反則決着」というのは、総合の場合だと何にも試合が始まっていないうちに起こってしまうのがほとんど。プロレスみたいに両者が白熱した攻防を繰り広げてからじゃないので悲しい。一試合まるごとなくなったのと同じ。偶然だろうけど、こういう決着は楽しみにしていた試合の時が多いと思う。
中継はカットが随所に。ラウンド間のインターバルはほとんどカット。その分試合がほとんど全部見られたのだから仕方がないか。タイトルマッチ宣言・国歌吹奏は、セミでは流したのにメインではやらなかった。メインだと国歌2曲になるからってことかもしれないけど・・・それにあの結末だし。仕方がないのかな。
やや似たようなテイストの試合が多かった気はするけど、どれも好勝負で楽しめた。メインはしょうがないし。