格闘技徒然草

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★武士道−其の十一−全カード決定

<追加決定カード>
▼PRIDEウェルター級GP2006 1回戦

郷野聡寛(日本/GRABAKA) VS ヘクター・ロンバートキューバ/吉田道場)
三崎和雄(日本/GRABAKA) VS フィル・バローニ(アメリカ/ハンマーハウス)
デニス・カーン(韓国/アメリカン・トップチーム) VS ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュート・ボクセ
アマール・スロエフ(アルメニア/レッド・デビル) VS ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム
パウロ・フィリオ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム) VS ユン・ドンシク(韓国/高田道場

▼ライト級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場) VS オラフ・アルフォンソ(メキシコ/Odo Fight Club)
川尻達也(日本/T-BLOOD) VS チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット(アメリカ/フリー)
石田光洋(日本/T-BLOOD) VS マーカス・アウレリオ(ブラジル/アメリカン・トップチーム
オ・ウォンジン(韓国/正進MMAジム&CMA KOREA) VS ジェイソン・ブラック(アメリカ/ミレティッチMA)

全カード確定。五味は欠場。
郷野は瀧本と同門の柔道家で、勝って瀧本戦をアピールするにはちょうどいい相手。まあ瀧本が勝つかどうかが微妙だが。ロンバートは高瀬を1RKOで下してはいるが、まだキャリア5戦。この中では実力下位だろう。未知数の部分もあるが。郷野はすっきりと勝ちたいところ。
三崎はバローニと。三崎にとっては大チャンス。最初の猛攻さえ凌げばスタミナ切れで勝てる。バローニが今回に限ってスタミナ切れしないなんてことさえなければ。三崎の膠着戦法はバローニ相手には相性がいいだろう。
カーンvsニンジャは実力者同士のつぶし合いになったが、このメンバーではこういうカードが出てきてしまうのも仕方がない。ニンジャもそろそろスランプから抜け出して欲しいが、優勝候補のカーン相手ではちょっと厳しい。
スロエフはフィリオ戦ではテイクダウンをされそうになってロープ掴みするなど全然駄目だったが、同じ柔術家のブスと対戦。しかしブスは年齢的なこともあるしそろそろきついか。このカードは読みにくい。
この中で一番いらなかったドンシクだが、優勝候補筆頭のフィリオと対戦。けっこう善戦はするだろうが、フィリオの勝ちは動かないだろう。
ダンヘンはシード。負傷で6/4参戦に間に合わないためとのこと。絶対に必要な選手というわけでもないが、王者が出ないことでカードが地味に。出たら出たでまた地味になるのだが。
川尻vsベネットとマッハvsアルフォンソは、「金魚を日本人がすっきり倒す」という試合。ウェルター級GPは接戦続きだろうし、こういう試合は必要か。マッハの相手は露骨に金魚過ぎるが(戦績→http://www.sherdog.com/fightfinder/fightfinder.asp?fighterID=8196)。佐伯広報いわく、「ベネットのようにキャラがある選手」とのことだが・・・。こんな試合をするなら修斗に出て欲しかった。
前回五味を破ったアウレリオは石田と。これも石田にとって大チャンス。三島も中尾も苦戦している相手なので楽ではないだろうが、届かない相手でもない。
ジェイソン・ブラックは今年2月のKOTCでショーニー・カーターに破れるまで無敗だった未知強。しかし相手がオ・ウォンジンじゃ観客に強さが伝わりきらないのでは。こういう時は日本人と当てた方がわかりやすい物差しになると思うが。ウォンジンは去年リアルリズムで池本と対戦し、試合中の内臓破裂で生死の境をさまよった選手だが、無事復帰。アグレッシブでいい選手ではあるが、やはり相手が初物外国人では。しかも両者とも強いし、地味な試合になってしまう可能性もある。試合数も十分あるんだから、こういうカードはDEEPに回したらいいのに。
五味も美濃輪も出ず、武士道初期のような地味ラインナップに。瀧本・長南・郷野は初物が相手で、勝ってもインパクトを残せるかは内容次第。しかも地味に強い相手。この中でヒーローになれるチャンスがあるとしたら、やはり三崎と石田か。
ゴールデン中継についての発表はなかった模様。このカードじゃないだろう。というか、ないからこそこのカードになったのか。たぶんテレビ局とは年間契約だろうから、とりあえずしばらくはフジということになるのか。日テレ?は最初から当て馬だったんだろう。