格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PRIDEベガス体重問題

NHBニュース経由で
http://blog.goo.ne.jp/hiroshi_nielsen/e/7aa53a821920369b1f942386a88552fa
こちらでマッハの体重問題と、PRIDEネバダ州ルールにおける階級分けについて言及されている。
マッハについてはおいておくとして、階級分けはUFCのものと同じになっている。
http://www.prideofficial.com/free/rule/nevada_en.html

  • Flyweight .............. up to 125 lbs.
  • Bantamweight .............. over 125 to 135 lbs.
  • Featherweight .............. over 135 to 145 lbs.
  • Lightweig .............. over 145 to 155 lbs.
  • Welterweight .............. over 155 to 170 lbs.
  • Middleweight .............. over 170 to 185 lbs.
  • Light Heavyweight .............. over 185 to 205 lbs.
  • Heavyweight .............. over 205 to 265 lbs.
  • Super Heavyweight .............. all over 265 lbs.

というより、ネバダ州アスレチックコミッションが制定したMMAルールに階級分けについても規定されていて、PRIDEもUFCもそれに従っているということだろう。
ネバダ州アスレチックコミッションのサイトにあるMMAのレギュレーションはこちら(PDFファイル)
http://boxing.nv.gov/docs/MMA%20RULES%20Expained.pdf
PRIDEネバダ州ルールと比較すると、反則行為なんかはほとんどコピペになってる。ところでルール中、踵で相手の腎臓を蹴る行為(17. Kicking to the kidney with the heel. )も反則なのだが、何人かガードポジションで蹴ってなかったか?レフェリーが注意していたようにも見えたが。あと、ネバダにはない32番目のルールで、ワセリンなどのヌルヌル物質禁止規定もある。ただ、オフィシャルのカットマンがワセリンを目の上に塗ることも義務づけられているようで、昨日もリングに上がる直前に顔にベタベタ塗っていた。
そして階級分けについてだが、昨日のタイトルマッチもPRIDE既定の「93kg」ではなく、ネバダルールの「205ポンド」で計量していて、この時点で、すでにリミットが日本と異なっている。ちなみに、ライトヘビー級のはずだが「PRIDEミドル級タイトルマッチ」とコールされている。呼称については別に制限はない模様。
205ポンド = 92.9864359 キログラムなので、日米でほぼ差はないが、これがウェルター級になると、185ポンド = 83.9145885 キログラムとなり、1kg近い差が生じる。そして、ライト級は、ネバダではライトとウェルターのちょうど真ん中あたりになってしまう。
契約体重は認められているので、ワンマッチであれば日本の階級に合わせたウェイトで組むことは出来るが、5分5Rのタイトルマッチとして試合を組むにはコミッションの認可がいるのではないか。とすると、ウェルター級は+1kgのリミットで組まねばならず、ライト級のタイトルマッチはアメリカでは不可能ということか?
やはり日米で異なるルールによってタイトルが運営されるのは問題がある。コミッションを説得するのは難しそうだから、日本のルールをネバダに合わせるしかないが、今のPRIDEルールを完全に捨てることもできないだろうから、当分は2種類のルールで続いていくことになるか。PRIDEがアメリカ企業に身売りしたら、完全にネバダルールになるかもしれないが。