格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★3/16修斗後楽園大会SAMURAIニアライブ観戦

ざっくりと。
上田vs田澤
上田がパワーで田澤をコントロールする場面が続き、最後はスピニングチョークでタップアウト。強い。
門脇vsウィッキー
ウィッキーの暗黒舞踏のようなトリッキーなムーブに対し、門脇はテイクダウンしてしっかりポジションを取っていく。3R、微妙にカットされた場面もあったが、全体として門脇優勢かなと思った。が、判定2-1でウィッキー。逆の目が出るのも有りかなとは思ったが、30-28というのはどうか?
ルミナvsフロタ
フロタ、やっぱりフェザーの選手という感じの体格で、ルミナの打撃の切れが良かったせいもあって何も見せられないまま流血カットでTKO負け。その後、ルミナがマイクで王座挑戦をアピール→リオンがリングインしてルミナさんと戦いたいとアピール、のところまでは良かったが、リングアナがリングサイドの鈴木レフェリーに確認して「コミッションのOKが出たので、5月にタイトルマッチが決定しました!」と言っちゃったのはどうか。コミッションって鈴木レフェリー一人かよ。試合後のマイクからリオン登場、タイトルマッチ決定まで全部台本通りじゃないか。試合自体は言うまでもなくガチに決まっているが、もの凄く悪い意味で修斗っぽくない。当のルミナが全然嬉しそうじゃなく、「ちゃんとランキング委員会に認められたら挑戦したい」と冷静に発言していたのが救いだった。
アンダーカードや、休憩中の日沖vsカルバーリョ決定の発表などがダラダラ続く。ニアライブでの編集の難しさか。
メインのBJvs漆谷は、試合後両者反省しきりだったが、十分緊張感があって面白かった。ただ終わった後に「これで王座移動はして欲しくないな」とは思った。
判定時、リングアナがBJ、ドローと読み上げた後、3人目のジャッジの採点を読み上げる時に溜めを作っていたが、もうこの時点で防衛が確定しているのに滑稽だった。BJ、漆谷の順番で読み上げて、最後のジャッジの採点次第で勝敗が決まるようにすれば良かったのに。勝敗決定の緊張感が台無し。
リオンvsルミナはカードとしては見たいけど、ルミナのタイトル挑戦にはあまり興味がない。ルミナにとって修斗のタイトルが悲願であるのはわかるけど、もうルミナ自身の価値がタイトルを超えていると思うので、「タイトルマッチ挑戦」という付加価値はいらないと思う。一度でも世界のベルトを巻いていたら、ルミナの格闘技人生も大分違うものになっていたのだろうか。