格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC76

注目はやはりショーグンデビュー戦。今までのPRIDEファイターは。UFCデビュー戦では勝ってもそれほど評価が上がらない相手だったが、ショーグンの初戦はいきなり燃える。グリフィン戦は「美味しい」という見方をされているが、そうとばかりも言えない。たしかに人気先行型のグリフィンが相手ならリスクよりはリターンが大きいが、実力はトップクラスだし、金網でのキャリアには大きな差がある。コールマン戦での敗戦以来、本調子に戻っていない試合が続いているのも気になるところ。最近は打撃で押されグラウンド勝負で勝っている試合も多いが、グリフィン相手には打ち勝てるか?去年の大晦日は中村に打ち負ける場面もあったが・・・。
リデルvsジャーディンはリデルの再起マッチ。咬ませと言うほどではないが、リデルの勝ちは動かないだろう。ショーグンの応援に来ていたシウバと試合後にらみ合いなんて光景が見られるかも。
中村vsLYOTOも注目カード。判定になる確率が濃厚、塩分も濃厚な試合になりそうだが。押さえ込みは強いがテイクダウンの攻防には意外と弱くて、下になってからリバーサルして攻める展開が多い。LYOTO相手ならテイクダウンは奪えそうだが。上になってしまえばヒジのあるUFCルールは中村向き。これまで底が見えていなかったLYOTOの実力測定試合という意味でも興味深い。
コスに無敗記録を止められたディエゴ・サンチェズは強豪ジョン・フィッチと。セラvsヒューズが年末のため、ウェルターの次々期タイトル戦は早くても来年の春以降。この二人の勝者もさらに1,2戦は挟まないとタイトル戦には到達できないだろう。こんなところに日本人選手が入り込む余地があるのか?
あと放送されそうなのは、チアゴタバレスvsタイソン・グリフィン。タバレスは小谷とともにUFCデビュー戦で戦った選手だが、小谷が二連敗で非常に厳しい状況になっているのに対し、タバレスはPPVマッチまで登りつめてきた。ライト級もどんどん層が厚くなってきている。
雑誌でも特集が組まれることが多いUFCだが、テレビ中継がないため盛り上がりは感じ取れない。これから日本人選手の参戦が続けば状況は変わるか?岡見・中村、さらに長南や郷野と、あまり地上波受けしそうなメンツではないが・・・。