格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★M-1グローバル旗揚げ

GAME AND MMAさんより。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-873.html

  • ヒョードルとM1グローバルは6試合2年契約。
  • オーナーはSibling Entertainment Group、CEOはモンテ・コックスが就任。
  • テレビ局のパートナーを探している。早ければ来年2月にイベントを行う。
  • ヒョードルの対戦相手は未定。ここ10日で参戦選手を発表する。
  • ヒョードルの契約は両団体が合意に達すればUFCにも参戦できるようになっている。
  • ヒョードル戦の勝者は100万ドル手にするとM1代表が示唆した。
  • アレキサンダーを出来るだけ早くM1と契約させたいとヒョードルが語った。
  • Mー1は大部分でプライドルールを踏襲し、肘は用いない。

日本の格闘技サイトだとどこも短くしか扱われていないが、すごいことになってる。
ヒョードル×大富豪」というだけならBodogがやって結局失敗しているし、他の大富豪系MMAイベントも、つぎ込んだ資金の割にはいいものを見せられていないが、このM-1グローバルは違う。なんといってもCEOにモンテ・コックスが付いたこと。シルビアやヒューズなど、50名以上のプロ選手をマネジメントするコックス。PRIDE全盛期にブッカーKがHERO'Sの社長になったようなもの。だからといって現UFCトップ選手をM-1グローバルにそのまま持ってくるなんてことはないと思うが・・・。それでなくてもPRIDE不良債権買収やイギリス大会での散財などで財政的に厳しくなっていて、選手からも不満の声が上がっているUFCだけに、動く選手がいるかもしれない。クートゥアもUFCとの契約が切れたら上がるのでは。果たしてどれだけの規模になるのか。場合によってはUFCを追い抜く可能性もある。10日以内の参戦選手発表というのに注目したい。
しかしできればUFCとの足の引っ張り合いはやめて欲しい。引き抜き合戦では業界全体が弱まるだけだ。まだ余ってる選手はいっぱいいるんだし。ただUFCへの対抗心はかなりありそうだが。UFC王者とヒョードルを対戦させたら100万ドル出すというのは、往年のUインター1億円トーナメントのようだ。UFCを売名に利用しているように見えるし、ダナはそう言うだろう。
ルールがPRIDEルールというのはヒョードルプロテクトというか、ヒョードルが一番やりやすいルールだからだろう。ヒジ有りだとカットしやすいヒョードルにはTKO負けの危険も大きい。まあヒジのカットでヒョードルが負けてももやもやしたものが残ってしまうので、これは歓迎。
KamiproHandによれば、来年7月を目処に東京上陸を計画しているとか。しかし日本市場の特殊性をちゃんと理解しているのだろうか。でなければUFCの二の舞となりそうだが。やるなら単独ではなく、地上波放送を持っているイベント(HERO'Sか地上波を取れたらWVRか)と組むのが一番現実的だろう。