格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ヒョードルはデラホーヤの新団体へ?

GAME AND MMAさんより。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1076.html

・アフィリクションとオスカー・デラホーヤが6月に旗揚げする新団体からオファーが来ている。弟のアレキも合流する予定。
ヒョードルはおよそ150万ドルのギャラを受け取り、マネジメントは日本とロシアでの放送権を得ることになっている。

「お前に1億円の価値はねえよ!」とは、高瀬がホイスに言った言葉だが、果たしてヒョードルには150万ドルの価値があるのか?確かに現時点で最強を名乗るのにもっともふさわしい選手ではあるし、最強の選手が最高給取りになるのは格闘技ファンとしては納得がいくが、150万ドルでヒョードルを呼んだとして、イベント側はそれ以上の利益を得られるのか。ヒョードル以外で一番の高給取りであるチャック・リデルでさえ、1試合50万ドル(ただし、PPVのインセンティブも別にあるらしい)。ロシアを除けば一番知名度がある日本でも、ヒョードルのギャラは払えない状態になっている(「やれんのか」のギャラはHDnetが払ったらしい)。アメリカで売り出すにはまず事前のプロモーションが必要になるし、それをやったとしてもロシア人ということで人気が出るかは微妙。アンデウソンはあれだけ強くても不人気王者なのだし。
元々、ヒョードルのギャラがそこまで跳ね上がったのは、PRIDE32での、ボードッグによる「試合しなければ50万ドル払う」という妨害工作DSEがギャラアップで対抗したことに始まる。ブッカーK曰く、それ以来レッドデビルサイドはゴネ得だと思ってしまったのだと。年明けには、DSEと1試合2億5千万円で3試合契約の覚え書きをかわすが、すでに身売りを決めていたDSEは本当にこの額で試合を組むつもりはなく、ヒョードルを確保しているというパフォーマンス程度の意味しかなかった。その後、超バブル団体ボードッグがヒョードルの試合を組んだ時のファイトマネーは3億とも言われている。もちろん、採算などは取れていないだろう。
今の金額では、HDnetのマーク・キューバンのように、富豪が採算を度外視してしかヒョードルの試合が組めないのでは。それでも、今言われているファイトマネーは1.5億くらいなので、全盛期に比べれば約半分になっている。だんだん適正価格に近づいてきているのか?