格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★総評

サブミッション・オブ・ザ・ナイトはブラボーチョークで勝ったテリー・エティム。KOオブザナイトはマイク・スウィック。ファイトオブザナイトはメイン。それぞれ6万ドルのボーナス。
6試合の分、試合が詰まってたっぷり見られた。試合間の間合いがゆったりとしている通常PPVは、ホームパーティでPPVを見るアメリカ向けなのかもしれないが、今回は日本のPPVに近かった。
前座とトップレベルの間に位置するフィッシャーは宇野の実力を測定するのに最適だったが、内容はほぼ五分で、宇野自身も前座とトップの間くらいという測定結果になった。しかし宇野はレスリングレベルが上がった今のUFCではかなり厳しいものがある。フィッシャーはトップレベルを相手にすると簡単にテイクダウンを取られていた選手だったのに。タイトルマッチまでこぎ着けるのはかなり道が険しいと言わざるを得ない。オフィシャルによると3者とも29-28だったとのこと。宇野は当然3Rは取っていただろうから、1,2Rがフィッシャーということだろう。2Rフィッシャーは改めて見るとかなり微妙。1Rも含め、イーブンでもおかしくないくらい差がなかった。UFCではイーブンはかなり例外的にしか付けられないので、フィッシャーになったのもおかしいとは言えないが。
シウバはボクシング技術の差で負けた。日本では猛威をふるったラッシュもリッチに見切られていた。それでもアグレッシブに攻め続けて、もう一歩の所までは迫っていたが。ミドルに落としても、ダンヘンやビスピン相手だと苦戦しそう。ジャッジは2者が30-27、1者が29-28だったらしい。シウバはこれで1勝3敗。リリースはないだろうけど、次が崖っぷちの試合になる。ちょっと楽な相手と当てて欲しいところだが。
一番印象に残ったのはベラスケス。しかしまだまだ伸びしろはありそうなので、タイトル挑戦までは1年くらい開けた方がいいかも。同タイプのレスナー相手だと厳しいだろう。
ベストバウトはメインで。