格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★Impact FC2結果

MMA PLANETによる全試合レポートはこちら。
http://mmaplanet.jp/archives/1268312.html
43歳のムリーロ・ブスタマンチは、「やれんのか」以来2年半ぶりとなる復帰戦に臨んだ。相手は元UFCファイターで、DREAM.10でユン・ドンシクにも勝っているジェシー・テイラー。試合は互角の展開だったものの、2Rにグラウンドで下になりスタミナを削られると、ブレイク後に体力が残っていなかったブスタマンチは自ら試合放棄。最近はボクシングの試合にも出るなど、現役続行への意欲は見せていたブスタマンチだが、限界を露呈してしまった。
クートゥアが46歳でまだ現役を続けているが、クートゥアのデビューは'97年で34歳の時。それに対し、ブスタマンチの総合(当時はバーリ・トゥード)デビューは91年。UFC開始前に総合を経験している最後の現役ファイターかもしれない(記録では'80年にヒクソンと対戦しているレイ・ズール(PRIDEに出たズールの父)が一昨年試合をしているらしい)。
メインでは第1回UFCでバーリ・トゥードデビューをしているケン・シャムロックが登場。相手もUFCヘビー級タイトルに3度挑んだレジェンドファイターのペドロ・ヒーゾ。しかし、36歳でまだ準メジャー級イベントに出場しているヒーゾに対し、46歳で近年はまともな相手に勝っていない上、本来一階級下のシャムロックでは実力差がありすぎた。ローで足を破壊され、ブスタマンチのように自ら試合を諦めてしまった(しかしレフェリーのジョン・マッカーシーに止めてもらえず、最後はパウンドでのTKOになったが)。
幻の武士道ウェルター級トーナメント決勝戦の再現となったデニス・カーンvsパウロ・フィリオは、グラウンドでの拮抗した展開が続き判定1-1のドロー。
ブラジルのビテッチ・コンバットの主催者がオーストラリアで開催し、北米でのPPV中継も実施した(そのためにイベントは異例の昼12時開始)。8日間で2興行をどうにか成立させたが、ボブ・サップの直前欠場もあり、出場メンバーの豪華さの割りにはズンドコ風味が残った。次回イベントがあるかどうかはPPVの売上次第だろう。