格闘技徒然草

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★ジェラルド・ハリスvsマイケル・ファルカォン

ミドル級。ハリスはTUF7に参加後、UFCでは3連勝中。相手のBJJ黒帯ファルカォンはUFC初参戦。25勝3敗で、25勝のうち21勝がKO・TKO勝ち(それもほとんど1R)。判定はわずかに1。しかし対戦相手が無名選手ばかりなので、戦績では実力が良くわからない。
コールされてもカメラ目線でキメ顔のまま微動だにしないファルカォン。実力者か、とんだいっぱい食わせ物か?
ヒット&アウェイでジャブを入れていくハリス。ファルカォンは様子見。ブーイング大目の今日の客は即座に大ブーイング。ファルカォン、全く手を出さない。どうした?ハリスが単発のパンチを放つだけ。3分近くなってようやく右ミドル一発を放ったファルカォン。両者攻めがないためブーイングが続く。距離を詰めたファルカォンがパンチ連打。ラッシュ。組み付いて凌ごうとしたハリスからテイクダウンを奪うと今度はパウンド連打。パウンドからチョーク。しかし足のフックがない。ハリスがシングルレッグで投げたが、それでもチョークを離さずがっちり決めるファルカォン。完全に入っていたがホーン。鳴っても離さずレフェリーに外されるファルカォン。ハリスはちょっと意識が飛んでいたか?若干タップの動きも見えたが、微妙。
2R。ファルカォンすぐに組み付いてテイクダウンしてパウンド。またバックを取ってチョーク。でも顎の上でフェイスロック風。前に落として抜けたハリス。離れた。タックルをしかけるハリス。シングルレッグで持ち上げてテイクダウン。しかしすぐ立たれる。ファルカォンはハイキック。ハリスのタックルをがぶる。四点ポジションでこらえていたが、離れる。ホーン。
観客はブーイング。そこまで退屈な試合ではないけど、今日の観客は厳しい。
3R。ハリスは相変わらず距離を取ってのヒット&アウェイ。判定では明らかに負けているので、倒しに行かなければならないはずだが。ファルカォンは待ちの体勢。こちらはポイントでリードしているが、それにしても手を出さない。スタミナも切れてる?最後だけちょっと攻めたが、観客からは大ブーイング。
29-27、29-28×2の3-0でファルカォン勝利。しかし当然観客は大ブーイング。
勝機と見た時のラッシュはすごかったファルカォンだが、UFCデビュー戦で慎重になりすぎたか?一本取れるレベルの相手だったはずだが。次はガンガン攻めてくるタイプの選手(秋山とか)と見たい。