格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC128感想

途中までライブで見て、残りはUFC.TVでディレイ視聴。
全試合結果
http://mmaplanet.jp/archives/1473329.html
ジョン・ジョーンズが新王者に
前評判でも王者ショーグンを上回っていたジョーンズだが、実際の試合ではそれ以上に圧倒。ショーグンが前に出てくると組み付いてテイクダウン。下になったショーグンが潜ろうとしても潰してパウンド。序盤で体力を削って、あとは一方的だった。ジョーンズも最初飛ばしすぎたせいで、その後やや疲れたように見えたが、それ以上にショーグンが消耗していたので問題はなかった。
ショーグンは2度ほどスタンドでバックを奪う場面があったが、いずれもそこから引き込みに行ってしまい、すぐに下になってしまった。ちょっともったいなかった。
王座戴冠の時点で早くもパウンド・フォー・パウンドの声も出てきているが、同門のエヴァンスやLYOTOランペイジなど、まだまだ見てみたい対戦は多い。
フェイバー判定でUFC初勝利
相手のワインランドのスタンドレスリングが意外に強く、テイクダウンに苦労したフェイバー。結局2回しか倒せなかったが、その2回で2Rと3Rに上をキープして判定勝ち。ワインランドはスタンドでは良かったが、テイクダウンされてからのリカバリーが出来てなかった。
ミルコ完敗
ブレンダン・シャウブにKO負け。厳しい試合になるとは思ったが、むしろ思ったよりも健闘していた方だった。体格差がある割にはフィジカル負けもそれほどしていなかった。ただ、簡単にテイクダウンを取られすぎていた。PRIDE時代はタックルを切る強さも武器だったのだが。
UFCではもうこれ以上試合が組まれることはないだろうし、限界も見えてしまったが、あえてStrikeforceに出るというのはどうか。ヒョードルとのレジェンドマッチとか。今回は完敗だったが現在のミルコにできる最高の動きをしていたので、頂点を目指す戦いからはリタイアになると思うが、別の形でもう少しだけ見てみたい。
兄弟と元パンクラス王者がともに明暗・その他
ジム・ミラーはカマル・シャルロスに完勝。シャルロスは35歳で総合デビューした元レスリングエリートで、これまで9戦無敗(WEC戦績3勝1分)。ミラーは地元で張り切り過ぎたのか、いきなり首を取りに行くような派手すぎる動きでちょっと空回りしていたが、最後はアッパー→膝のコンボからパウンドで完勝。そろそろタイトルに絡む話が出てきていい頃。
兄ダン・ミラーは元パンクラス王者マーコート相手に健闘したものの完敗。タックルでテイクダウンも奪っていたが、後半は切られてしまった。
同じく元パンクラス王者のヒカルド・アルメイダは元戦極ファイターマイク・パイルに判定負け。序盤はリードしていたと思ったが、3Rにスタミナ切れしたのが痛かった。しかしジャッジ2人はフルマークでパイルに入れていたが。パイル、前回のジョン・ハザウェイ戦に続いての金星。UFC参戦当初は勝ったり負けたりしていたが、そろそろメインカードにお呼びがかかりそう。
前座ではエジソン・バルボーザが判定でUFC2勝目。相手のジョクアーニとはちょっと体格差があるように見えたが、ジョクアーニの体が大きかったのか。要所でいい打撃は入っていたし、残り30秒でテイクダウンを奪うなど、(意識してやっているなら)UFCのポイントゲームにも対応してきている。しかし今回はちょっと手数が少なかった。次は五味との対戦が見たい。五味にとっては厳しい試合になるかもしれないが、最後に(なるかもしれない試合で)やりたいことを思いっきりやれる相手との試合が観てみたい。
MVPはジョン・ジョーンズ