格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP55感想

SAMURAIニアライブ視聴。解説はシンガポール出稽古中の青木が欠席で、北岡・大塚の仲良しコンビ。
アマンダ・ルーカスvs篠原光
お互いあまり練習してない感じの体型。アマンダがタックルからテイクダウンしてマウントを取ると、篠原為す術なし。パウンドを耐えていたが、腕十字でタオル投入。タップをしていないと抗議して、セコンドを殴る篠原。女子なので関節が柔らかくて極まってなかったのかもしれないが、腕を伸ばされたんだから負けを認めないと。
アマンダのTシャツには「ヘルメット」。大晦日の青木Tシャツ?
DJ.taiki vs 和田竜光
DJ、4連敗で崖っぷちと言っているが、SBで勝って連敗は止めているはず。最近負けた試合は2階級上のキックの試合だし。総合でもちゃんと負けた試合がないので、あまり連敗というイメージはないのだが。セコンドには横田の姿も。
サウスポーに構えるDJ。和田のパンチがヒットする。うーん、こんなに撃たれるDJは見たことがない。和田のパンチが切れているのか?ダウンしかけるが、首相撲で凌ぐDJ。和田は三日月蹴り風の前蹴りもヒットさせる。北岡によれば、出稽古していく中で、一番伸びた選手が和田とのこと。組んでテイクダウンした和田。パウンドを落とすが、DJは距離を取って立つ。
2R。この試合は3Rマッチか。DJがテイクダウンを狙うが、和田がロープをつかんで堪える。口頭注意。また組み付いてテイクダウンを狙うDJ。しかし倒せず。和田ちょっと疲れてきたか?和田から組みついていく。テイクダウン成功。展開なくブレイクだが、また組み付いて足を払ってテイクダウン。DJ、ちょっとふらふらしていて踏ん張りが効かないか。大塚は、サウスポーだと和田の右が入りやすいので、オーソの方がいいと思うと指摘。
3Rに突入。DJが首相撲からの膝で勝負をかける。ボディに入って効いた和田。タックルで誤魔化すが、さらに首相撲。ボディを嫌がって頭を下げた和田の顔面に膝!仰向けになって凌ぐ和田にパウンド。しがみついて耐える和田。コーナー際でパウンドラッシュ。マウントに。亀→バックマウント→仰向けでチョーク狙いのDJ。残り1分。DJが鉄槌を入れるがタイムアップ。
際どいが、ドローありなんでドローでいいか。北岡は、ラウンドマストで見たら和田だが、トータルで見るならドローでいいんじゃないかと語る。
判定2-0で和田。判定のコールで、1人目ドローの後、2人目和田がコールされた時点で勝ちがなくなり、崩れ落ちるDJ。うーん。これも負けという負けではないけど…。負けたら引退じゃなくて、どこかの道場に下っ端から入ってやり直すという罰ゲームの方がいいと思うのだが。DJにとって、そこまでして続けるほどの魅力が格闘技にないのだろうか。
柴田勝頼vs桜井隆多
柴田、査定試合に出てくる戦績じゃない。他にいろいろ選手がいるだろうに。オープニングの桜井の左フックで柴田の右目尻が大きくカットし流血。かなり深そうだが、続行。コーナーで柴田の膝が入って、桜井の右目が腫れる。続行。パンチで出る桜井。入っているが、柴田のパンチももらっている。桜井が組みに行くと、首を抱えてしまう柴田。そうそうフロントチョークは決まらないし、ちゃんとタックルを切ったほうがいいと思うが。下になった柴田を桜井がパス。マウントへ。十字を狙うが柴田が腕をロックするとキムラへ。ロックが外れた瞬間に柴田がタップのような動きをするが、その前にゴング。微妙なタイミングだったが、レフェリーはタップを認めず。2Rへ。
動きが落ちた桜井にパンチを入れていく柴田。桜井のタックルをまた首を抱えてしまい、テイクダウンされる。また簡単にパス。顔面を掌底ではたく桜井。柴田耐えるのみ。マウント。シザースで抜けた柴田はアキレスに。が、桜井に潰されまたサイドを取られ、パウンドもらい放題となりレフェリーストップ。
柴田はもっと等身大の相手と当てないと。頑張りはすごいが、それしか見せるものがない。
田澤和久vsどすこい羅頭魔勢
パンチを嫌がって頭を下げてしまう田澤。テイクダウンして、パウンドからサイドへ。キムラでタップアウト。身体能力が違いすぎ。
羅頭魔勢はそんなに練習していない、ミットも2Rでやめているという北岡情報。体格が合う練習が相手がいないという事情もあるようだが。田澤がパンチを怖がっていたので実力はよく分からず。ちゃんと打ち合える相手とやったらどうなんだろうか。
試合後、羅頭魔勢に呼び入れられて、同じグルジアの関取・栃ノ心(元サンボ欧州王者)がリングインするが、実況解説陣だれもわからず。もう一人はダヴィド・ハハレイシヴィリの弟子・臥牙丸
松本晃市郎vs長倉立尚
松本のプレッシャーに押され、手数がない長倉。長倉が前に出ると、同じだけ下がって距離を取る松本。2Rに入り、松本がパンチを打っていく。大振りだがヒットし、確実に効いている。長倉も打ち返すが、一発の重さが違う。ふらふらになった長倉を見てレフェリーが止めた。
菊野克紀vs廣田瑞人
DEEP応援隊長に就任したというJOYの姉が国歌斉唱をするが、ただのモデルで別に歌手ではない。まあ君が代を3回も流すなら、歌い手を変えるという工夫は必要か。いつも時間が長いし、省略してもいいと思ったが。
足を止めて構えを取る菊野に対し、構わず左をヒットさせて組み付く廣田。離れた。ノーガードの菊野。前に出てパンチを入れて組み付く廣田。菊野はやや後手になっている。前に出た廣田にカウンターの右フックがヒット。ぐらついた廣田。組み付いて凌ぐ廣田。しかし今度は廣田の右フックがヒットし、菊野の腰が落ちる。ゴング。1Rは五分五分。
2R。蹴りを出してきた菊野。下段蹴りを入れていく。廣田は1R同様、前に出て右を入れていく展開。ジャンプしてのスーパーマンパンチ気味のパンチも入れる。廣田のパンチが連続でヒット。しかし菊野は打たれ強い。ぐらつかない。菊野が前に出てきたタイミングでタックルに入りテイクダウンを奪う廣田。すぐに立ったが、これは心理的にも大きい。前に出ていく廣田、カウンターを入れる菊野という展開のままゴング。
ここまでやや廣田優勢という展開。最終3R。ミドルに合わせて前に出た廣田がテイクダウン。バックをとるが、すぐに立つ菊野。前に出てボディ・顔面と入れていく廣田。そして組み付いてダブルアンダーフック。しかしブレイク。菊野のハイキックは軸足が滑って不発。三日月蹴りを入れていく菊野だが、廣田はすぐに組み付く。組んでもテイクダウンは奪えないが、押し込んでいく。残り時間わずかで廣田が首相撲から膝。効いてはいないが、抜け出せずに印象点を稼ぐ。タイムアップ。
判定5-0で廣田がタイトル奪取。圧倒ではないが、マストなので文句なし。トータルで試合を作るのが上手かった。常に前に出て自分のペースを維持した。菊野は逆に自分のペースを最後まで掴めず。あの構えも研究され始めているか。
北岡は廣田の勝利に「同じイベントで戦っていた選手がこんなに強くて嬉しい」「廣田選手が青木への道と思っているなら、その途中に必ず僕がいる。僕としてももう一度対戦したい」とコメント。
廣田マイク「やりたい相手もいるが、これがスタート。次はどうなるか分からないが、佐伯さんにチャンスを貰ったので、次もDEEPになると思う。また見に来てください」
前座では、DREAM・SRCに参戦していた宮澤元樹が第4試合にひっそりと出場。同級生のK太郎道場所属になったんだ。試合はバックをキープして、しつこくチョークを狙っていき、2Rにきっちり決めて一本勝ち。