格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC134:予想と展望

カードはこちら。

UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ:184ポンド(83.46キロ)
[挑戦者]岡見勇信:183ポンド(83.00キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン:205ポンド(92.98キロ)
フォレスト・グリフィン:205ポンド(92.98キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ブレンダン・シャウブ:247ポンド(112.03キロ)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ:243ポンド(110.22キロ)

<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ:155ポンド(70.3キロ)
ロス・ピアソン:155ポンド(70.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルイス・カーニ:204ポンド(92.53キロ)
スタニラフ・ネドコフ:203ポンド(92.07キロ)

<ライト級/5分3R>
スペンサー・フィッシャー:156ポンド(70.76キロ)
アゴ・タヴァレス:156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホウジマール・トキーニョ:185ポンド(83.91キロ)
ダン・ミラー:184ポンド(83.46キロ)

ウェルター級/5分3R>
パウロ・チアゴ:169ポンド(76.65キロ)
デビッド・ミッチェル:171ポンド(77.56キロ)

バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン:134ポンド(60.78キロ)
ジョニー・エドゥアウド:135ポンド(61.23キロ)

フェザー級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ:144ポンド(65.31キロ)
フェリッピ・アランテス:145ポンド(65.77キロ)

ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ:169ポンド(76.65キロ)
ルイス・ラモス:171ポンド(77.56キロ)

バンタム級/5分3R>
イアン・ラブランド:135ポンド(61.23キロ)
イーブス・ジャボウィン:135ポンド(61.23キロ)

第1試合以外のすべての試合にブラジル人ファイターが登場。しかも、カナダやオーストラリア大会のようなご当地限定キティ込みではなく、レギュラー選手で揃えた上に、ジョゼ・アルドJDSLYOTO、ホジェリオらを温存した上でのこのカード。ブラジル人の層の厚さが伺える。
メインから3試合は特に豪華。北米では不人気王者というレッテルも貼られていた(現在はそうでもない)アンデウソンが、地元の英雄として凱旋。岡見は「アンデウソンの相手」というだけでもヒールなのに、ブラジル最大の嫌われ者・チェール・ソネンと一緒に練習しているということで、さらに酷いブーイングを浴びることになるだろう。ソネンがセコンドで来られなくてまだ良かったかもしれない。
試合は当然ながらアンデウソン圧倒的有利ではあるが、岡見にもチャンスはある。アンデウソンが衰えているというのが条件となるが。基本的な戦略はソネンと一緒。テイクダウンしての塩漬け。ソネンが塩漬けにしたマーコート相手に、岡見はあまりテイクダウンを取れなかったので、スタンドレスリングではソネンほどの圧力はないだろう。それでアンデウソンを抑えこむことができるかどうか。岡見が勝つとしたら5Rの判定勝ちしかないので、まず1Rでテイクダウンを奪いたい。リードしてアンデウソンが焦るようだと、それだけテイクダウンのチャンスも増える。
セミはショーグンのUFCデビュー戦のリマッチとなるフォレスト・グリフィン戦。その時はグリフィンが下馬評を覆して勝利し、その後さらにアップセットを起こしてUFC王者となったが、エヴァンスにKO負け、階級下のアンデウソンに弄ばれ、評価はガタ落ち。最近は半レジェンド枠のティトやフランクリンに勝っているが、内容も微妙でかつての勢いがない。スポーツブックのオッズもそれを反映して、ショーグン1.37倍、グリフィン3.10倍と大差が付いてる。ショーグンが前回の対戦時に負傷していた膝も完治したということもある。前回はベストバウトと言えるような好勝負だったので、グリフィンは勝つにせよ負けるにせよ、いい試合をして復調に繋げたいところ。予想はショーグンのKO勝ち。
セミ前にはブラジル最大のレジェンド・ノゲイラが登場するが、ミルコも倒したブレンダン・シャウブ相手に、賭け率では倍近い差を付けられている。地元ブラジル勢として、外国人選手相手にアンダードッグになっているのはノゲイラだけ。シャウブはTUF10出身のフットボーラーで、戦績はまだ2桁の9戦。キャリアも3年に過ぎない。実績を見たらノゲイラとは比較しようもないほどのペーペー。しかし、そんなシャウブの方が有利と見られているのが今のノゲイラの現実。打撃では、どうしても打たれ弱さの不安がある。しかし、シャウブもグラウンドは未知数。過去に柔術黒帯のゴンザガに勝った時は、一切グラウンドにならなかった。寝かせたら案外簡単にノゲイラが極めるかもしれない。それには引きこみではなくテイクダウンが必要。ノゲイラのスタンドレスリングはあまり強くないので難しいか。予想はシャウブKO勝ち。
PPVオープニングマッチには、戦極ファイターのスタニラフ・ネドコフが登場。日本では「琴欧洲の心の友」という触れ込みで紹介されていたが、試合はかなり鈍臭かった。相手が中堅のルイス・カーニではあるが、今のUFCでは厳しいのでは。
明日朝7時より、Facebookで前座中継開始。
http://www.facebook.com/UFC?sk=app_116056818485426
10時からはWOWOWで生中継。
実況します。