格闘技徒然草

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★UFC136:ジョーイ・ベルトランvsステイプ・マイオシック

ヘビー級。
NCAAディヴィジョンIのレスラーにして、アマチュアボクシング(ゴールデン・グローブ)王者でもあるマイオシック。キャリアわずか6戦(6勝5KO1一本勝ち)での青田買い。ベルトランはホーレス・グレイシーに勝った試合が印象深い。人気は圧倒的にベルトラン。
クロアチア人で、ミルコのようにクロアチア国旗をあしらったショーツを身につけているマイオシック。ヘビー級にしてはやや線が細いが、それでも107kgある。背中には「強力型戦闘隊」のタトゥー。対するベルトランは111kgだが腹回りがボテついている体型。
パンチの打ち合いはさすがにマイオシックに部があるが、ベルトランのパンチをもらう場面も。一度タックルからバックを奪いパンチを入れるが離れる。マイオシックのパンチで鼻血を出すベルトラン。マイオシックはパンチだけでなくローを盛んに入れていく。
2R。パンチで出ていくベルトランだが、シングルで足を掬われるとマイオシックが上からパウンド。サイドを取る。が、ベルトランが立ち上がって脱出。前に出て行って今度はベルトランがテイクダウン。パウンド。立ち上がるところにさらにパンチ。マイオシック、ちょっとスタミナが切れかけている。離れてまたベルトランがパンチで出ていくが、マイオシックがテイクダウンして抑えこむ。が、パスしてサイドについたところを立たれる。息が上がってきているマイオシック。ベルトランもバテ気味。組み付くとテイクダウンを狙うベルトラン。こらえたマイオシックは離れてパンチを打ち込み、今度は逆にテイクダウン狙い。倒せなかったが離れてパンチ連打。ベルトランはボディへの膝から顔面への肘を入れる。ホーン。場内大盛り上がり。
ポイントは1Rマイオシック、2Rはややベルトランといった所か。
お互い疲れているが手を出していく。組み付いたマイオシックが金網際でテイクダウン。立ち上がろうとしたベルトランのバックに回る。正対して離れた。シングルからテイクダウンを奪ったマイオシック。パスしてサイド。残り1分。残り15秒でマウントへ。パウンド。バックについて殴る。タイムアップ。
マイオシックが競り勝ったか。
29-28、30-27、29-28でマイオシックがUFCデビュー戦を飾る。しかし、初めてフルタイムまで持ち込まれ、キャリアの浅さを露呈した。しばらくは前座で戦って体を大きくした方がいいか。
Facebook枠はすべて判定決着に。