格闘技徒然草

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★UFC136:フェザー級タイトルマッチ:ジョゼ・アルドvsケニー・フロリアン

オクタゴンに入ってからコールをされてもずっと視線を足元に落としたままのアルド。ケンフロとも目を合わせない。グローブタッチしてからようやく顔を上げる。
いきなり強い右を放っていくアルド。ケンフロのタックルを潰すとバックからパンチ連打。離れて脱出するケンフロ。ケンフロまたタックル。両足を掬ったが、すぐに立ち上がるアルド。金網に押しこみ、シングルで倒そうとするが倒せない。投げた。しかしすぐ立たれる。スタンドでバックに回ったケンフロ。後ろから膝を入れるが、クラッチを切ってアルドが離れる。アルドのフックをかわしてケンフロがタックル。かわしたがまた金網に押しこむ。右脇を差している。右足を抱えてシングルへ。耐えたアルド。また押しこんでケンフロ左肘。ホーン。
1Rはケンフロが取ったか?テイクダウン勝負の作戦の模様。ここまでは互角以上に渡り合っている。
タックルに入ろうとしたケンフロに左フックを放つアルド。接近するとタックルに入ろうとするケンフロだが、アルドは1Rほどは距離を詰めていない。蹴りの距離。アルドの強烈なロー。ケンフロもロー。タックル警戒の分、手数が減っているアルド。ケンフロも入っていけないので、見合いが続く。アルド右ハイ。さらにパンチがヒット。組み付いてきたケンフロを投げる。距離が開くとまたロー。残り20秒。金網に押し込んだケンフロだが、タイムアップ。2Rはアルドか。2Rはテイクダウンを完璧に防いだアルド。このままの展開だとケンフロは厳しい。
アルドの強烈なパンチがケンフロの顔面を捕らえる。アッパー。前蹴りも放つが、これは当たりが浅い。強烈なローからワンツー。ケンフロタックル。しかし潰してアルドがマウント。ガードに戻したケンフロ。が、すぐパス。潜ろうとするケンフロだががっちり抑えている。激しいポジション争い。ガードに戻させないアルド。アルドのグラウンドはあまり見ることはなかったが、ケンフロ相手に十分渡り合えている。なんとかガードに戻したケンフロ。一度スクートになり、ケンフロが足にしがみついてきたところをアルドが切ってスタンドへ。ケンフロタックルに行くが倒せず。ホーン。3Rはアルド。ケンフロ、ちょっとずつダメージが蓄積している。
すこし動きが落ちてきたケンフロ。タックルに入ったケンフロだが、受け止めたアルドは顔面に膝。押し込むケンフロはまたシングルに。が、切られた。アルドの右フックに合わせてタックルに入るケンフロ。タイミングは完璧だったが、スピードが落ちたせいかアルドに切られる。金網に押し込んだケンフロだが体を入れ替えるアルド。また入れ替えてテイクダウンを狙うケンフロ。が、ダメ。アルドの強烈なボディブロー。また押しこむケンフロ。突き放される。アルドが飛び膝からパンチ。ホーン。
ケンフロが押し込んでいたが、テイクダウンも取れていないし、強いパンチを入れていたアルドのラウンドか。
5R。最後の力で動きを上げてきたケンフロ。金網に押しこむが倒せない。前に出たところをアルドの左手でバランスを崩し、後方に倒れたケンフロ。スクート。アルドは足にローを入れながら、パウンドを狙う。ケンフロは下からペダラーダ。ケンフロが足を絡んでヒールを狙うと。アルドは押さえ込みへ。パスしてマウント。ガードに戻したケンフロ。またマウントを狙うが、際で立ち上がるケンフロ。金網際に押しこむアルドだが、ブレイク。残り1分。金網に押しこむアルドに対し、ギロチンを狙おうとするケンフロだが、入れない。残り30秒で離れてパンチを入れながらタックルに行くケンフロだが失敗。打撃戦。アルド飛び膝。タイムアップ。最終ラウンドもアルド。
金網の上からのムーンサルトを見せ勝利をアピールするアルドと対照的に、ケンフロは金網にもたれて動けない。力を使い果たしたか。
三者とも49-46でアルド防衛。
1Rはテイクダウン狙いでアルドを制圧したケンフロだったが、2R以降はテイクダウンも奪えず、次第に力の差が開いていった。それでも、これまでアルドと対戦した選手の中ではもっとも健闘したのでは。テイクダウン力のあるチャド・メンデスならもっと肉薄できるかもしれない。