格闘技徒然草

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★3・11パンクラス:ディファ有明大会・予想と展望

カードはこちら。
http://www.pancrase.co.jp/tour/2012/0311/index.html
セミとメインがタイトルマッチ。いずれも20代の王者に30代の挑戦者が挑む試合。挑戦者のストラッサーと赤井はともに安定した成績を残している。昨年は負けなし。しかし、明らかな格下以外だと、一本・KOで決着が漬けられないどころか、判定でも2-0だったりドローだったりと、差がつかない試合になることが多い。
赤井は特にパンクラスでは3連続ドロー。その中に今回の王者石渡との試合も含まれている。しかし、ドローではタイトル奪取ができない。今年1月に海外の試合で一本勝ちしたことで、意識が変わっていることに期待。前回は序盤石渡ペースだったのを、赤井が怯まず猛攻を続けて五分まで持ち込んだ。今回も同じような試合になると予想。
セミ前にはパンクラス参戦選手でもっともメジャーが近い男かもしれないジョン・ショレスが高田道場の高藤と対戦。多分にフィジカル勝ちの要素も強いので、海外や国内メジャーだとそのアドバンテージがなく苦戦するかもしれないが、今のところパンクラスでは敵なし。前回は過去最強のグラップラー・鹿又の対戦で、グラウンドに持ち込ませず勝利している。高藤としては正面からの打ち合いで突破口を開きたい。
第6試合ではWINDY智美引退試合で石岡沙織との豪華マッチが実現。辞めていく選手には負けていられない石岡だが、WINDYも限界を感じての引退ではないので、負ける気はさらさらないだろう。引退をいうセンチメンタルさを感じさせないような試合になってほしい。
本戦第一部では、元パンクラス練習生・須貝幸市が念願のプロデビュー。パンクラス所属でアマパンクラスパンクラスゲート、プロ昇格トーナメントなどに出場していたが、あと一歩の所で勝ちきれず。練習生という立場から、川原のチーム・FIGHT SUNSに移籍し、ようやくデビューにこぎつけた。相手は当初日本に滞在していた3戦3敗の外国人選手Ty FREEMANの予定だったが、私用で帰国してしまい、急遽パラ八の平山敬悟に。ZSTも合わせるとプロキャリア24戦。デビュー戦の須貝にとっては厳しすぎる相手である。今時練習生という苦行まで積んで掴んだプロデビュー戦なので、勝てないにしても、爪痕を残すことが出来るか。
明日会場から速報します。