格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC on Fuel TV4:メインカード感想 #mmajp

UFC.tvでディレイ視聴。
ハファエル・ドス・アンジョス vs.アンソニー・ンジョグアーニ
ライト級。
ライト級でも屈指のストライカー・ンジョグアーニとEvolve所属のRDA。RDAはパンチをヒットさせると組み付いてテイクダウンへ。ンジョグアーニは腰が重く倒れない。しかしスタンドでも互角に渡り合うRDA。1RはパンチをクリーンヒットさせたRDAのラウンド。2Rに入ってもRDAがいいパンチを入れていく。そしてンジョグアーニの意識がパンチに向いたところでタックル。いいタイミングで入ったが、金網を使ってスタンドキープするンジョグアーニ。サバ折りからテイクダウン成功。立ち上がるンジョグアーニだがRDAは組み付いて離さず、またテイクダウン。ハーフからギロチンに捕らえながらマウント。2RもRDA。後が無いンジョグアーニが積極的に攻めていくが、RDAは組み付いて押し込み時間を使う。リフトして綺麗にテイクダウン。ハーフから肘。残り20秒でンジョグアーニが蹴り離すが瞬時に距離を詰めて組み付く。タイムアップ。
30-27☓2、29-28でRDA勝利。強いがタイトル戦線まで行けるかというと難しい。
TJ・ディラショウ vs.ヴォーン・リー
バンタム級
TUF14バンタム級準優勝のディラショー vs. 前回日本大会でKIDから一本勝ちしたリー。リーがKIDを追い込んだパンチで攻めこむ。前回の勝利で自信をつけたか?しかしハイキックをキャッチされてテイクダウンを奪われる。すぐに経ったがバックを取られ、ディラショーはチョーク。立ったままタップするリー。KIDに勝った男、あっさり敗退。
カルロス・ヴェモラ vs.フランシス・カーモン
ミドル級。
トリスタージム所属の偽アンデウソン・カーモン。UFCデビュー以来2連勝中で、見た目に騙されるがグラップラー。ヴェモラも2連勝。
ヴェモラが組み付いてテイクダウンしサイドに。カーモンはスイープで脱出。しかしヴェモラはギロチン。引き込んで絞めるが入りは浅い。抜かれてサイドを取られる。サイドからマウントに移ったカーモンはアメリカーナ。抜けてスタンドに戻ったが、ヴェモラはカーモンのタックルをがぶるとまたギロチンで引き込む。得意なのかもしれないが決まらない。1Rはカーモン。
2R。アンデウソンチックな前蹴りにタックルを合わせたヴェモラを地獄固めにとらえたカーモン。カーモンの左手を足でロックしてチョークを決めタップアウト。そろそろ上位とやっても面白い存在。
アーロン・シンプソン vs.ケニー・ロバートソン
ウェルター級。
今月で38歳になるアラフォーレスラーのAトレイン・シンプソン。32歳で総合デビューした、遅れてきたルーキー。今回からウェルター級に転向してだいぶすっきりした。
四つは強いが組み勝ってもなかなかテイクダウンを奪えないシンプソン。倒しても押さえ込めない。スタンドで組みついた状態が長い。ロバートソンはテイクダウンされないよう抵抗するだけで良い所なし。2Rには足関を狙う場面もあったが、すぐに潰された。2R終盤、亀のロバートソンにパウンドを打ち込んでいくシンプソン。3Rには亀のロバートソンに横三角。次第に削っていって、最後はパウンドラッシュ。30-27、29-28☓2の判定勝ち。
静かなし合いだった。ウェルター級には強豪レスラーで、その上打撃も強い選手がたくさんいるので、レスリングの一芸だけで勝ち上がっているシンプソンはこの先厳しいだろう。
ジェームス・テフナ vs.ジョーイ・ベルトラン
ライトヘビー級。
出戻りベルトランがセミ。しかしスタンドでの実力差が大人と子供。テフナが余裕たっぷりにパンチを叩きこんでいくとベルトランは防戦一方。時間の問題かと思われたが、ベルトランは至近距離でパンチをヒットさせると首相撲から組み付いてテイクダウン狙い。しかし、1R終盤に左右のフックでダウンを奪い、マウントからパウンドラッシュ。ギリギリ凌いだベルトランはホーンに救われる。
2Rに入り、若干攻め疲れ感があるテフナ。打撃で倒しきれないと見たか、タックルでテイクダウンを奪うとインサイドからパウンド。しかし攻めがなくなりブレイク。休んだだけか。2R終盤にはベルトランのアッパーで膝をつくテフナ。流れが変わってきた。
3Rにベルトランがタックルを仕掛けて離れ際にパンチを叩きこむ。一方的にやられていたベルトランの逆襲。簡単にテイクダウンを取られてしまうが立ち上がって脱出。ベルトランはフルスイングでパンチを叩きこむとまたテイクダウン。しかしフルスイングすぎてまたガスアウト。タックルで凌ごうとするが倒せず。ベルトランが初めてテイクダウン成功。しかし立たれる。最後は互角の殴り合いでタイムアップ。
30-27☓2、30-26でテフナ勝利。しかしまだ荒い。1Rですっきり勝たないと。
マーク・ムニョス vs.クリス・ワイドマン
ミドル級。メインの試合で5分5R。
ワイドマンがタックルでテイクダウン。サイドからバックに回る。がぶるとボディに膝。そして得意のギロチンを狙う。ギロチンを転がって抜いたムニョスだが、ワイドマンは今度は腕をとってキムラ狙い。ムニョスは亀になりひたすらディフェンス。ワイドマンはまたギロチン狙い。ムニョスもギロチンは研究してきている模様。ギロチンからマウントを取って絞め上げるワイドマンだがムニョス脱出。ホーン。
1Rはワイドマン圧倒。いいところがなかったムニョスだが、今日は5R。先は長い。
またもやあっさりテイクダウンを奪うワイドマン。レスリングでここまで差があるとは。サイドにつくと、さっそくギロチン狙い。こだわり過ぎか?ギロチンを抜かれて立たれる。スタンドでカウンターの肘が入り、ムニョスダウン!すかさずバックに回ったワイドマンがパウンドラッシュ。レフェリーストップ。
ワイドマン強し。まだ穴は多いが、ミドル級のジョン・ジョーンズになれるか?アンデウソンの全盛期に間に合うといいが。

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ジェームス・テフナ vs. ジョーイ・ベルトラン
  • KO・オブ・ザ・ナイト:クリス・ワイドマン
  • サブミッション・オブ・ザ・ナイト:アレックス・カセレス

カードがいまいちで、試合内容もそれなりだったが、メインでワイドマンが幻想を高める勝ち方をしてくれたので良かった。さすがにアンデウソンの名前を上げるのは早すぎだが。