格闘技徒然草

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★UFC on FuelTV7:第2試合・ヴァウアン・リー vs. 手塚基伸 #mmajp

バンタム級
日本大会でKIDから一本勝ちしたヴァウアン・リー。UFC1勝2敗。手塚はスクランブル出場のマカオ大会では体格負けして、フライ級転向もほのめかしていたが、今回はバンタム級での出場。前回はカサレス相手に得意のグラウンドに持ち込むも攻めあぐね、打撃では劣勢で判定負け。打撃ではKIDをぐらつかせたリー有利か。
今日もマスクで入場する手塚。
遠い間合いで牽制する両者。トリッキーな動きで挑発する手塚。ローから組みついた手塚。テイクダウンを狙うがリーは受け止めてボディに膝。押し込んで行くが倒せず離れる手塚。パンチで出てきたリー。タックルに入るがまた金網を使ってディフェンスするリー。シングルに切り替えるが堪えてパンチを入れるリー。金網膠着でブレイク。すぐに正面からタックルに入る手塚だが、リーはすぐ金網際に移動して耐える。ホーン。
手塚はタックルを堪えられているだけだったので、1Rはリー。ジリ貧のパターン。2Rは倒し方を変えて行かないと厳しい。
2R。シングルに入った手塚。得意の潜りを狙うがリーは潰してパウンドへ。潜りから足関へ。膝十字から内回しヒール狙い。リーも必死にディフェンス。潰してバックに回ったリー。手塚は今度はキムラを狙う。立ち上がったリーに対し初めてテイクダウン成功。しかしリーも金網を背にして寝かされない。立った。離れる。リーのハイキックがかすめるが、下を出して挑発する手塚。残り1分。またシングル。堪えるリー。倒せない。ホーン。
2Rも手塚の仕掛けより、それを潰してパウンドを落としたリーに入るか。
3R。金網際でタックルに入ってしまう手塚。ここからほとんど倒せていないが…。結局倒せず離れる。タックルに入った手塚にセコンドが「倒せ」。それが出来ていれば苦戦はしていない…。また膠着。ブーイング。2分切った。ブレイク。パンチからすぐタックルに入る手塚だがまた金網膠着。結局離れる。オクタゴン中央でタックルに入ったが、けんけんして金網際まで移動するリー。膠着のままタイムアップ。
判定三者フルマークでリー。
UFCで勝てるスキルがなかった手塚。いくら打撃では劣勢といっても、打撃戦を捨てすぎ。あれではリーもタックルを待ち構えていればよく、相当なテイクダウン力がなければ倒せない。金網際で倒せないのは1Rの時点でわかったはずなのに、3Rも同じ展開で時間を潰してしまった。2Rの潜りは良かったが…。フライ級でもうワンチャンスもらえたとしても、一度等身大の舞台で作りなおしたほうがいい。
寝業師でも寝技に持ち込めなかった場合打ち合えるだけの打撃か、問答無用でグラウンドに持ち込むだけのテイクダウンのどちらかが必要。まあ手塚も日本ではそれくらいのことは出来たのだが。残念だがUFCは家賃が高すぎた。
リーは特に何をしていたわけでもないが、手塚の攻めを潰しているだけで勝利。