フェザー級。
本当はWECからUFCに移管された初戦で王者ジョゼ・アルドと対戦するはずだったグリスピだが、アルド欠場で代役のダスティン・ポイエーに判定負け。その後もジョージ・ループにKO負け、ハニ・ヤヒーラに一本負けとUFC3戦全敗。まだ24歳だが、さすがにここはリリースがかかる一戦。14勝中、判定はわずかに1試合。
対する地元のオグルは、前回昨年9月のイギリス大会がUFC本戦デビューだったが、アキラ・コラッサーニと接戦の上判定負け。キックボクシング出身のストライカーで、ニックネームは「リトルアックス」だが、尊敬する選手はヴァンダレイではなくクートゥア。
パンチで出て行くグリスピ。組み付くとすぐにテイクダウンしバックマウント。そこから腕十字を狙う。下になったがすぐにオモプラッタへ。三角に切り替え。オグルは持ち上げてバスター。しかし三角のロックが外れない。なんとか腕を腰に回してディフェンスしているオグル。そのままパウンド。金網に押し付けられて身動きがとれないグリスピ。諦めて三角を解いた。クロスガード。下からキムラを狙うがオグルはディフェンス。ホーン。
1Rはオグル。序盤は秒殺で終わりそうな雰囲気すらあったが、グリスピは三角にこだわりすぎた。早めに外して立ち上がりたかった所。Sherdogのジャッジは2者がグリスピに入れてる。
パンチで出て行くオグル。タックルに来たオグルを反り投げで投げるグリスピだが、倒され際に上を取るオグルがバックに。バックについてパンチを入れるオグル。反転したいグリスピだが、たすきで上半身を固められている。上になったオグルがハーフから削る。立とうとしたグリスピにハーフバックからチョークを狙う。入っていないが時間が過ぎていきゴング。2Rもオグル。
3R。オグルがパンチで攻勢。グリスピ疲れてる？オグル、ダブルレッグでテイクダウン。ギロチンに入ったグリスピだが首を抜かれてクロスガードに。レイ＆プレイで削っていくオグル。体を起こしてヒジ。足をさばいてパス成功。脇腹に膝連打。亀になるグリスピ。残り1分。立ち上がることに成功したグリスピだが、すぐにまたテイクダウン。時間がない。タイムアップ。
判定29-28×2、30-27でオグル勝利。1Rはグリスピに入れたジャッジもいたか。リトル・アップセット。グリスピは下からの攻めにも自信があったのかもしれないが、ほとんど潰されて完敗。
