ライト級。
下からの足関や三角で一本勝ちするという、UFCではもはや希少となったファイトスタイルで連勝してきたサスだが、前回はマット・ワイマンにまさかのガードからの腕十字で一本負けで、UFC初黒星。
カスティーリョは前座戦線で3連勝中だったが、前回はマイケル・ジョンソンに逆転KO負け。バックボーンはレスリングで、NAIAではオールアメリカンを獲得。柔術茶帯で一本勝ちも多いが、サス相手ではさすがに組み技勝負はしないか。
大振りのパンチで出たサス。組み付くと飛びつき三角！カスティーリョはバスターから首を抜いて外す。今度は足に絡んでヒール狙い。潰したカスティーリョ。ガードからまた三角を狙うサス。カスティーリョ、パウンドを入れて外すとハーフに。しかしまたガードに戻すサス。下からのプレッシャーが強く攻められないカスティーリョ。立ち上がるとまたサスがヒール狙い。回転してまた上を取るカスティーリョは金網に押し付けるとパウンド。サスは下からヒジ。そしてまたヒール。これも外したカスティーリョ。またインサイドガード。ヒジを落とし。三角。カスティーリョが立ち上がるとヒール。カスティーリョ、ヒールを外してインサイドからパウンド連打。しがみついて凌ぐが今度はヒジ連打。またヒール。ホーン。
1R微妙。仕掛けは多かったサスだが、カスティーリョのパウンド・ヒジの攻勢をとってカスティーリョ。Sherdogのジャッジは割れてる。サスはさすがに仕掛けが読まれてる。
2R。スーパーマンパンチからハイキックを放つサス。カスティーリョのタックルに引きこむ。しかしさすがに消耗しているサス。カスティーリョは距離を作らずパンチ・ヒジを入れる。サス、下から金網を蹴って腕十字！持ち上げてなんとか振りほどいたカスティーリョ。またインサイドガードになるが、レフェリーブレイク。パンチで出て行くサスだが無造作すぎて簡単にタックルをもらう。切るつもりもないのかもしれないが…。サスのガードだが、疲れていて下からプレッシャーがない。カスティーリョパウンド。ハーフから鉄槌連打。ホーン。
2Rは完全にカスティーリョ。サス、下攻めの選手が負けるパターンにはまってる。今まではそれを覆してきて勝ってきたが、さすがに対策されると厳しいか。
飛び込んできたカスティーリョにカウンターのジャブがヒット。サス、今度はむやみに出て行かない。バックスピンキックをボディにヒットさせる。カスティーリョも出て行かない。サスが出た所にカウンターのタックル。成功。いつもはここからがサスタイムなのだが今日は厳しい。カスティーリョパウンド。三角に入りかけるが抜かれる。後半だと汗もあってなかなかかからない。上四方で抑えるカスティーリョ。サイドに移行。残り1分。押さえ込んでるのカスティーリョ。時折ヒジ。固められ動けないサス。時間が過ぎる。立ち上がるがタイムアップ。
3Rはカスティーリョだが、1,2Rに比べて攻撃が少なかったのでホームタウンデシジョンの可能性が残る。
判定30-27×2、29-28のユナニマスでカスティーリョ勝利。今日はおかしなジャッジがいない。
現存する最後の下攻めUFCファイター・サスだが、ついに攻めを潰されての負け。まだ若いし、リニューアルしての再起に期待。
