格闘技徒然草

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★UFC on FuelTV7:第10試合・ジミー・マヌワ vs. シリル・ディアバテ #mmajp

ライトヘビー級。
打撃が強い一方でグラウンドに大穴があるディアバテだが、前回はチャド・グリッグスをチョークで下して一本勝ち。
マヌワはギャングから更正したファイターということで地元イギリスでは知名度が高い選手。12戦全勝というパーフェクトレコードの持ち主で、11KO1一本勝ち。2Rに試合がもつれ込んだのも2回だけ。UFCデビュー戦の前回は、カイル・キングスベリーを打撃で圧倒したが、テイクダウンされると寝技では苦戦。結局、打撃のダメージでTKO勝ちしたが、上位と戦うには不安が残る内容だった。
今回はお互い打撃に偏ったスキルの持ち主同士の対戦。テフナ vs. ジモーのように組み技の力量差で勝敗が決まる可能性もあるが。
プレッシャーをかけるのはマヌワ。強烈なパンチ・ローを打ち込む。パンチをく認めたディアバテだが、膝を打ってきた所でその膝をキャッチしてマヌワがテイクダウン。ハーフ。ディアバテは潜りを狙う。潰したマヌワ。立ち上がるディアバテだがまだ両脇を差しているマヌワ。ディアバテが差し返すと離れる。パンチで出て行くマヌワに対し、ディアバテはテンカオをボディに突き刺す。押し倒したマヌワだが、グラウンドには付き合わず立たせる。パンチで飛び込むマヌワにディアバテは首相撲。ヒジで引き剥がすマヌワ。また飛び込んでヒジ。首相撲からボディに膝を入れるディアバテだがマヌワはテイクダウン。自ら立ってスクートになったところでホーン。
1Rは立っても寝てもマヌワ。あとはスタミナが不安だが。
しかし、インターバル中にディアバテが足の負傷で続行不能に。マヌワは1戦目に続きインターバル中のTKO勝利。アキレス腱あたりを冷やしていたが、アクシデントの負傷だろうか。不完全燃焼な結末にブーイングが飛んだ。
打撃でディアバテ相手に優勢だったマヌワだが、首相撲の対処など、新たな穴も見つかった試合だった。もうちょっと上だと厳しいかもしれない。