格闘技徒然草

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★UFC on FOX7:第4試合・ティム・ミーンズ vs. ホルヘ・マスヴィダル

ライト級。この試合もUFC vs. SF対抗戦。
日本で北岡や小谷を破り、Strikeforceでもギルバート・メレンデスのタイトルに挑戦してフルラウンド判定まで持ち込んだマスヴィダル。タイトル挑戦経験者なのに前半戦出場というのはもったいない扱い。日本やメレンデス戦ではリーチの長さを武器にしていたが、今回はティム・ミーンズの方が長身。
KOTCライト&ウェルター級二冠王のミーンズ。前回は計量当日にホテルのサウナで転倒して欠場という醜態をさらしたが、ミドル級で戦った2010年以来、3年間負けなしで、18勝中13勝がKOの倒し屋。まだストライカーとしての底は見せていないが、マスヴィダルはミーンズ相手に打ち合うのか、テイクダウンに行くのか。
ミーンズのパンチがマスヴィダルのガードの合間から顔面を捕らえる。マスヴィダルのパンチも入るが、ヒット数ではミーンズ。シングルレッグに入るマスヴィダル。そのままバックにつこうとするが、金網を使ってバックに回らせないミーンズ。諦めて離れるマスヴィダル。打撃戦。やはりミーンズのヒットが上。ホーン。
1Rはミーンズ。マスヴィダルは展開を変えたい。
2R。打ち合いからマスヴィダルがタックルへ。テイクダウン成功!インサイドガードからパウンド。ミーンズも下からヒジ連打。蹴って距離をとるミーンズ。スクートからペダラーダがクリーンヒットし、その隙に立ち上がるミーンズ。しかしすぐタックルからテイクダウンを奪うマスヴィダル。インサイドからパウンド連打。亀になるミーンズ。バックマウントを狙うマスヴィダルだがミーンズ立ち上がる。マスヴィダル離さずサバ折りテイクダウン。ガードのミーンズにヒジを落としていく。ハイガードでなにか仕掛けようとしているミーンズだがマスヴィダルがパウンドで攻勢。金網を蹴っての十字や下からのヒジなども狙っていくが、やはり印象は上のマスヴィダルがいい。下からのヒジで額をカットしたが、手数を出してくマスヴィダル。ホーン。
2Rはマスヴィダル。
3R。スタンドでプレッシャーをかけていくミーンズ。左フックがヒット。マスヴィダルも打ち返す。シングルレッグへ。残った足で飛び膝を放ったミーンズだが、マスヴィダルは組み付いて両足に切り替えていくダウン。背中を向けたミーンズのバックに回ろうとしたが金網際で回れず。離れる。またタックル。マスヴィダルテイクダウン成功。ミーンズ、下からヒジ連打。手数では互角以上だが、やはりマスヴィダルのパウンドの印象が良い。またケージを蹴って十字を狙うが防がれている。下からキムラ。そのままヒップスロー!上から三角の形になるが自分からすぐ立ち上がり上を取り直すとヒジ連打!ホーン。
3Rは微妙。上を支配した時間の長さならマスヴィダルだが、ミーンズも下から抵抗していたし、最後の10秒で上を取って攻め返した。コントロールした時間の長さでマスヴィダルか?
三者29-28でマスヴィダル勝利。Sherdogだと三者とも1Rマスヴィダル、3Rミーンズだったので、オフィシャルジャッジも同じかも。
ストライカーのミーンズ、テイクダウンディフェンスはそれほど悪くなかったが、ちょっと下になる時間が長すぎた。下になってもそれほど攻めこまれていたわけではないが、やはり印象が悪い。もっと早めにリカバリーしたかった。