格闘技徒然草

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★ONE FC09:第7試合・レイ・ドーヨーゲン vs. 漆谷康宏

フライ級。
UFCを連敗でリリースされた漆谷がONE FC初登場。相手のドーヨーゲンは10戦全勝で前回ONE FCデビュー。修斗で漆谷としのぎを削ったBJと対戦したが、一瞬打撃で脅かす場面も作ったものの、2Rにギロチンチョークで一本負けしている。
漆谷の顔見せカードであるとともに、フォラヤン vs. シャロルスと同じく、地元のドーヨーゲンが元メジャー戦士に挑むという図式の試合でもある。
フライ級らしくスピーディーな攻防。半身でサイドキックを打っていくドーヨーゲン。蹴りが速い。漆谷はきちんとガード。前に出て組み付くがテイクダウンは奪えず。ドーヨーゲンの打撃がとにかく速い。パンチがちょっと入った。冷静に距離をとる漆谷だが、やや攻めあぐねている。距離を潰してパンチ。金網まで追い詰めてラッシュ。サイドキックで距離を取るドーヨーゲン。ゴング。
互角の1R。
2R。相変わらず半身のドーヨーゲン。漆谷はとにかく接近してパンチを入れようとするが、すぐに距離を取られてしまう。間合いを詰めてテンカオ。ギロチンに抱えた漆谷。膝を入れていく。離れた。漆谷に攻撃は空を切る。もっともドーヨーゲンも遠距離からの蹴りくらいしかヒットしていないが。漆谷も蹴り始めた。下がって距離を取るドーヨーゲン。ゴング。
明確な差はないが、ケージジェネラルシップで漆谷がリードしているように見える。
前に出る漆谷。ドーヨーゲンはひたすら下がり続ける。島田が注意しないのはコーションのルールがないからだろうか。DREAMだったらイエローカード2,3枚出てそうだが。と、ここで島田がストップ。が、ドクターチェックだった。ドーヨーゲンが鼻血。鼻が折れたか?血が止まらない。再開。ドーヨーゲン飛び蹴り。ドーヨーゲンの鼻血が止まらない。またサークリングを始める。蹴り合い。完全にポイントゲームをやりに来ているドーヨーゲン。地元じゃなかったらブーイングが相当出ているだろう。捕まえられずに挑発する漆谷。ゴング。
ジャッジはどう出るか。いずれにしても漆谷は不完全燃焼だろう。
判定。ドーヨーゲン、漆谷、漆谷。スプリット判定で勝利。トータルジャッジだし判定基準が良くわからなかったが、漆谷は負けにされなくて良かった。