格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ONE FC09:セミファイナル・ビビアーノ・フェルナンデス vs. 岡嵜康悦

OFCバンタム級暫定王者決定戦・5分5R。
王者キム・スーチョルの負傷により急遽組まれた暫定王座戦。
王者ビビアーノはONE FCデビュー戦では岡嵜同様修斗で活躍してきたグスタフォ・ファルシローリ(ただし、階級は65kg級)をテイクダウンからの攻めで危なげなく下した。柔術だけでなく、スタンドでの打撃やパウンドも向上していて穴がなくなってきている。
岡嵜は初海外・初国際戦・初金網で、ビビアーノのフィジカルに対抗できるかが不安材料。関西の練習環境で金網対策などもできているのだろうか。
ともに33歳。体格もほぼ同じ。
サークリングする岡嵜にビビアーノはミドルを入れていく。組み付いたビビアーノはテイクダウン。あっさりと上をとった。ハーフ。寝かされる。金網を使って立とうとした岡嵜だがバックに回られる。バックマウント。仰向けになりチョークを狙う。ディフェンスしている岡嵜だがビビアーノが後ろからヒジ。チョーク。がっちり入った。腕が喉に入っているがギリギリで耐えている。外した!しかしまだバックポジションが続く。コツコツ殴っていくビビアーノ。チョークはガードしている岡嵜。最後に上を取ろうとしたがゴング。
バックを取られて何も出来なかった岡嵜。テイクダウンも簡単に取られた。これは厳しい。
ステップワークを使う岡嵜だが、間合いを詰められると下がって金網際まで追い詰められる。そこにビビアーノタックル。なんとか受け止めた。膝を入れ合うとビビアーノの膝がローブローになりタイムストップ。再開。ボディストレートを入れていく岡嵜。リズムがよくなってきた。が、テンカオをキャッチされそのままスタンドでバックにつかれる。正対することに成功。離れた。軽快にパンチを打ち込んでいく岡嵜。リズムが良くなってきた。テンカオ!ビビアーノの右がヒット。岡嵜が前に出てパンチを打ち込んだところにカウンターのタックル。タイミングばっちりでテイクダウン。クロスガードの岡嵜。パウンドを落としてくるビビアーノ。残り1分。ハーフ。蹴って距離を作った岡嵜。スクートに。ゴング。
1Rより動けるようになった岡嵜だが、やはりテイクダウンのプレッシャーが強く、ダメージを与えるパンチが入れられない。
3R。ビビアーノのタックルを切った岡嵜だがそこにパンチ。慌てて距離を取る。サークリングしてパンチを当てていく岡嵜。下がりながらでダメージはない。踏み込んでボディストレートを放ったところで組み付かれテイクダウン。すぐにパスされマウントを取られる。ブリッジするがまたバックを取られる。ビビアーノマウントに移行。岡嵜回転してまたバックに戻る。肩口にヒジを入れていくビビアーノ。残り1分。岡嵜反転!初めて上に。パウンドを落とすが下から腕を掴んで防ぐビビアーノ。ビビアーノ後転して立つ。スタンド。ゴング。
勝機が見えない岡嵜。ベリンゴンのような強力な打撃があれば期待が持てるのだが。
ヒット&アウェイでパンチを入れていく岡嵜だが、ビビアーノの組み付かれる。外掛けテイクダウン。即マウント。反転して亀に。仰向けになりまたバックマウントの状態。ビビアーノチョークもディフェンスされる。パンチを入れながら十字を狙ったが、察知して腕を抜いた岡嵜がまた上に。残り1分。しかしビビアーノの足に阻まれ攻め込めない。スタンドに。ビビアーノの右がビッグヒット。倒しに来たビビアーノ。サークリングして凌いだ岡嵜。ゴング。
岡嵜飛び膝。しかしキャッチされる。離れた。
放送中断…。
再開したらビビアーノがベルトを巻いたところ。
まあメインだけちゃんと見せてくれるならもうそれでいい。
ビビアーノは全く危なげなかった。岡嵜はフルラウンド凌いだのがむしろ健闘したといえるのかもしれないが、最後まで全くノーチャンスだった。ビビアーノ、アジアではもはや敵なしか。王者スーチョルも勝てそうにない。上田がどこまでやれるか。