格闘技徒然草

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★UFC161:第6試合・ジェイク・シールズ vs. タイロン・ウッドリー

ウェルター級。
元Strikeforceミドル級王者シールズ。UFCに来てからは戦績も振るわず、勝ちも地味な判定勝ちで(これは元からか)、インパクトは残せていない。前回ミドル級に階級を戻したが、再びウェルター級に落としての試合。
相手のウッドリーもD-1レスラー。タレック・サフィジーヌやポーリ・デイリーを破りStrikeforceウェルター級王座決定戦に出場したものの、ネイサン・マーコートに敗れている。
腕がぶっといウッドリー。シールズがまずジャブ・ローで攻める。ウッドリーの強烈なローで足を払われるシールズだがすぐ立つ。ウッドリーの左ミドルをキャッチしたシールズ。テイクダウンを狙うもウッドリーが金網に押し付ける。膝とパンチの入れ合い。四つで膝の入れ合いになったところでレフェリーブレイク。またジャブで先手を取るシールズ。手数ではシールズ。時折強烈なパンチを返すウッドリー。パンチからシングルに入ったシールズ。ウッドリーこらえて金網膠着。また膝とパンチの入れ合い。ホーン。
1Rは手数でシールズ。この展開がずっと続きそうな予感がするが、1Rを落としているウッドリーは展開を変えないといけない。と思ったがSherdogは2者ウッドリー、1者シールズで割れてる。両者自分が勝っていると思って同じ展開が続く流れになってしまうかも。
2R。またローでシールズを転倒させるウッドリー。組み付いてシールズ。外掛けテイクダウンを狙うがウッドリーこらえた。またまた金網膠着。がぶったシールズ。ウッドリーは膝をついて顔面への膝を防ぐ。シールズは肩口に膝。立ったウッドリー。引き剥がして離れる。残り90秒。ウッドリーのスーパーマンパンチ。タックルに入るシールズ。するとまた金網膠着。そして膝の入れ合い。残り15秒でレフェリーブレイク。ホーン。
スタンドの手数はシールズ、有効打はウッドリー。どちらも明確にポイントは取れていないが、自分が勝っていると思ってしまっているパターンか。Sherdogは2者イーブン、1者ウッドリー。差のつけようがない。
3R。打撃から組み付いたシールズ。やっぱり金網膠着。レフェリーブレイク。ジャブ・ミドルを入れていくシールズ。四つで膝の入れ合い。金網際でもないのにブレイクがかけられる。今日はじめてのカナダ勢が絡まない試合とあって、観客も容赦なくブーイングを入れていく。シールズの右ハイにバックブローを合わせたウッドリー。ダメージはないか。また膠着。ブレイク。ジャブを入れていくシールズ。タックルは切られる。ウッドリーが金網に押し込んでアッパー。ホーン。大ブーイング。
27-30,29-28,29-28のスプリットでシールズ勝利。
ダナ・ホワイトは「ウッドリーが勝利を盗まれた!」とご立腹だが、1R微妙な内容なのに展開を変えない時点でギャンブルに身を委ねたのと同じ。「タックルを仕掛けたシールズ」「タックルを防いだウッドリー」どちらにポイントを入れるかは難しい。