格闘技徒然草

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★UFC162:第9試合・ティム・ケネディ vs. ホジャー・グレイシー

ミドル級。ともにStrikeforceからの移籍初戦。
グリーンベレーに配属され中東でも戦ったことがあるケネディ。Strikeforceではミドル級タイトルマッチに挑戦したこともあるが、王者ホナウド・ジャカレイに5R判定負け。その後、再び実績を積んで今度はルーク・ロックホールドのタイトルに挑戦するもまたも判定負け。バックボーンは軍隊格闘術。また、日本の古流柔術の黒帯も持っている。
UFC4人目のグレイシーとなるホジャー。柔術ADCCの両方で最重量級と無差別級を制した実績を残し、25歳で総合に転向。しかし、試合交渉が難航し、戦極では1戦のみ。2年のブランクが開いた後、戦績わずか2戦でStrikeforceと契約した。Strikeforceでは打撃の向上も見せたが、キング・モー戦で1RKO負け。総合初黒星。次の試合からミドル級に転向した。転向後は2連勝。
今日の会場は王者アンデウソンの応援をするためか、ブラジリアン応援団が多い。チャントでホジャーを後押し。
組み付いたホジャー。テイクダウンするとバックに回る。首をホールドしているケネディ。首を抜かれると反転して向き合うことに成功。4つからテイクダウンを狙ったケネディだが離れた。組み付いたホジャー。押し込んで金網に。ダブルレッグに切り替えてテイクダウン。バックに回ると仰向けにして四の字ロック。残り1分。チョークを狙うホジャーだがケネディはディフェンス。ホジャー肩固めを狙ったが、ケネディ反転して上に。パウンド。しかし組み付いて防ぐホジャー。ホーン。
1Rはホジャーだがダメージはない。
2R。関節蹴りを見せるケネディ。リーチで勝るホジャーはジャブを打ち込む。組んで押し込んだケネディ。テイクダウン。やや腰が軽いホジャー。亀になるとケネディパウンド。けっこう強いパウンドが入っている。バックマウントを狙ったが足のフックを外したホジャーが前転して逆にバックを狙う。ケネディ反転するがホジャー立ち上がりスタンドへ。また金網に押し込むケネディ。お互い体を入れ替えてテイクダウンを狙うが、倒したのはやはりケネディ。ホジャーはハーフ。フルガードに戻したが下からホールドしている。レフェリーブレイク。ホジャーちょっとお疲れ。ケネディが前蹴りとパンチで攻め込む。組み止めたホジャーだがケネディが金網に押し込んでパンチ。ホーン。
2Rはケネディ。ホジャーはだいぶ消耗している。
3R。手が出ないホジャー。ケネディはローで牽制。組んだホジャーだがスタンドでバックをとられる。アームロックを狙ったホジャーだがケネディは離れる。ホジャータックル。ここで倒せるかが勝負。一度こかしたがケネディすぐにリカバリー。ケネディが逆に押し込んだ。会場はウェーブ。退屈な試合への抗議か?そんなにつまらなくはないが。ブレイク。勝つためには出なければいけないホジャーだが棒立ちのまま残り1分。全く手が出ないホジャーに対しケネディはパンチから組み付いて金網に押し込む。ヒジを入れるケネディに対しホジャーは抱えるだけ。ホーン。
30-27×2、29-28でケネディ勝利。1Rケネディも2人というのはどうか…。
ホジャー、最後はスタミナ切れだが、2Rも簡単にテイクダウンを取られるなど、まだ穴が大きすぎる。このままだと遠からずリリースの危機が訪れるだろう。