格闘技徒然草

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★UFC on FOX9:第1試合・ダレン・ウエノヤマ vs. アルプ・オズキリック

フライ級。
ジョン・モラガ欠場により、初参戦のオズキリックが代役出場。
DREAM・DEEP・修斗ファイターのウエノヤマ。日本人との対戦も多く、所・宮下には敗れたが勝村には勝利し、UFCではKIDを破っている。少し前まではランキング10位だったが、アリ・バガウティノフのランクインによって押し出されノーランカーに。
UFC初参戦のオズキリックはMMA8勝1敗。レスリングベースで、今年5月には元WECファイターでDREAMバンタム級GPでは所・今成を破って準優勝したアントニオ・バヌエロスに30秒TKO勝ちしている。大学時代にはJUCO(短大)で2度のオール・アメリカンを獲得。また、生まれはトルコで、グレコのトルコ王者にもなっている。トルコ生まれの選手としてはUFC初出場。TUF18フィナーレに出場したジョシュ・サンポとは同門で親友。
柔術ファイターのウエノヤマはまずオズキリックをテイクダウンできるかどうかが勝負になるか。
PRIDEのテーマで入場するウエノヤマ。
ジャブを打っていくオズキリック。ウエノヤマシングルレッグ。ギロチンの体勢で凌いでいたオズキリックだが寝かせるウエノヤマ。オズキリック腕十字からオモプラッタへ。決まらないがそのまま立つ。ウエノヤマはそのまま組み付いてまたテイクダウン狙い。今度は切られるが引き込むウエノヤマ。オズキリック自ら立ってスタンドへ。パンチからまたタックルに入ったウエノヤマだが、受け止めたオズキリックが逆にテイクダウンして上に。ウエノヤマのガード。下からの仕掛けを警戒して密着したままヒジを入れるオズキリック。パウンドを落として立つ。ホーン。
1Rは上になっていた時間の長さとパウンドでオズキリック。スタンドで戦いたいオズキリックと寝技勝負したいウエノヤマという構図。
2R。仰向けに転がって足を取りに行く今成ムーブを見せるウエノヤマだが切られた。またシングル。潰されて引き込む。潜りを狙うがフルガードに。パウンドを落として離れるオズキリック。スタンドで前に出たところでオズキリックのパンチがカウンターでヒット。またタックル。切られて引き込み。密着しながらコツコツパウンドを入れていたオズキリックだがブレイク。またタックル→切られて引き込みのウエノヤマ。付き合わないオズキリック。フェイントもないタックルで当然切られるがすぐ引き込み。下からの仕掛けを狙っているがオズキリック警戒している。またスタンド。ホーン。
2Rもオズキリック。タックル→引き込みからの攻めが通用しないウエノヤマ。今時引き込み主体はオールドスタイルすぎる。
3R。オズキリックのパンチがヒット。ウエノヤマはカウンターの膝をヒットさせる。組み付いてきたオズキリックにムエタイクリンチからの膝連打。外せないオズキリックだがテイクダウン。下から殴るウエノヤマ。ラバーガードから仕掛けるが立たれた。ウエノヤマニールキック。ガードされた。オズキリックのアッパーでバランスを崩す。パンチをもらって引き込むが当然付き合わないオズキリック。タックルからまた引き込む。寝技だけならウエノヤマが上だがオズキリックはがっちりディフェンス。立たれた。オズキリックのパンチがヒット。そのまま組み付いてテイクダウン。何もせず立つ。残り30秒。バックブローを見せたウエノヤマだが不発。オズキリックがパンチで追い込みタイムアップ。
判定30-27オズキリック、29-28ウエノヤマ、29-28オズキリック。スプリットでオズキリック勝利。
3Rウエノヤマはあるかもしれない。しかし1Rは大差ではなかったが寝ても立ってもオズキリックだったのでは。ウエノヤマに入れたジャッジは不可解。
オールドスタイルすぎるウエノヤマ。打撃もテイクダウンも勝負できない寝技師は今のUFCでは厳しい。オズキリックはパンチは強そうだったがウエノヤマのスタイルが極端すぎるのでUFCで通用するかはまだ未知数か。